【2024年最新】初心者必見!登山用ソロテントおすすめ9選 失敗しない選び方
FUNQ
- 2024年11月15日
INDEX
日帰り登山から山小屋泊へとステップアップしてくると、今度は自分の衣食住全てを担いで登るテント泊にチャレンジしてみたいと思ってくるのではないでしょうか。 今回は、山岳で使えるソロテントの選び方について詳しくご紹介します。近年、テクノロジーの進歩により、登山用テントは驚くほど軽量化され、快適性も向上しています。自分に最適なものを選ぶのは簡単ではありませんよね。この記事では、1人用のテントの選び方のポイントを解説し、おすすめモデルをご紹介します。
PEAKS編集長、宮上が教える失敗しないテント選びのポイントを抜粋
初めての1人用山岳テントで失敗しないポイントは2つ。 ひとつ目は、ラインナップがもっとも多いクロスポールから選ぶこと。 ふたつ目はダブルウォールモデルを選択すること。 このチョイスは今後のテント泊登山をするうえでもっとも汎用性が高い
登山用ソロテントの選び方のコツ
重量で選ぶ 1kg以下の超軽量テントも
登山用ソロテントを選ぶ上で、最も重要な要素の一つが重量です。近年の技術革新により、1kg以下の超軽量テントも登場しています。 軽量化のために、メーカーはさまざまな工夫を凝らしています。入り口を小さくしたり、ジッパーの長さを短くしたり、生地を極薄素材に変更したりと、細部にまでこだわっています。 しかし、軽量化と引き換えに耐久性や快適性が犠牲になることもあります。自分の登山スタイルや使用頻度、登山地域の気候条件などを考慮して、適切な重量のテントを選びましょう。
構造で選ぶ ダブルウォールかシングルウォールか
登山用ソロテントの構造は、大きく分けてダブルウォールとシングルウォールの2種類があります。
- ダブルウォール:インナーテントとフライシートの2重構造。結露対策に優れ、快適性が高い。
- シングルウォール:1枚の生地で構成。軽量でコンパクトだが、結露が発生しやすい。
例えば、ゼログラム スルーハイカー1Pは、グランドシート、本体、フライシートが一体型のダブルウォール構造です。設営と撤収が非常に早く、コンパクトに収納できるのが特徴です。 今回の記事ではダブルウォールテントを多く取り上げています。初心者の方には、ダブルウォールが扱いやすくおすすめだからです。自分の登山スタイルや使用する季節、地域の気候条件などを考慮して、適切なテントを選びましょう。
素材で選ぶ
テントの素材は、耐久性、防水性、通気性に大きく影響します。最新の登山用ソロテントでは、高機能な素材が使用されています。 例えば、ニーモのタニ オズモ1Pは、従来のナイロンより3倍伸びにくく、撥水性能も4倍アップした新素材を採用しています。 素材選びのポイントは以下の通りです:
- 防水性:シリコン加工やPU加工された生地を選ぶ
- 通気性:メッシュ部分の面積や配置に注目
- 耐久性:デニール数(D)が高いほど丈夫だが重くなる
使用環境に合わせて、最適な素材を選びましょう。
居住性で選ぶ
ソロテントとはいえ、快適に過ごせる空間は重要です。居住性を判断する際のポイントは以下の通りです:
- フロア面積:就寝時の快適さに直結
- 高さ:着替えや荷物の整理がしやすいか
- 前室の広さ:濡れた装備を収納できるか
例えば、ニーモのタニ オズモは広々とした居住空間が特徴で、メッシュ面積も広く結露対策も万全です。プロモンテのVB12Zは、シングルウォールながら前室付きで、フロア面積も広く寝心地が快適です。 ただし、居住性を重視すると重量が増える傾向にあります。自分の優先順位を明確にして、バランスの取れたテントを選びましょう。
価格で選ぶ
登山用ソロテントの価格帯は幅広く、数万円から10万円以上のものまであります。高価格帯のテントは、最新の素材や技術が使用されており、軽量性と機能性に優れています。 例えば、ダイニーマ素材を使用したテントは、驚異的な軽さを誇りますが、価格は10万円を超えるものが多くあります。一方、アウトレットで購入できる製品もあり、予算に応じて選択肢は広がります。 価格と性能のバランスを考慮し、予算設定をしましょう。高価格帯のテントは長期的な使用を前提に、投資として考えるのも一つの方法です。
