
浅草で、iPadアートのコンペティション開催中
- 2021年11月21日
浅草でiPadイラストの作品展
フリック!の別冊などで、いつも素晴らしい絵を描いて下さるMako Okestudioさんが審査委員長を務める『iPad Artprint Competition』が、今年も東京浅草画廊Gei藝で開催された。開催期間は11月17日(水)〜28日(日)。
iPad Artprint Competition 2021
https://www.tokyoasakusagallery-gei.com/art
筆者、フリック!編集長の村上タクタも審査員として協力させていただいているので、審査のために会場にお邪魔した。
作品は、iPadで描いたものをプリントした作品が並ぶ。
iPadでどんな作品でも描けるのはよくわかっているが、さまざまなプリント方法、額装などが組み合わさると、また別の可能性が感じられるのが面白い。
いくつか作品をご紹介しよう。
木下斉さんの『倒木(咆哮)』は、倒木を描きながら、そこに生命感を込めた作品。ディテールの描き込みにエネルギーを感じる。
ウシヤマアユミさんの『おおいなる命』は、プリントを立体的に張り合わせた作品。単にiPadで描いただけでなく、プリントすることで、立体構成が可能になるのが表現として面白い。
『ひらのんさ』さんの『コモンピープル(298+2)』は、キャンバス地にプリントされた作品。
細かく、298+2人の人が描かれている。普通の人……と言いながら、全員違って、それぞれに個性がある、違いがある……ということが表現されている。男性、女性、背の高い人、低い人、スーツの人、カジュアルの人、子供、お年寄り……とさまざまな人がいる。298+2の『2』が何なのかも気になるところ。
ぜひ、会場に足を運んで、それぞれの作品を実際に目にしてみていただきたい。
会場で、同じく審査員をされているKUNTAさん(https://www.kunta3.com/)にお会いした。ビッグコミック・スペリオールの表紙を描いていた方……と言えば『おお!』と思われる方も多いに違いない。お会いできて良かった!
こうした特別な出会いも、また画廊の効果なのである。
会場は浅草の雷門や浅草寺などからほど近い場所。会期はあと1週間ほどあるので、ぜひ会場に足を運んでご覧いただきたい。
(村上タクタ)
(最新刊)
flick! digital 2021年12月号 Vol.122
https://peacs.net/magazines-books/flick-1136/
子供を伸ばす! 学校と家庭のiPad超活用術
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PROFILE

flick! / 編集長
村上 タクタ
デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。
デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。