バード電子のHHKB用新製品『エアーボード』のプロトタイプを試してみた
- 2022年01月29日
プロトタイプが送られてきた
Happy Hacking Keyboard(以下HHKB)の愛好者にとって、欠かせない周辺機器のひとつが、バード電子の『パームレスト』なのではないだろうか?
机に対して適切な高さに椅子を設定すると、キーの高さのあるHHKBではどうしても手のひらの位置を上げたくなる
そこで、バード電子のパームレストの登場となる。このパームレスト、いろんな木材で作られていたり、革張りがあったり、左右セパレートタイプがあったりと、HHKBユーザーの個性の表れる部分でもある。
そんな中、編集部にバード電子の斉藤さんから送られて来たのは、このパームレストにHHKBを載せるベースが追加されたエアーボードという商品のプロトタイプだった。
近々製品版を発売するから、試して感想を聞かせて欲しいとのことだった。
従来方のパームレストは12mmぐらいの厚さの板で作られており、そこにゴム足を付けることで13〜15mmぐらいの高さを実現するようになっている。
みなさんもジャストフィットだと感じる高さを探して試していらっしゃると思うので、ここの数値はシビアにこだわりたいところ。エアーボードのプロトタイプは12mmの板が2mmのアクリル板の上に乗っていたので、これで高さは14mmとなる。
HHKBとパームレストを一緒に動かせるのが便利
使ってみて快適なのは、HHKBとパームレストの位置関係がズレないから。
従来のパームレストだと、身体に対して打鍵しやすい位置にHHKBをズラすと、かならずパームレストも一緒にズラさないといけなかったが、エアーボードに載せると一緒にズレてくれて、HHKBとパームレストの位置関係がピッタリと固定される。これは快適だ。
自分で試してみて分かったのだが、私は打鍵してる時に、身体に対して快適な場所になるようにキーボードの位置を時折ズラす。上の写真のように両方の小指でチョイチョイと左右に微調整をするのだ。
この時にパームレストも一緒にズレてくれるのだ。
ちなみに、試作品に付属してきたシリコンの足を付けると、机に対して多少の粘性をを発揮してズレにくくなる。安定するとも言えるが、調整しにくいとも言える。人によると思うが、筆者はシリコンなしで、スイスイと動いてくれる方が快適だった。
ちなみにこのエアーボードのまま、Macに載せると、安定した尊師スタイルを作ることができる。
ピッタリと上面を板で塞いでしまうので、ちょっと放熱が心配だが……発熱の少ないM1だと大丈夫かな? 少なくとも冬の間は問題ないだろう。
トラックパッドは完全にふさがってしまうので、別途マウスは必須だ。
ちなみに、筆者が試させてもらった試作品は、下のアクリル板とパームレストの角Rが違っていて、私は少し落ち着かなかった。あとでヤスリで削っておこうと思っている。
斉藤さんに伝えると、製品版では角Rが揃ったカタチになるそうなので、みなさんが購入される製品は問題ないはずだ。
(現在、プロトタイプが少量、格安で販売されてるが、これは角Rが合ってない仕様の放出品なので、ご注意を)
価格などは不明なので、また分かったらこのページでお知らせしよう。
(村上タクタ)
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PROFILE
flick! / 編集長
村上 タクタ
デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。
デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。