初心者におすすめ!登山用ソロテントのおすすめ9選
ダブルウォール、クロスポールで初心者にもおすすめの2024年版ソロテントを集めました。
その1. ゼインアーツ YAR-1
ゼインアーツ YAR-1は、軽量性と高強度を両立した1人用の山岳テントです。シリコーン加工された15Dフライと20Dボトムは、一般的な30Dナイロンを超える引裂強度を実現しています。Xフレーム構造とフック式構造を採用し、設営の簡便性と耐風性を高めています。また、適切なクリアランス設計により結露を抑制し、快適な居住空間を提供します。
スペック
項目 | 仕様 |
---|---|
重量 | 860g(インナー、フライ、ポール)+290g(ガイライン、収納袋、ペグなど含む) |
サイズ | 90×210×高さ95cm |
素材 | 本体:ウォール : 7Dナイロンリップストップ ボトム : 20Dナイロンリップストップ・シリコーン&PU加工(耐水圧1,500mm) フライ:15Dナイロンリップストップ・シリコーン&PU加工(耐水圧1,500m) |
構造 | ダブルウォール |
出入口 | 長辺側 |
価格 | ¥37,950(税込) |
編集長のコメント
キャンプシーンで旋風を巻き起こした話題のブランド、ゼインアーツのYAR-1は、軽量性と高強度のバランスが絶妙な山岳ソロテントですね。2本のフレームを交差させるXフレーム構造とフック式構造の採用で、設営の簡便性と耐風性も両立しています。適切なクリアランス設計で結露対策もしっかりしていますし、前室や収納ポケットなど使い勝手の良さも感じられます。軽量化を追求しつつも実用性を失わない、価格面からも注目のソロテントだと言えるでしょう。
その2. アラタ AX-79
アラタ AX-79は、軽量さとオールシーズン対応の強度を両立した山岳ソロテントです。独自のスリーブハブ構造とガイラインを駆使したトラス構造により、4シーズン対応の耐風性能と915gという超軽量性を実現しています。210cmの横幅と98cmの最大室内高で、高身長の方でも快適に使用できる広々とした空間を提供します。
スペック
項目 | 仕様 |
---|---|
重量 | 915g(最小重量)1060g(装備重量) |
サイズ | 80×210×高さ98cm |
素材 | 本体: 10D 通気性ナイロン フロア:15D リップストップナイロン シリコンコーティング(PU1500) フライ:15D リップストップナイロン シリコンコーティング(PU1200) |
構造 | ダブルウォール |
出入口 | 長辺側 |
価格 | ¥51,150(税込) |
編集長のコメント
AX-79は、軽量性と4シーズン対応の強度を両立させた画期的なソロテントですね。最小重量は915gという驚異的な軽さながら、独自のスリーブハブ構造とトラス構造で高い耐風性を実現しています。210cmの横幅と98cmの最大室内高は、日本人の体格に合わせた快適な空間を提供していますね。荷物を置ける後室空間の採用や濃いグレーのカラーリングなど、細部にまでこだわりが感じられます。軽量化と居住性、耐候性のバランスが取れた、まさに次世代の山岳ソロテントと言えるでしょう。
その3. ニーモ タニ オズモ 1P
ニーモが日本の山岳シーン向けに開発したフラッグシップモデル「タニ」が、さらなる進化を遂げました。ゆとりある居住性と優れたベンチレーション機能を継承しつつ、新素材OSMO™ファブリックの採用により、トレイル上でのパフォーマンスが大幅に向上しています。濡れた状態での伸縮性が従来モデルの3倍低く、つまり濡れても伸びにくい。たるみを防ぎ、あらゆる天候下で高い耐風性と防水性を発揮します。加水分解もしにくく、引き裂き強度も高いエコ素材です。
スペック
項目 | 詳細 |
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重量 | 1120g(最小) |
サイズ | 幅105×奥行202×高さ103cm |
素材 | 本体:15Dナイロン/メッシュ フライ&フロア:OSMO™ リップストップ(100% リサイクル糸) |
