iPhoneの『おやすみモード』と『睡眠スケジュール』の違いを理解して使いこなそう
- 2021年03月18日
目覚ましが鳴るのは、『おやすみモード』『睡眠スケジュール』どっち?
iPhoneを使ってると『おやすみモード』と『睡眠スケジュール』という用語が出て来て混乱したことはないだろうか?
ダッシュボードにも両方存在する。「意味が分からないよ!」と思う人が多いはず。
『おやすみモード』は設定に制御できて、通知のコントロールを行う。
対して『睡眠スケジュール』は、ヘルスケアアプリの中に存在して、健康観点からの睡眠のスケジュールを司っている。
『Do Not Disturb』を『おやすみモード』と訳したのが失敗
実は、『おやすみモード』は英語設定見ると『Do Not Disturb(邪魔しないで)』となっており、ホテルのドアにかける『Do Not Disturb』の札的な役割を果たすもの。つまり、かならずしも寝てるとは限らず、仕事に集中するとか、リラクぜージョンのために通知を切るとか、そういうために使う機能。
言うまでもないが、現代人は通知に追いまくられている。
夜寝ようとしたら来たメールの通知が気になったり、運転中に来たメッセージの通知に気を取られたという人も多いだろう。また、仕事の種類によっては、仕事にフォーカスするために1時間ほど通知を切った方がいいこともあるだろうし、会話中に通知にチラチラと目をやるあなたに、配偶者や恋人が気分を害しているというシーンもあるだろう。
睡眠時だけではなく、そういう通知からあなたを解放してくれるのが、『おやすみモード(本来の意味はDo Not Disturb)』の機能だ。毎日、決まった時間に設定しておくこともできるし、コントロールパネルの月のマークを押して設定することもできる。
『1時間』『明日の朝まで』『この場所(Home)から出発するまで』などの選択肢があるから、それぞれ使い道をイメージできるだろう。
「でも、完全にシャットダウンするのは不安」という人は、特定のリストの連絡先から来た電話だけは受信するとか、同じ番号から複数回かかってきたら(緊急事態かもしれないから)受信する……とかいう設定もあるから安心して活用いただきたい。
健康のために『睡眠スケジュール』で睡眠の管理を。目覚ましにも使える
『睡眠スケジュール』は、ヘルスケアアプリの中に設定がある。
起床時にアラームをかけられるのはもちろん、就寝時間の1時間前になったら、リラックスして睡眠の準備をするように通知してくれたりもする。
また、曜日ごとに違う時間に設定することもできるので、週末は少しゆっくり寝るとか、起床時にアラームを鳴らさない……などの設定も可能。
筆者は、夜のプライベートな時間になったら、『おやすみモード』を動作させ、通知を見ないことにしている。
また、寝る時間は『睡眠スケジュール』で管理している。なかなか、設定した時間に寝ることはできないが、Apple Watchを使ってると、だいたい正確に睡眠時間を記録してくれるし、朝には振動で起こしてくれる(ので、家族を起こさなくてすむ)。
ぜひ、『おやすみモード』と『睡眠スケジュール』を使いこなしていただきたい。
(村上タクタ)
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PROFILE
flick! / 編集長
村上 タクタ
デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。
デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。