AfterShokzから1万円以下の骨伝導ヘッドフォンOpenMove。ランニングに最高
- 2020年09月18日
骨伝導ヘッドフォンに、価格破壊の波が来た
骨伝導ヘッドファオンのAfterShokz(アフターショックス)は代を重ねるごとに音質を向上させ、コンパクトになり、デザインも良くなってきている。
初期の頃は、やっぱり普通のヘッドフォンと違って音質はガマンせざるを得ないかと思っていたが、Aeropexあたりになると本当に素晴らしい音になっていた。
しかも耳の穴をふさがないというのは、日常的にかなりのメリットがある。ランニングでも周囲の音が聞こえて安心だし、たとえば会社で仕事中に使っていても、周囲の人に呼びかけられたらすぐに反応できる。IngressやPokémon GoのようなGPSゲームで街を歩いている時でも、安全性が高い。
ただし、最新モデルのAeropexは1万8180円(税別)と、音質がいいとはいえ、安価ではなかった。
しかし本日(9月18日)発売の OpenMove(オープンムーブ)は、9090円(税別)と、税込みでもギリギリ1万円を切る値段となっている。
価格半額なのに、音はほぼそのまま
フラッグシップモデルの約半分という価格を実現しながら、音質的にはほぼ変わらない。少なくとも、筆者の耳(?)では違いは感じない。ただし、オーディオチップにはグレードの差があるそうなので、違いの分かる人だと違いを感じるのかも。
いずれも過去のモデルより低温の響きも高音の伸びも良好で、骨伝導だから音質は諦めなければならないという領域にはない。
耳に差し込まないかわりに、チタンのバンドで後頭部を回ってフィットするので、相当激しくランニングしてもズレることがないのが魅力だ。唯一Aeropexに劣ると感じるのが、充電コネクターを持つが故の防水性能の差だ。
Aeropexは専用マグネット式コネクターを使ってるので、水洗いできるレベルの防水性を実現していて、それがとても便利。ジョギングから帰った時に、Apple Watchと一緒に洗えるのが素晴らしいと感じていた。
が、むしろ、違いはそれだけといってもいい。価格が半額なら、こちらを選んでもおおいに満足できると思う。
(村上タクタ)
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PROFILE
flick! / 編集長
村上 タクタ
デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。
デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。