構造 | ダブルウォール |
価格 | ¥72,600(税込) |
編集部のコメント
タニ オズモ 1Pは、日本の山岳環境のためにデザインされたフラッグシップだけあり本格的なソロテントです。OSMO™ファブリックの採用により、雨天時でもテント生地のたるみが少なく、幅も105cmと1人用テントにしては広く、安定した居住空間を確保できる点は特筆に値します。環境への配慮も含めた高性能テントです。
その4. ニーモ アトム オズモ 1P
アトム オズモ 1Pは、初めてテントを購入するユーザーにも高い品質を体験できる山岳用ソロテントです。シンプルで考え抜かれたデザインにより、素早い設営・撤収が可能です。また、ゆとりのある居住スペースと前室を確保しながら、全体の重量を抑えた設計が特徴的。さらに、耐久性のあるフロア素材を採用し、様々なロケーションでの使用に対応します。新たに採用されたOSMO™ファブリックのフライシートは、トレイルでのパフォーマンスとサステナビリティの向上に貢献しています。
スペック
項目 | 仕様 |
---|---|
重量 | 1350g(最小) |
サイズ | 95×210×高さ105cm |
素材 | 本体:40DナイロンRS/No-See-Um メッシュ フライ:OSMO™リップストップ(ナイロン、ポリエステル)フロア:68D PeU ポリエステル |
構造 | ダブルウォール |
出入口 | 長辺側 |
価格 | ¥53,900(税込) |
編集長のコメント
アトム オズモ 1Pは、初心者にも使いやすく、かつベテランの要求も満たす高性能テントですね。タニと比べてコストパフォーマンスにも優れています。スリーブ式と吊り下げ式の良いところ取りをした設営方法は簡単で、初心者にも適しており、素早い設営・撤収が可能な点は、天候の変化が激しい山岳地帯では大きな利点になります。重量も1人用で1,350gと、快適性、耐久性、軽量性を同時に実現しています。
その5. ファイントラック カミナドーム1
カミナドーム1は、日本の優れた繊維技術を活かし、耐久性と快適性を両立しながら、最高レベルの軽量性を実現した4シーズン対応のソロテントです。ダイニーマ®テープを縫い込んだ高強度設計が特徴で、軽量な生地でも十分な強度を確保しています。異なる2タイプの径を用いたポール設計により、壁がしっかり立ち上がり、頭上のクリアランスも高い快適な居住空間を提供します。また、長辺側に入口を設けることによる広い前室や、開閉できるメッシュ窓など、快適性を高める機能も充実しています。
スペック
項目 | 仕様 |
---|---|
重量 | 1130g(インナー、フライ、ポール)+150g(ガイライン、収納袋、ペグ8本) |
サイズ | 90×205×高さ100cm |
素材 | 本体:7Dリップストップナイロン(ナイロン66) フライ:15Dリップストップナイロン(ナイロン66) |
構造 | ダブルウォール |
出入口 | 長辺側 |
価格 | ¥68,200円(税込) |
編集長のコメント
カミナドーム1は、日本の繊維技術の粋を集めた高性能テント。特にダイニーマ®テープを使用した高強度設計は、軽量性と強度を両立する革新的なアプローチだと感じます。1130gという軽さで、長距離縦走での使用に適していそうです。広い前室や開閉可能なメッシュ窓など、快適性への配慮も十分。日本のアウトドアギアの高い技術力を感じさせる一張りだと言えるでしょう。
その6. ヘリテイジ エスパース ソロ アルティメイト
エスパース ソロ アルティメイトは、軽量コンパクトで高性能な一人用テントです。重量1340gながら、耐候性と快適性を両立しています。ユナイテッドポールスリーブにより、素早く簡単な設営が可能です。また、フルメッシュのエントランスと後面のメッシュベンチレーションによる効果的な換気システムにより、蒸し暑い季節でも快適な室内環境を保てます。
スペック
項目 | 仕様 |
---|---|
重量 | 1340g(ペグは別:100g) |
サイズ | 100×210×高さ105cm |
