子供のいる家庭には必須のプロジェクター【ASUS Zen Beam Latte L1】
- 2021年08月30日
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ASUSならではの、良好な品質の製品
9月3日発売の、ASUSのZen Beam Latte L1をひと足先に試させていただいた。
わが家のような狭小住宅に大画面はそぐわない……と思って、実はプロジェクターにはあまり興味がなかったのだが、ASUSのZen Beam Latte L1を試してみて意見が変わった。
これは便利だし、ワクワクする。特にお子さんのいらっしゃるご家庭には必須なのではないだろうか?
ASUS Zen Beam Latter L1
https://www.asus.com/jp/Displays-Desktops/Projectors/Portable/ZenBeam-Latte-L1/
ご存知のように、ASUSは台湾のスマホ、PCブランド。実際に製品に触れてみるとクオリティは、アップルと同等といえるほど上質だ。また、製品展開のバリエーションも広く、スマホやPCのみならず、ディスプレイ、Wi-Fiルーター、プロジェクターなども販売している。
このZen Beam Latte L1は、同社のプロジェクターのラインナップで、もっとも小型の製品として企画されたもの。名前の表わす通り、そのサイズ・形状はカフェラテの入ったマグカップぐらい。重さもちょうどそのぐらい(約585g)。
カジュアルなファブリックに包まれたボディは持ちやすく、家庭に馴染みやすい。カーブを描くファスナーを持つケースの他、ストラップ、リモコン、HDMIケーブル、電源アダプターが付属する。価格は5万6520円(税込)。
夜に家庭に楽しむには十分な輝度
投影できる映像は1280×720ドット。コントラスト比は400:1で、輝度は最大300ルーメン。投影距離は0.8〜3.2mで、画面サイズは30〜120型ていどとなっている。
同社のもっとも大きい高輝度のモデルであるF1が1,200ルーメンだから、明るさはあるていど限られていると言っていいが、家庭で暗くした部屋で映像を投影するには十分だ。
逆に昼間の十分に明るい部屋で映像をクッキリと投影するのは難しいと言っていいが、それは仕方がないと理解しておくべきだろう。
サウンドが想像以上に良好
ハーマンカードン製の5+5Wのスピーカーはサイズを超えた迫力を持ち、映像にさらなるクオリティを追加する。単体で音楽を聞くためBluetoothスピーカーとしても活用できる。
背面には、電源のコネクターの他、USB-A、HDMI、3.5mmピンジャックを備える。
本体上面には、電源ほか、ホームボタン、メニューボタンなどを備え、単体で内臓されたアプリケーションからYouTube、Netflixなどの動画を楽しむこともできる。
もちろん、アップル製品とも連携して使える
筆者としては、アップル製品からの投影をいろいろと試してみた。
iPhoneから、YouTubeなどの映像を楽しむことはできたが、Apple TVの映像をワイヤレスで飛ばすのは著作権上の制限がかかってできなかった。
MacからHDMIケーブルとして接続すれば、外部ディスプレイ的な扱いになるからか、なんでも投影できるようで、Apple TVを見ることもできた。
バッテリーを内蔵しているので、電源がないところでも約3時間動作する。
夕食後に明かりを消して映画を楽しむのもスペシャルな気分が味わえるだろうし、子供の寝かしつけ時に壁に子供向けのアニメなどを投影するのもいいかもしれない。持ち運びも用意だから、キャンプの時にテントの壁面にその日の写真や動画を投影するのもいいだろう。
アイデア次第で、いろいろな活用方法がありそうだ。
(村上タクタ)
(最新刊)
フリック!9月号で、より詳細にレポートしています。
flick! digital 2021年9月号 Vol.119
https://peacs.net/magazines-books/flick-906/
デジタル超整理術 リモートワーク編
https://funq.jp/flick/magazines/20164/
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PROFILE
flick! / 編集長
村上 タクタ
デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。
デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。