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iMacを選ぶなら17万7800円のBetterモデル。最廉価モデルはお勧めしない

3つの選択肢、あなたならどれを選ぶ?

あまり多くの選択があると迷って決められなくなる。極端にいいのも悪いのも選びにくいから、人は中庸を選ぶ……というリクツに基づいて、ウェブのApple Storeはたいてい『Good』『Better』『Best』の3つの仕様が用意されている。

時には、一番安いモデルがお買い得の時もあるし、中間モデルがベストの時もある。

今回のiMacの場合は、圧倒的に後者で、最廉価モデルにはパッと見では気付かない仕様ダウン部分がいくつもある。一見、GPUが8コア→7コアになっているだけに見えるが、そうではないのだ。

最廉価モデルと、Betterモデル。どこが違うのか?

リスト化するとご覧の通り。
価格は最廉価モデルが15万4800円(以下すべて税込)。中間モデルが17万7800円。2万3000円の差だが、それ以上のスペックの違いがある。順を追って解説しよう。

GPU8コア→7コア

5nmプロセスで作られるM1チップは、8コアで作られているが、製造上不良のあったコアを停止した仕様のモデルを7コアとして出荷することで歩留まりを上げている。いわばお買い得品。実際に、ベンチマークテストを行っても、7コアの方が大きく劣っているという結果は出ない。よほど、シビアにスペックを気にしない限り、7コアモデルを買っても問題はない。

Thunderbolt 4×2のみ(USB-Cなし)

背面のポートが、Thunderbolt / USB 4ポート×2のみとなる。Good以上のモデルにはさらにUSB-Cポートが2ポート設けられる。アダプターを買い足すことで解決する問題ではあるが、どうせ買うなら上の仕様を買う原資にした方がいいと思う。やはり2ポートでは不便だ。

7→4色

最廉価モデルを買うと、イエロー、オレンジ、パープルの3色は選べなくなる。それらのモデルに魅力を感じないのなら、別に問題ではない。どちらにせよ買えるのは1色なのだから。

Touch IDなし

キーボードのTouch IDが省略されている。これは大きな便利ポイントなので、もったいない。指紋認証した人のユーザーアカウントでログインしてくれる便利さを知ると、家族の複数の成員で利用するのなら、Touch IDが付いていた方が絶対便利。ちなみに、ウェブのApple Storeなら5000円追加することで、Touch ID仕様を選ぶこともできるようになる。さらに3000円足すとテンキー付きになる。

しかし、ここでお金を足すなら、最初からBetter以上のモデルを買った方がお得。

Gigabit Ethernetなし

目立たないポイントなのだが、電源アダプターに設けられるというLANポートが省略されている。有線接続しないなら関係ないが、通信速度が必要な昨今、あると嬉しいポートではある。オプションで追加する場合は3000円。

私ならこれを選ぶ!

いかがだろう? 意外と差が大きくて、これなら2万3000円出してでもBetterモデルを選んだ方がいい……と思われるのではないだろうか?

もっとも、M1を搭載している限り性能にはまったく問題がないわけで、ご自身が気になる点がないならGoodモデルにしても問題はない。納得できるかどうか、よくご確認を。

筆者なら、512GBのストレージを持つBestモデル(19万9800円)にする。VESAマウントモデルにして、フローティングマウントで備え付けたい。宙に浮く薄いカラフルなモニター……って魅力的だと思うのだ。

(村上タクタ)

(最新刊)

flick! digital 2021年6月号 Vol.116
https://funq.jp/flick/magazines/20161/
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PROFILE

村上 タクタ

flick! / 編集長

村上 タクタ

デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。

デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。

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