機内持ち込み可能なおすすめモバイルバッテリーを紹介!持ち込みの条件とは?
FUNQスタッフ
- 2022年12月27日
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モバイルバッテリーは、スマホやタブレットの充電に便利なアイテムですが、飛行機に持ち込む場合は規制があるので注意が必要です。
そこで今回は、規制の内容や理由、機内持ち込みできるモバイルバッテリーの選び方や、おすすめのモバイルバッテリーを紹介させていただきます。
飛行機をよく利用する方で、これからモバイルバッテリーを購入しようという方は参考にしてみてください。
モバイルバッテリーの機内持ち込みに規制があるのはなぜ?
モバイルバッテリーが規制されている理由は、多くのモバイルバッテリーに使用されているリチウムイオン電池の特性が原因です。
リチウムイオン電池は、衝撃や気圧の変化に弱く、ショートや劣化も合わせて考えると、利用していなくても発熱したり発火する恐れがあります。
そのため、モバイルバッテリーの機内持ち込みに関してはそれぞれの航空会社によって規制が設けられています。
モバイルバッテリー機内持ち込みの条件
モバイルバッテリーの機内持ち込みに関する規制を詳しく説明いたします。
十分に理解した上でモバイルバッテリーの購入や準備をしましょう。
容量によって持ち込みの条件が違う
モバイルバッテリーの機内持ち込みに関する規制は、リチウムイオン電池のワット時定格量(Wh)によって決められている場合がほとんどです。
概ね、100wh以下は持ち込み可能、101~160wh以内のものは2個までなら持ち込みが可能です。161whを超えるものは持ち込み不可能となるケースが多いです。
規制内容をあまり知らない方も多いので、家族や友人が同乗する場合は、事前に教えてあげたほうが良いかと思います。
預け入れは全てのワット時定格量で不可
モバイルバッテリーの預け入れに関しては、ワット時定格量(Wh)に関係なく不可とされている場合が殆どです。
預け入れが不可である理由は、人による管理が難しく、発火や発熱を見逃す危険性が高いからです。
機内持ち込みできるが預け入れはできないというルールは、刃物などとは真逆のルールなので注意しましょう。
国内線の持ち込み条件
主要な国内線のモバイルバッテリー持ち込み条件は殆ど変わらず、以下の通りとなります。
会社名 | 容量ごとの持ち込み条件 |
日本航空(JAL) | 100Wh以下は可能 100Whを超え160Wh以下であるものは2個まで可能 160Whを超えるものは不可 |
全日空(ANA) | 100Wh以下は可能 100Whを超え160Wh以下であるものは2個まで可能 160Whを超えるものは不可 |
スカイマーク | 100Wh以下は可能 100Whを超え160Wh以下であるものは2個まで可能 160Whを超えるものは不可 |
スプリングジャパン | 下記の条件につき合計2個まで可能 充電容量が100Wh以下であるもの 運送者の同意を得たうえ充電容量100Wh~160Whまでのもの |
ジェットスター | 100Wh以下は可能 100Whを超え160Wh以下であるものは2個まで可能 160Whを超えるものは不可 |
ピーチ・アビエーション | 100Wh以下は可能 100Whを超え160Wh以下であるものは2個まで可能 160Whを超えるものは不可 |
エア・ドゥ | 100Wh以下は可能 100Whを超え160Wh以下であるものは2個まで可能 160Whを超えるものは不可 |
ソラシドエア | 100Wh以下は可能 100Whを超え160Wh以下であるものは2個まで可能 160Whを超えるものは不可 |
