大使館にさえサウナ完備! サウナ大国フィンランドの大使館に行ってみた。
小林 弘典
- 2019年08月09日
こんにちは、FUNQの小林弘典です。普段はプロダクトデザインの仕事をしています。昨年から銭湯、サウナが好きになり、今ではすっかりルーティーンとなりました!
元々、気持ちの切り替えが下手くそで、机を離れても仕事のことを延々と考え続けてしまう癖があり、不眠気味になることがしばしば……。知人の勧めで銭湯やサウナに行くようになってから、意識的に心身をリラックス出来る時間を日常に作れるようになった気がしています。最近では快眠が続き、憧れていた早寝早起きも習慣となってきました!
きっかけとなったのは、昨年から一年間参加していた「銭湯再興プロジェクト」という銭湯好きが集うオンラインサロン。銭湯好きの人の多くは、サウナも好き!?だったようで、知り合った仲間たちと全国津々浦々のサウナ施設に訪れたり、銭湯を盛り上げる書籍、イベントのWEBサイトを作り続ける日々を送っておりました。
・書籍『銭湯図解』オフィシャルウェブサイト
https://sentozukai.jp/
・小杉湯×フィンランド『 夏至祭 – Midsummer Festival – 』オフィシャルウェブサイト
http://geshisai.sento-saiko.jp/
そんな活動を続けているうちに、なんと、フィンランド政府観光局より「フィンランドサウナアンバサダー」に任命いただけるという、またとない機会に恵まれてしまいました。。「フィンランドサウナアンバサー」というのは、日本とフィンランドの国交100周年を記念して、フィンランドのサウナ文化を日本に広めるべく、フィンランド政府観光局が任命したメンバー達です。
今回は、そんなフィンランドサウナアンバサダーの面々と、念願だったフィンランド大使館にあるサウナを訪れました。
7月27日、フィンランド公共放送局yle(日本でいうNHK的な放送局)が初の試みとして”国民Sauna Day”を提唱。当日は、なんとフィンランド国内700箇所以上のサウナがオープンしました!テレビ、ラジオ、SNSなど様々なメディアを通して、国をあげてサウナカルチャーを祝福する日となりました。
もちろんフィンランド大使館でも、本国に合わせてイベントを行うことに。フィンランド大使館のサウナをフィンランドサウナアンバサダーに訪れ、体験してもらおうというイベントを開催。今回参加したフィンランドサウナアンバサダーは20名。そのうちの一人として、私も参加させていただくことに。
大使館にサウナ?という感じですが、フィンランド大使館には、ゲストをもてなすためのサウナがあります。世界各国のフィンランド大使館全てにサウナがあり、なんとロシアにある大使館には4つもあるそうですよ!
・フィンランドとサウナ
「フィンランド人にとってのサウナは、ブラジル人にとってのサッカー」と言われるほど、フィンランドの方々にとってサウナは身近な存在です。国民約550万人に対し、300万以上のサウナがあるから驚き。
これが、フィンランド大使館のサウナだ
フィンランド大使館には、サウナが2つあります。1階が大使館スタッフ用(職場にサウナがあるなんて羨ましい。。)、2階が来賓用です。今回解放されたのは、来賓用のサウナ。僕らの前に入ったのは、フィンランドの経済産業省の大臣だとか。なかなか公開されることのないサウナですので、今回は貴重な機会でした!
広さは8名が入られる程。ロウリュする度に、ヒノキ豊かな香りが優しく漂う、心地よいサウナでした。サウナを保護する囲いは、長野県産のヒノキ。サウナストーブは、本場フィンランドのTulikivi社のものです。
・ロウリュ
フィンランド語で蒸気。熱したサウナストーンに水を掛けることで水蒸気を発生させ、体感温度を上げます。
フィンランド大使館は、まるで友人の自宅の様に居心地が良かった
居心地がよく、ついつい終了時刻を過ぎてしまいそうになり帰ろうとすると、大使館のスタッフの方から、「もう帰っちゃうの?」という意外な声をかけられました。「まるで友人の家に遊びに来ているみたい!」と、驚きましたが、よくよく聞いてみると、フィンランドでは、ゲストが帰る際ホスト側が楽しいイベントだったと伝えるために、その様に伝える習慣があるんだそうです。
今回、フィンランドサウナアンバサダーとして、この様なイベントに参加するのは初めてでした。あまり知り合いもおらず、元々の人見知りの性格も手伝って、とてつもなく緊張していたのですが、アットホームな雰囲気に自然と心が和みました。今思えば、フィンランド大使館スタッフの方々の温かい場づくりのお陰で、良い時間が流れてたのかな。
フィンランド大使館のサウナは、フィンランドの魅力をゲストに心地よいコミュニケーションを通して伝えるための、ホスピタリティ溢れる姿勢の象徴。そう肌身で実感出来る素敵なイベントでした。
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PROFILE
サービスのコンセプトメイキングとフロントエンド開発を行います。ブランドの熱量を、時代に最適化されたデザインで、人に届けることを心掛けています。