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S1300の名を継ぐ名機の予感! ScanSnap iX1300のサイズ感を各機種と比較する

『iX1300で十分だ』という人も多いと思う

1週間ほど先行して使わせていただいたのだが、このコンパクトさは素晴らしい。

iX1600は便利だが場所を取る。トレーを広げるとさらに広い場所が必要になる。

対して、iX1300はモノがコンパクトだし、使用時もUターンスキャンの機能のおかげでそれほど広い場所は必要としない。このメリットは想像以上に大きい。自炊などで大量のスキャンをする、いろいろなスキャン方式をこまめに切り替える……というような人以外は、『iX1300で十分だ』という人も多いだろう。

ScanSnapに在宅勤務に最適な書棚にスッと収まるコンパクトモデルiX1300登場!

ScanSnapに在宅勤務に最適な書棚にスッと収まるコンパクトモデルiX1300登場!

2021年10月05日

何より『ワンボタンのシンプルさ』が帰ってきたことを歓迎する人も多いと思う。

今回の記事では、それそれの機種とサイズ感を比べてみよう。なかなか写真だとサイズ感は出ないのだが、実際に実物を見るとけっこう差がある……と感じていただけると思う。

まず、一番上のトレーを展開した状態の写真を見ていただきたい。実際にボリューム感は3倍以上ある感じだし、前後に伸びたトレーは相当邪魔だ。対して、iX1300はUターンスキャンのおかげでかなりコンパクト。

収納状態ではご覧の通り。こちらも写真では差は感じにくいが体積は半分ぐらいになった感じがする。

トレーを開き、紙を乗せた状態ではご覧の通り。

iX1600がだいたい前後にA4の紙1枚ずつのスペースを必要としているのに対し、UターンしてしまうiX1300は1枚分のスペースで済む……そんなイメージだ。

3兄弟のまさに中兄

3兄弟並べるとこんな感じ。左から、iX100、 iX1300、iX1600という並びだが、iX100の小ささが際立つ感じではある。ただし、iX100は片面しか読めないし、完全モバイル用途ということで、少し機能が違う。デスクに置いて毎日スキャンする……という使い方において、iX1300、iX1400、iX1600とは少し違う。

S1300よりはかなり大きくなった

私が10年ぐらい大事に持っているS1300と比べてみよう。実はS1300よりけっこう大きくはなっている。こうやってみると、S1300よりは、fi-800Rの血を引いていることは確かなのだが、とはいえ『1300』という名前を復活させてくれたことが嬉しい。

S1300は4枚/分(両面カラー300dpi時、以下同)、S1300iは6枚/分だから、30枚/分のiX1300は、まさにレベルが違うマシンだ。少々大きくなってもその読み取り速度の速さは魅力的。いずれせよ、S1300iのようなUSB 2本で駆動するなどというモードは用意されていないので、モバイルとして持ち歩く事はないので、重量の心配はしなくてもいい。ちなみにS1300iは1.4kgで、iX1300は2kgとなっている。

本棚にコンパクトに収まる

何より、この本棚にコンパクトに収まる姿が魅力的だ。

在宅勤務で十分なスペースがない自宅ワークスペースに置くのにピッタリのiX1300。価格も3万5200円(税別)とリーズナブル。ドキュメントスキャナーが家にある便利さをまだ体感していない人は、ぜひ購入してみていただきたい。

 

(村上タクタ)

(最新刊)
flick! digital 2021年10月号 Vol.120
https://peacs.net/magazines-books/flick-906/
デジタル超整理術 リモートワーク編
https://funq.jp/flick/magazines/20164/

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PROFILE

村上 タクタ

flick! / 編集長

村上 タクタ

デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。

デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。

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