スターフライヤー | 100Wh以下は可能 100Whを超え160Wh以下であるものは2個まで可能 160Whを超えるものは不可 |
ジップエアー | 100Wh以下は可能 100Whを超え160Wh以下であるものは2個まで可能 160Whを超えるものは不可 |
国際線の持ち込み条件
国際線に関してもモバイルバッテリー持ち込み条件は、国内線と殆ど変わりませんが、モバイルバッテリーの合計数がより厳しく規制されているので事前に確認しておきましょう。
会社名 | 容量ごとの持ち込み条件 |
日本航空(JAL) | 100Wh以下は可能 100Whを超え160Wh以下であるものは2個まで可能 160Whを超えるものは不可 |
全日空(ANA) | 100Wh以下は可能 100Whを超え160Wh以下であるものは2個まで可能 160Whを超えるものは不可 |
アシアナ航空 | 100Wh以下は下記と合わせて5個まで可能 100Whを超え160Wh以下であるものは2個まで可能 160Whを超えるものは不可 |
エア・カナダ | 100Wh以下は下記と合わせて20個まで可能 100Whを超え160Wh以下であるものは2個まで可能 160Whを超えるものは不可 |
エア・ソウル | 100Wh以下は下記と合わせて5個まで可能 100Whを超え160Wh以下であるものは2個まで可能 160Whを超えるものは不可 |
エア・プサン | 100Wh以下は下記と合わせて5個まで可能 100Whを超え160Wh以下であるものは2個まで可能 160Whを超えるものは不可 |
シンガポール航空 | 100Wh以下は下記と合わせて20個まで可能 100Whを超え160Wh以下であるものは2個まで可能 160Whを超えるものは不可 |
中国国際航空 | 100Wh以下は可能 100Whを超え160Wh以下であるものは2個まで可能 160Whを超えるものは不可 |
タイ国際航空 | 100Wh以下は下記と合わせて20個まで可能 100Whを超え160Wh以下であるものは2個まで可能 160Whを超えるものは不可 |
ニュージーランド国際航空 | 100Wh以下は下記と合わせて20個まで可能 100Whを超え160Wh以下であるものは2個まで可能 160Whを超えるものは不可 |
whの計算方法
モバイルバッテリーの殆どが蓄電量をmHa(ミリアンペア)で記載されていますが、100Wh以下や160Wh以下であるかは以下の計算式で確認できます。
Wh=mHa × V(ボルト) ÷1000
リチウムイオン電池は、基本的に3.7Vなので、Wh=mHa × 3.7 ÷ 1000 で計算すると良いでしょう。
たとえば5000mHaのモバイルバッテリーは、5000 × 3.7 ÷ 1000となるので18.5Whとなります。
参考までに100wh以下とは27,027mAh以下のものを示し、160Wh以下とは43,243mAh以下であるものを示すので覚えておきましょう。
機内持ち込み出来るおすすめのモバイルバッテリーは?
飛行機へのモバイルバッテリー持ち込み規制を踏まえた上で、オススメのバッテリーを10点紹介しますので、気になるものがあったらチェックしてみてください。
持ち込み出来るバッテリーの条件
持ち込みできるバッテリーの条件を改めてまとめましたので、こちらも覚えておきましょう。
・100Wh以下(27,027mAh以下)は可能
・100Wh以上160Wh以下(43,243mAh以下)は2個まで
・160Wh以上は不可
・モバイルバッテリーの合計数が5個以下であるなら、殆どの飛行機に持ち込める
機内持ち込み出来るモバイルバッテリー10選!
