HHKB用のバード電子キーボードブリッジがモデルチェンジ。なんと樹脂成型品に!
- 2021年10月22日
樹脂成型品になって、安定性と強度が増し、排熱性も向上!
全国1000万のHHKBファンのみなさん、こんばんは。HHKBエバンジェリストの村上タクタです。
PFUの高性能キーボードHHKB(Happy Hacking Keyboard)を尊師スタイル(パソコンの上に置いて使うスタイル。某宗教のあの方とは関係なくて、高名なプログラマーであるリチャード・ストールマン氏にちなんだもの)で使う時に、必需品であるバード電子製のキーボードブリッジがフルモデルチェンジしました。
バード電子・キーボードブリッジ HHKB 25th Anniversaryロゴ入り
https://www.pfu.fujitsu.com/direct/hhkb/hhkb-option/detail_pz-brgbm25.html
このキーボードブリッジは、外部ディスプレイを使うために、キーボードを外付けのものを使っているときなどにキーボードカバーとして利用できる他、HHKBを愛するあまり普通のノートパソコンとして使ってる時にもHHKBを使いたくなって、パソコン本体上にHHKBを乗せる時ために使います。
一見、奇妙なスタイルに見えるかもしれせんが、HHKBの打鍵感に慣れてしまうと、ノートパソコンの標準のキーボードでは文字を書く気になれない……というのは事実で、私もあるていど以上の長文を書く時には、このスタイルで打鍵しています。
従来のアクリル製キーボードブリッジには数多くのコピー製品が登場
従来のキーボードブリッジは、アクリル板を切り出して、ゴム足を付けたものでした。
これはこれで、単品製作感があって良かったのですが、板材なので、若干たわむ感じしたものでした(問題はないけど)。
3度の傾斜が付き、よりキーを打ちやすいように。また、後縁側が5mm上がったことにより、後ろ側からの放熱効率がよくなりました。
さらに、樹脂成型品になり、リブが設けられたので、たわみも少なくなり、しっかり感も増しました。
また、各コーナーにL字形にゴム脚が配されるようになったので、位置の決まりが良くなりました。いいかげんに置いてもピタッとしかるべき位置に収まる感じです。これまでのように、微妙に位置を修正したくなる感じはありません。
しかし、アクリル板加工に比べて、樹脂成型品となると金型に相当なコストがかかるであろうことは想像に難かるありません。そもそもキーボードブリッジというのは、そんなに数が売れるものなのでしょうか? バード電子の斉藤安則社長に聞いてみました。
「キーボードブリッジというのはウチが最初に商品化して、『キーボードブリッジ』という名前もバード電子の登録商標です。しかし、従来のアクリル板から切り出したものでは、コピー商品が大量に出現した。金型代で車を買えば良かったかも……と思うぐらいお金はかかりましたが、アクリル板ではできなかった改善を施して、他社のコピー製品と明確に違うものが作れました。相当売らないと償却できないのですが……」と斉藤社長。
新バージョンのキーボードブリッジ、斉藤社長の金型への投資に報いるためにも、ぜひ購入して使ってみていただきたい。なお、同社のHHKB関連商品をフル装備にすると、こんな感じになります。
Happy Hacking Keyboard Professional HYBRID Type-S 日本語配列/白https://www.pfu.fujitsu.com/direct/hhkb/#list_hybrid_types
HHKB接続 TypeCケーブル(片側L型コネクタ採用)
https://www.pfu.fujitsu.com/direct/hhkb/hhkb-option/detail_cable_usbcc400.html
セパレート型ウッドパームレスト
https://www.pfu.fujitsu.com/direct/hhkb/hhkb-option/detail_palmrest_wp-90.html
(村上タクタ)
(最新刊)
flick! digital 2021年11月号 Vol.121
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PROFILE
flick! / 編集長
村上 タクタ
デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。
デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。