素材 | 本体:15Dナイロンリップストップ(超撥水加工)グランドシート:30Dナイロンダイヤモンドリップストップ(PU防水加工、シリコン撥水加工) フライ:20Dポリエステルリップストップ(PU防水加工、シリコン撥水加工) |
構造 | ダブルウォール |
出入口 | 長辺側 |
価格 | ¥64,350円(税込)通販サイト |
編集長のコメント
1.34kgという軽さは長距離のソロ登山には実用的です。それでいて、耐候性も十分。雨や風にも強く、安心して使えます。長辺側に設置されたフルメッシュのエントランスと後面のメッシュのベンチレーションを使えば換気性能も優れており、結露の心配も少ないのが嬉しいポイントです。その性能と耐久性を考えれば十分な価値があると思います。ソロ登山を楽しむ方には自信を持っておすすめできる一品です。
その7. ザ・ノース・フェイス マウンテンショット1
マウンテンショット1は、軽量性と居住空間の確保を両立した3シーズン用山岳テントです。インナーテントに15デニール、フライシートに20デニールの軽量素材を使用しながら、1人がゆったり寝られる幅90cmの室内を確保しています。広い前室と靴やバーナーを置けるサブスペースも特徴的です。ハーフスリーブ構造により直感的な設営が可能で、高い耐風性と快適な室内空間を実現しています。
スペック
項目 | 仕様 |
---|---|
重量 | 1160g(インナーテント、フライシート、ポール) |
サイズ | 90×217×高さ106cm |
素材 | キャノピー:15Dリップストップナイロン フロア:20Dリップストップナイロン1,500mm PU/シリコンコーティング フライ:20Dリップストップナイロン1,500mm PU/シリコンコーティング |
構造 | ダブルウォール |
出入口 | 長辺側 |
価格 | ¥58,300(税込) |
編集長のコメント
マウンテンショット1は、軽量性と快適性のバランスが取れた優れたソロテントですね。ハーフスリーブ構造による直感的な設営は、素早く対応できる点が魅力的です。居住性も抜群で、サブポールが生み出す広々とした頭上空間や、ゆったりとした前室など、快適な空間を提供してくれます。細部の工夫も素晴らしく、入口反対側のジッパー付きスリットなど、使い勝手の良さを随所に感じられます。
その8. モンベル ステラリッジ テント1
ステラリッジ テント1は、世界トップクラスの軽量性と耐風性を両立した4シーズン対応の山岳テントです。本体とレインフライに新開発の素材を使用し、過酷な環境下でも真価を発揮します。独自の吊り下げ式構造により、強風時にも素早い設営が可能です。また、豊富なオプションとの併用で、オールシーズンあらゆる状況に対応できる高い汎用性を持っています。防水性の高いバスタブ構造のフロアなど、機能面でも充実しています。
スペック
項目 | 仕様 |
---|---|
重量 | 1140g(本体、レインフライ、ポール) |
サイズ | 90×210×高さ105cm |
素材 | 本体:10デニール高強力ポリエステル[はっ水加工] フロア:30デニール・バリスティック®ナイロン・リップストップ[耐水圧1,500mmウレタン・コーティング] フライ:20デニールリップストップナイロン[耐水圧1,500mmウレタン・コーティング] ポール:アルミニウム合金 ∅8.5mm |
構造 | ダブルウォール |
出入口 | 短辺側 |
価格 | ¥35,200(税込)レインフライは別売り |
編集長のコメント
ステラリッジ テント1は、その軽量性と高い耐風性が印象的ですね。特に、新開発の素材を使用している点は、メーカーの技術力の高さを感じさせます。吊り下げ式構造による素早い設営は、悪天候時に大きな利点になりそうですし、本体とレインフライのクリアランスを大きく取れるため、結露を防ぐことにもつながります。豊富なオプションとの併用で様々な状況に対応できる点も、長期的な使用を考えると魅力的ですね。
その9. アライテント エアライズ1