機内持ち込みできるオススメのモバイルバッテリーを信頼性の高いAnker、エレコム、Belkinとその他の順で10点紹介させていただきます。
Anker PowerCore 10000
Ankerといえば、安くて性能がよく信頼性も高いモバイルバッテリーのメーカーとして有名です。
その中でもAnker PowerCore 10000は同容量のモバイルバッテリーでは世界最小&最軽量クラスであり、ロングセラー商品となっています。
PD(Power Delivery)には対応していないものの、Anker独自技術PowerIQとVoltageBoostを搭載しており、最大2.4Aで充電が可能です。
価格 | 3490円~ |
容量(mAh) | 10000mAh |
端子 | USB-A |
充電時間 | 非公開 |
電圧 | 5V=2.4A |
サイズ | 約92 x 60 x 22mm |
重さ | 180g |
Anker 621 Magnetic Battery (MagGo)
iPhone(12以降)をお持ちでMagSafeを利用したマグネット式充電を求めるならAnker 621 Magnetic Batteryがおすすめです。
iPhoneの背面寸法にすっぽり収まるサイズ感ですし、厚さ約11.5mmと薄型なのも魅力の一つです。
複数のモバイルバッテリーを持ち込むならAnker 621 Magnetic Batteryと規定内で大容量のものを1つ以上持ち込むと便利でしょう。
価格 | 5990円~ |
容量(mAh) | 5000mAh |
端子 | USB-C、ワイヤレス充電 |
充電時間 | 非公開 |
電圧 | USB-C出力:5V=2.4A(MAX12W) 、ワイヤレス出力:5W / 7.5W |
サイズ | 約 111 x 66 x 11.5 mm |
重さ | 132g |
Anker PowerCore Essential 20000 PD
Anker PowerCore Essential 20000 PDは、大容量でPDによる急速充電対応しています。
USB-CとUSB-Aを1ポートずつ搭載しているので、幅広いアイテムに対応できますし、2ポート同時に充電することもできます。
ワイヤレスイヤホンやスマートウォッチなどの入力電流が低いアイテムに優しい低電流モードを搭載しているのも見逃せません。
価格 | 7990円~ |
容量(mAh) | 20000mAh |
端子 | USB-C、USB-A |
充電時間 | 非公開 |
電圧 | USB-C出力:5V=3A / 9V=2.22A、USB-A出力:5-6V=3A、6-9V=2A、9-12V=1.5A
※合計出力は最大20W (USB-Cポート単体での充電時)、18W (USB-Aポート単体での充電時)、15W (2ポート同時充電時) |
サイズ | 約158 x 74 x 19mm |
重さ | 約346g |
Anker PowerCore Fusion 10000
Anker PowerCore Fusion 10000は、PDに対応し2ポート備えているだけでなく、コンセント一体型となっているので、旅行先のホテルなどで充電する時に便利なモバイルバッテリーです。
コンセント部分は折りたたみ式となっているので邪魔になりにくいのもポイントです。
AC 100Vから240Vに対応しているため変圧器がなくても海外で使えますが、渡航先によってコンセントの形状は異なるので、変換プラグが必要になることだけは覚えておきましょう。
価格 | 5990円~ |
容量(mAh) | 9700mAh |
端子 | USB-C、USB-A |
充電時間 | 非公開 |
電圧 | USB-A 出力:5V=2.4A、USB-C 出力:5V=3A / 9V=2.22A |
サイズ | 約82 × 82 × 35mm |
重さ | 約278g |
Anker 347 Power Bank (PowerCore 40000)
100Wh以上160Wh以下の規定に収まる40000mAhの超大容量で、4台同時に充電できるのがAnker 347 Power Bank (PowerCore 40000)です。
10000mAhクラスを4個購入するよりずっと安いので、コスパを考えるなら最適なモバイルバッテリーでしょう。
MAX出力が30Wもあるため、スマホを4つ同時に充電しても充電速度が著しく遅くなることはありません。
価格 | 9990円~ |
容量(mAh) | 9700mAh |
端子 | USB-C、USB-A |
充電時間 | 非公開 |
電圧 | USB-C出力:5V=3A / 9V=3A / 12V=2.5A / 15V=2A / 20V=1.5A (MAX 30W)、USB-A出力:5V=3A / 9V=2A / 12V=1.5A (MAX18W)、合計出力:5V=6A (各ポートMAX 30W) |
