4年半経っても悩ましい、MacのThunderboltポートの話と、記事執筆の難しさ
- 2020年12月01日
Thunderbolt 3をフル活用しないまま、Thunderbolt 4へ
USB-C、Thunderboltポート関連の話をオープンな記事として書くのは難しい。ので、有料記事で書こうと思う。
これらは仕様として非常にややこしいことになってしまっているので、分かりやすく書くと詳しい人に説明不足だと叱られるし、極力詳しく書こうとすると、非常に複雑になって分かりにくいのだ。有料記事なら、そのあたりの前提をご理解いただいた方だけにお伝えできる。
2016年のMacBook Proから(正確には2015年のMacBookのUSB-C採用の方が先だが)、アップルは基本的にUSB-Aコネクターを廃して、USB-Cコネクターを使ったThunderbolt 3の採用へと舵を切った。しかし、4年以上立った今でも、USB-Aを完全には過去のものになっていないし、USB-C/Thunderbolt 3を取り巻く環境はさらに複雑なものになっている。
さて、みなさんUSB-CとThunderbolt 3について正しく説明できるだろうか?
とても簡単に言うと、USB-Cはコネクターの形状。
そして、このコネクターをどう使うかという、データー通信の規格がUSB 3.0とか、USB 3.1 Gen 2とかいう名称でかぶさってくる。さらに、電源として使うとUSB-PDという規格もある。
そして、Thunderbolt 3はそれらを包括した仕様の名称。
これは以前にも書いたので、こちらを参照していただきたい。
Thunderbolt 3と USB-Cに関する、知っておきたい面倒な真実
http://blog.sideriver.com/flick/2017/01/thunderbolt-3-u-9f42.html
さて、上記を読んでいただいたという前提で話を進めよう。
この上に、さらに新しい仕様が乗っかってくるのである。
アップルのサイトをご覧いただきたい。新しいM1のMacBook Airのポートには、Thunderbolt / USB 4ポートと書いてある。なんだ? それは……というのが今回のテーマである。
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PROFILE
flick! / 編集長
村上 タクタ
デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。
デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。