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新しいMacのOSは、外見も内部構造も激変なので注意!【macOS 11 Big Sur】

macOS 11 Big Surにアップデートすべきか?

2020年11月13日、Appleは最新のMac用OS『Big Sur』(ビッグサー)を公開した。

大急ぎで、インストールした人もいるようだし、新しいOSは不安だとインストールを慎重に避けている人もいるようだ。

フリック!編集部としては、常に新しいものを体験したいと思っているが、かといってトラブルが頻発するのも困る。この新しいBig Surをインストールべきかどうか、悩んでいる人も多いと思うので、参考情報をお伝えしたいと思う。

なぜ、今年のOSの変化が大きいか?

macOS 11 Big Surは、2000年にパブリックベータが公開されたMac OS Xから、20年ぶりに更新されるメジャーアップデートである。1984年のMacからOSのカウントアップは始まっており、私がMacに初めて触れた1992年頃はSystem 6.0.7が一般的だった。

その後、OS 8やOS 9を経て、UNIXをベースとしたOS Xへとジャンプアップしたのが2000年というわけだ。

Mac OS Xは、従来のOS9と同じMacというハードウェア上で動くことを前提にしてはいたが、サーバOSとして作られた強固なUNIXベースのシステムに移行することで、「爆弾が出てばっかり」と言われたMacの安定性を飛躍的に向上させ、セキュリティ的にも堅牢なものにすることができたのだ。

Appleが今回macOS 10.15まで来ていたバージョン番号を一度切り上げて、『macOS 11』としたのは、この時と同じぐらい大きなジャンプアップをするぞ! という決意表明でもある。

インテルMacとApple Siliconの両方で動くように作られたBig Sur

何がそこまで違うのかというと、このBig Surはこれまで14年間使ってきたインテルのCPUで動くと同時に、iPhoneやiPadで使われているAシリーズのチップセットと同じく自社開発したApple Siliconでも動作する、つまりふたつのチップセットの上で同じように動くように工夫されているのだ。

ひとつ前のmacOS 10.15 Catalinaでは、32ビットアプリが動かなくなって、64ビットアプリのみとされていたので、そういう意味では徐々に準備が進んできていたといえるが、やはり内部でこれだけ大きな変更が前提になると、古いアプリやドライバーで動かなくなるものは発生する。

アップルはかなり以前から、この変更を告知していたし、6月のWWDCではこれに対応するために、どうすればいいのか多くの情報を提供していたが、それでも、もはやアップルのソフトウェアコミュニティに存在しないエンジニアや、開発が中止されたハードウェアのドライバなどに関してはアップデートが提供されない可能性は高い。

Big Sur移行のメリットとデメリット

とりまとめると、Big Surへにアップデートするメリットとデメリットはこういう具合。

メリット
・最新デザインの美しいOSを使うことができる
・Apple Silicon移行への準備を進めることができる
・最新バージョンの方がセキュリティ的に安全

デメリット
・動かないドライバや、アプリがあるかもしれない

ということになる。

モリサワのTypeSquare Managerや、シグマのRAW現像ソフトは現在のところ動かない

では、具体的にはどのようなトラブルがあるのだろうか?

筆者がインストールして最初に立ち上げた時はこんな感じだった。

ブロックされた機能拡張があるとか、パスワードをあらためて入れととか、動かないアプリがあるとか、いろんなメッセージが出る(だからアップデートは十分に時間がある時に!)。

しかし、致命的なものはそう多くはない。最近は使っていないアプリケーションが動かないと言ってきたり、古い(すでに持っていない)プリンターのドライバーが動かないとか、そういう感じ。

実は筆者は、6月からBig Surのベータ版をちょこちょこと使ってるが(メイン環境としては使っていない)、大きない問題はおきなかった。

それでも多少の問題は発生する。

たとえば情報が入ってる中では、モリサワのTypeSquare ManagerはBig Surでは動かないし、シグマのRAW現像ソフトも動かないようだ。

MORISAWA BIZ+「macOS Big Sur(11.0)」へのアップグレードに関するご注意
https://www.morisawa.co.jp/about/news/5235
macOS 11.0.1 Big Sur の対応について
https://www.sigma-photo.co.jp/new/2020/11/16/5551/

(上記は、変化があれば追記、訂正していきます)

他にも同様なケースがあるかもしれない。仕事のワークフローに絶対に必要なアプリケーションがある場合には、よく確認してからアップデートするように心がけたい。

不安がないなら、美しいBig Surを使ってみよう

とはいえ、新しいOSは未来だ。

今、OS9や、Power PCのMacを使ってる人がいないように、いつかは新しいOSに移行しなければならない。

筆者は、半年前からサブの環境で、macOS 11 Big Surを使ってるが、もう使ってないいくつかのアプリが動かないと言われた以外は問題ないと思っている。

フラットで清潔感があり、かつ透明感があって使い心地のいいmacOS 11 Big Sur。昼と夜に大きく雰囲気が変わるのも面白い。

そういえば、デスクトップピクチャーもいつもよりたくさん入っている。シリコンバレーより100kmほど南にある辺鄙な海岸線、『Big Sur』をモチーフにしたデスクトップもたくさん入ってる。

また、時間によって、昼、夕、夕闇、深夜……と、美しく変化していくダイナミックデスクトップも増えている。ぜひお試しを。

 

macOS 11 Big Sur
https://apps.apple.com/jp/app/macos-big-sur/id1526878132

(村上タクタ)

出典

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PROFILE

村上 タクタ

flick! / 編集長

村上 タクタ

デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。

村上 タクタの記事一覧

デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。

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