HHKB尊師スタイル派必携! 近日発売のバード電子『HHKB接続 TypeCケーブル』を試した
- 2021年01月04日
パソコンの上にHHKBを載せて使う『尊師スタイル』
『HHKB』とは、至高の打鍵感を提供してくれるPFUの高級コンパクトキーボード『Happy Hacking Keyboard』のこと。筆者はそのエバンジェリストに任命いただいたので、日々このHHKBの素晴らしさを全世界の人々に伝えるべく頑張っている(https://happyhackingkb.com/jp/evangelist/)。
尊師スタイルの『尊師』とは、例の怪しげな新興宗教の尊師ではなく、高名なプログラマーであるリチャード・ストールマン氏にちなんだもので、パソコンのキーボードの上にHHKBを置いて入力スタイルのことを言う。
外付けディスプレイなどを使わない単体仕様の状態でも、HHKBの打鍵感に酔いしれないというマニアックなスタイルで、バード電子から発売されているキーボードブリッジ(https://www.pfu.fujitsu.com/direct/hhkb/hhkb-option/detail_pz-kbbrg.html)を使うことで、本体のキーを押してしまうことなくMacBookシリーズなどの上にHHKBを置いて使うことができる。
常に繋がっている安心感
たいていの場合、最新型のHHKBはBluetooth経由で接続するが、どうせ本体の上に置いて使うなら、ダイレクトに有線接続して使うのも手だ。有線接続してしまえば、Bluetooth接続の手間はないし、電波状態がよくなくても安定した打鍵を続けることができる。
そのためだけに、開発されたのがバード電子の『HHKB接続 TypeCケーブル』。実にマニアックだが、かゆいところに手が届く素晴らしい製品だ。
発売は1月20日前後ということだが、バード電子の斉藤さんから「ちょっと使ってみて」と、お預かりしたので、使用感をレポートする。新製品のテストもエバンジェリストの使命だ。多分。
長さ40cmで、片側がL字型なのがミソ
長さはわずか40cm。50cmぐらいのケーブルは数多いが、40cmのケーブルはあまり見当たらない。尊師スタイルで使う時は最低限の長さがあればこと足りる。シンプルisベスト。余計な長さは不要だ。ケーブルの被覆はナイロン編みでクオリティ感が高い。
また、片方のコネクターがL字になっているのが非常に重要なポイント。これにより、HHKBの背面のポートに接続しても、ディスプレイに当たることがない。実はここがL字のコネクターでないと、実際には尊師スタイルでの有線接続は不可能なのだ。
ちなみに、HHKBは『Fn+Ctrl+1〜4』のショートカットキーで、Bluetooth接続した4種類のデバイスを選ぶことができるが、『Fn+Ctrl+0』で、USB-Cケーブルで有線接続したデバイスを選択することができる。
これだけ短くて便利なUSB-Cケーブルだと、いろいろ転用を考える人も多いと思うが、基本的にはHHKB向け専用。仕様としてはUSB 2.0で、3A。ディスプレイの接続や、高速なデータ転送、大電力の接続には向かない。
価格は1200円(税別)。発売は前述の通り、1月20日頃のはず。たぶん、例によってバード電子のストアと、PFUダイレクトで販売されると思う。
写真のケーブルバンドはB-Shop限定。2本セット、3本セットも用意されるという。
HHKBを尊師スタイルで使う人にとっては必需品だ。
(村上タクタ)
SHARE
PROFILE
flick! / 編集長
村上 タクタ
デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。
デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。