仕事に悩んでいるあなたにお勧め！　南和繁さんの『ミニマリスト仕事術』本日発売

abrAsus『薄い財布』を作った南さんの仕事術

『薄い財布』『小さい財布』『ひらくPCバッグ』などで知られるabrAsusの南和繁社長が、『ミニマリスト仕事術』（大和出版/1600円）という本を書かれた。

ミニマリスト仕事術
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工夫を極めた『かわるビジネスリュックmini』と『キャッシュレス財布』と『旅ストラップ』

2020年10月30日

南さんは、このabrAsus というアパレル雑貨のビジネスの他に、マレーシアでの焼鳥、焼肉などの飲食店業、そしてまったく新しい宿泊体験を提供してくれる『abrAsus Hotel Fuji』という宿泊業をしてらっしゃって、いずれのビジネスも成功している。

『ひらくPCバッグ』『薄い財布』のabrAsus が開業した、新コンセプトホテル『abrAsus Hotel Fuji』を体験

2021年07月25日

『ミニマリスト』が苦手な私の誤解

だがしかし、筆者は『ミニマリスト』という言葉自体はあまり好きではない。

ミニマルに削ぎ落としていけば、本質だけが残る……ということだが、そもそも筆者はたくさんのモノの囲まれて生きていきたいわけだし、ミニマリストの方がどんどんそぎ落として捨てていかれる『雑味』にこそ本質があると思うからだ。『断捨離』をすれば部屋は広くなるかもしれない。でも、狭くったって初代iPhoneや、PowerBook 2400cや、お気に入りの本に囲まれて生きていたいのだ。

というワケでのっけから、実は身構えて読み始めたのだが、それは本当に『杞憂』だった。

仕事に悩んでいる人にこそ読んで欲しい

南さんがこの本で読者に突きつけるのは『余計なことをやらず、効率を良くしましょう』ということではなく、『本当にあなたがやりたかったことをやっているか？』という問いだ。

「上司に言われたから」「お金を稼がなきゃいけないから」などの理由でやってることが、本当に人生で今やるべきことなのか？

たとえば、僕らは『人と会うアポや会議』「期日のある仕事」などを先に予定に入れて、「将来のプラン」や「本質的に大切なこと」を後回しにしがちだ。

でも、南さんは「本屋を散策する」「行きたかったカフェに行く」「見たかった映画を見る」ということこそ先にスケジュールに入れろと言う。Googleカレンダーに入力して宣言しろという。

ここで、詳細は解説し過ぎないようにするが、この南さんの意見には非常に感銘を受けた。そして自分が、『ミニマリスト』の意味を取り違えていたことを知った。

ぜひみなさんも、まずはGoogleカレンダーに『ミニマリスト仕事術を読む』というスケジュールを入れて、最優先でこの本を読んでいただきたい。その後の人生の密度が向上するはずだ。

今、やってる仕事が本当に今やるべきことなのか？　何を中心に据えて人生を考えればいいのか？　そんな問いに自分で到達するための手助けをしている本だと思う。仕事に、そして人生に悩んでいる人は、ぜひお読みいただきたい。

（村上タクタ）

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