Open Network Labの21期デモで体験した、oViceというサービスが面白かった
- 2020年10月21日
新しいサービスが芽吹く瞬間
Open Network Labはデジタルガレージがやっている、スタートアップの支援プログラム。3カ月ごとにスタートアップを募集し、メンタリングなどの支援をし、出資者を集め、ユニークなアイデアを持つスタートアップが世に出るための支援をする。
1カ月目はアイデア検証と、課題検証、2カ月目はソリューション検証とプロダクト開発、3カ月目は顧客獲得とプレゼン練習という段取りになっているらしい。
協賛している企業からもいろいろな支援も受けられて、たとえば本来高価なクラウドサービスが自由に使えたり、解析ツールを使わせてもらったり、協賛企業が持つアセットを使わせてもらったりするらしい。
ここから成長したスタートアップは数多く、giftee、SmartHR、Cansellなども、このOpen Network Labから始まったサービスだ。
今回プレゼンされたサービスは以下の6つ。
最優秀賞に選ばれたしたのは、Oh my teethという歯科矯正をテクノロジーで安価に継続しやすくする……というサービス。
コミュニケーションサービスのoVice(オヴィス)や、サイクリング仲間のマッチングアプリSporraも面白かった。
Sporraはすでにある程度普及してるらしく、自転車マニアになりつつある筆者の息子は「知ってる」と言っていた。
リモートでのコミュニケーションとしてoViceが面白い
oViceは会社を模した地図の上で、自分のアイコンを動かしてコミュニケーションするサービス。
懇親会が、このoVice上で行われたので参加してみたが、アイコンが遠ざかると話は聞こえなくなり、近づくと聞こえる。他の人がしている話をぼんやりと聞くこともできるし、積極的に誰かに近寄って話すこともできる。
1対1などグループにして会話すると、ご覧のようにビデオ通話も可能で、今回でいえば特定の展示ブースに行って話を聞いたり、懇親会の最初の挨拶は特定の人の話を全員が聞く……というようなこともできて、面白かった。
グループのミーティングなどはZoomなどのビデオ会議でまかなえることは分かったが、大勢の社員の中での斜め掛けのコミュニケーションが難しい。このサービスはそのあたり解決してくれるかもしれない。
リンクを貼って置くので、興味のあるサービスがあれば、ぜひご覧になってみていただきたい。
Asovivit——ずっと夢中になれる遊びを
https://st.asovivit.com/
parnovi——ペットサービス探しのコミュニティSNS
https://parnovi-work.studio.site/
oVice——コミュニケーションを促進するバーチャルスペース
https://ovice.in/ja/
theLetter——あなたの知見をニュースレターで
https://theletter.jp/
Oh my teeth——自宅で歯並び直しませんか?
https://www.oh-my-teeth.com/
Sporra——サイクリングのモチベーション
https://sporra.cc/
(村上タクタ)
SHARE
PROFILE
flick! / 編集長
村上 タクタ
デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。
デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。