アップル macOS 11 Big Surを一般向けに公開。20年ぶりのメジャーアップデート
- 2020年11月13日
想像以上に使用感は違う
アップルが、macOS 11 Big Surを公開した。
OSのバージョンの一番上のケタが進むのは、2000年に登場したMac OS Xの最初のパブリックベータから数えて実に20年ぶりのことになる。
ここのところ、macOSのアップデートは毎年秋の恒例行事になっているが、今回のアップデートはかなり大規模なもので、動かなくなるアプリやドライバーもあるので、慎重派の人は自分が使ってるアプリが問題なく動作するかどうか確認してからアップデートのこと。
みなさんが、想像している以上に、デザインは根本的に見直されており、ユーザーインターフェイスも変わった感じがするはずだ。
細部に至るまで、論理的にデザインされ、アイコンなども新設計。フラットデザインに透明感を組み合わせたような新デザインは実に快適だが、新しいモノに拒否反応を示したり、批判的になったりするタイプの人には辛い環境かもしれない。
いずれにしても、M1 MacはmacOS 11 Big Surでしか動かない
macOS 11 Big Surへの移行が冒険なのは、もちろん根本的にはアップルシリコン、つまりM1 Macに移行していくためのOSだからだ。
macOS 11 Big Surはインテル上と、アップルシリコン上の両方で動くように作られている。そのため、深い部分で構造が変わっており、またこれを機にUIも大きく変更されている。
更新されいないタイプのアプリやドライバーは動作しなくなるものがあるだろうし、M1版のBig Surに移行するとParallels Desktopは動作しない。
しかし、macOS 11 Big Surへの移行はいずれ渡らなければいけない橋なのだ。
一番に渡って、早く新しい環境に橋頭堡を作るか、なるべく慎重にゆっくりと渡るかの違いはあるけれども。
macOS 11 Big Sur
https://apps.apple.com/jp/app/macos-big-sur/id1526878132
(村上タクタ)
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PROFILE
flick! / 編集長
村上 タクタ
デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。
デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。