サイズ | 約 167 x 85 x 46 mm |
重さ | 約898g |
エレコム モバイルバッテリー 10000mAh EC-C03BK
エレコムのEC-C03BKは、10000mAhのなかでは比較的安い割にPDに対応しており、薄型なので持ち運びも便利です。
Anker PowerCore 10000とくらべると50g程度重いですが、許容範囲内でしょう。USB-CとUSB-Aをそれぞれ1ポートずつ搭載しており、同時充電も可能です。
価格 | 2790円~ |
容量(mAh) | 10000mAh |
端子 | USB-C、USB-A |
充電時間 | 30分で50%充電可能(iPhone12をPDで充電した場合) |
電圧 | USB-Cは5V/9V、USB-Aは5V |
サイズ | 1.5 x 7.3 x 14.1cm |
重さ | 233g |
エレコム モバイルバッテリー 10000mAh EC-C02BK
EC-C02BKはPDとMagSafeに対応しているモバイルバッテリーの中ではコスパ面で非常にすぐれています。
同じくMageSafeに対応しているAnker 621 Magnetic Battery (MagGo)と比べると重さは倍以上ですが、容量も倍あります。
価格 | 2690円~ |
容量(mAh) | 10000mAh |
端子 | USB-C、USB-A、ワイヤレス充電 |
充電時間 | 非公開 |
電圧 | USB-Cは5V/9V、USB-Aは5V |
サイズ | 約74mm×奥行約22mm×高さ約146mm |
重さ | 274g |
Belkin ワイヤレス モバイルバッテリー BPD004
Belkinは見た目がおしゃれで高級感があると人気のアメリカ合衆国のメーカーです。
BPD004はMagSafeに対応しているモデルとなり、小型なのでカメラにも干渉しません。
キックスタンド付なので、機内のテーブルに立てて動画鑑賞するのにも向いています。
価格 | 5490円~ |
容量(mAh) | 5000mAh |
端子 | USB-C、ワイヤレス充電 |
充電時間 | 非公開 |
電圧 | ワイヤレス充電は最大7.5Wに対応、USB-Cの有線接続の場合は最大10W |
サイズ | 9.37 x 6.38 x 1.65 cm |
重さ | 177 g |
Belkin モバイルバッテリー Valet Charger Power Pack
Valet Charger Power Packは、USBポートに加えApple Watchも充電できてしまう便利なモデルです。
Belkinらしいおしゃれさと便利さを兼ね備えた優秀なモデルなので、Apple Watchユーザーにおすすめです。
価格 | 14980円~ |
容量(mAh) | 6700mAh |
端子 | USB-A、MFi (Apple Watch) |
充電時間 | 非公開 |
電圧 | USBポートは1A |
サイズ | 非公開 |
iWALK モバイルバッテリー 超小型 DBL5000
iWALKのDBL5000はスマホの下部に収まる小型で扱いやすいモバイルバッテリーです。
残りのバッテリー量が詳細にわかるLEDインジケーターを備えており、PDで高速充電も可能です。
マグネットを使わずにケーブルなしで充電できるのが最大の魅力でしょう。
価格 | 5080円~ |
容量(mAh) | 4800mAh |
端子 | USB-C |
充電時間 | 非公開 |
電圧 | 非公開(電力は最大18W) |
サイズ | 11.6 x 8.6 x 3.4 cm |
重さ | 180 g |
機内持ち込みしたらショート防止の措置を!
モバイルバッテリーを飛行機に持ち込んだ場合、ショート防止の措置を求められる場合があります。
そもそもショートは火災の原因となるので、どうすればショートを防止できるか覚えておきましょう。
方法はそこまで難しくなく、モバイルバッテリーの端子と金属類(硬貨やアクセサリー、鍵やバッグ内の金具)が触れ合わないようにすれば大丈夫です。
・購入時と同じケースに入れる
・モバイルバッテリー用のポーチを用意する
・端子部分にテープなどを貼る
・キャップなどが付いているなら、端子に蓋をする
上記のいずれかの手段を取れば問題ないでしょう。
モバイルバッテリーの機内持ち込みには十分な対策をしましょう
モバイルバッテリーの機内持ち込みには様々な規制があることは理解できたかと思います。
十分な対策を取った上で、快適なフライトを楽しみましょう。
規制内容を知らない方も多いので、同乗する友人や家族にも事前に伝えておくと良いでしょう。
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「好き、を生きよう」を地で行く、FUNQスタッフ。 初心者から上級者まで、知りたい情報をわかりやすくお届けしています。