エアライズ1は、軽量性と機能性を両立した3シーズン対応のソロテントです。1360gの軽量設計で、豊富なオプションを利用することで4シーズン対応も可能な高い汎用性が特徴です。フルフライタイプの構造で防水性に優れ、簡単な設営が可能なフレームスリーブを採用。コンパクトながら十分な居住性を確保し、アクティブな登山者のニーズに応える高性能テントです。
スペック
項目 | 仕様 |
---|---|
重量 | 1360g (本体+フレーム+フライシート) ペグ、張り綱は別に220g |
サイズ | 100×205×高さ100cm |
素材 | 本体:28dnリップストップナイロン フライ:30dnリップストップナイロンPUコーティング シート:40dnナイロンタフタPUコーティング |
構造 | ダブルウォール |
価格 | ¥50,600円(税込) |
編集部のコメント
エアライズ1は、軽量性と機能性のバランスが絶妙なソロテントですね。設営のしやすさや豊富なオプションの存在感が光ります。3シーズン用でありながら、オプション次第で4シーズン対応できる点も、1年を通して使えるコスパの高さを感じさせます。機能面での妥協のない作りは、さすが老舗ブランドの技術力を感じますね。
▼1人でも快適、エアライズ2のレビューはこちら
PEAKS編集長、宮上が教える「最初のテントはダブルウォール・クロスポール」
初めての1人用山岳テントで失敗しないポイントは2つ。 ひとつ目は、ラインナップがもっとも多いクロスポールから選ぶこと。 ふたつ目はダブルウォールモデルを選択すること。 このチョイスは今後のテント泊登山をするうえでもっとも汎用性が高い。 クロスポールは、基本的に自立式なので設営がしやすく耐風性能が高いので、ときに風が強く吹く森林限界を超えた環境や、ペグが効きにくい地面でも安定して使いやすいのと、ダブルウォールは結露に強く、湿気の多い時期や雨の環境でも内部が濡れにくい。 決して安くはない山岳用テントは、これからいろいろなシチュエーションで長く使うことになるはず。慣れてくれば岩場の続く稜線での縦走や、雨に降られるタイミングだってあるだろう。 各社展開するモデルは多数あるが、微妙に味付けが異なる。これは使いやすさや重量、そして生地の耐久性にかかわるので、自分の重視するポイントの優先順位を定めて選べば迷いはなくなる。 また、余裕があるなら2人用をチョイスするのもおすすめ。だれかを連れて行くことになったり、物が多くなる冬の山行でも活用することができる。
登山用ソロテントに関する皆の疑問と答え
初心者でも簡単に設営できるテントはある?
登山初心者にとって、テント設営は大きな不安要素の一つです。しかし、心配する必要はありません。PEAKS編集長、宮上のコメントにもあった通り、クロスポール式で(自立式の)ダブルウォールテントが初心者におすすめです。 自立式テントは、ポールを組み立てるだけで形が整います。これにより、岩場や固い地面でも設営は比較的しやすいです。また、ダブルウォール構造は結露を防ぎ、快適な睡眠環境を提供します。 多くのメーカーが初心者向けの説明書や動画を提供しており、事前に練習することで、現地での設営時間を大幅に短縮できます。例えば、日本語の組み立て説明書付きの軽量テントなら、アウトドア初心者でも簡単に設営できます。
シングルウォールとダブルウォール、どちらを選ぶべき?
テント選びで悩むポイントの一つが、シングルウォールとダブルウォールの選択です。 シングルウォールテントは、一枚の生地で構成されているため、軽量でコンパクトです。設営も比較的簡単で、雨の中での設営時にテント内部が濡れにくいのが特徴です。しかし、結露が発生しやすく、換気に注意が必要です。 一方、ダブルウォールテントは、内側と外側の二重構造になっています。この構造により、結露を防ぎ、快適な睡眠環境を提供します。また、保温性も高く、悪天候時でも安心です。ただし、シングルウォールに比べて重く、設営にやや時間がかかります。こちらも宮上おすすめの通り、 初心者の方には、快適性と安全性を重視してダブルウォールテントをおすすめします。慣れてきたら、軽量化を目指してシングルウォールにチャレンジするのも良いでしょう。
テントの耐風性はどう確認すればいい?
山岳地帯では突然の強風に見舞われることがあるため、テントの耐風性は重要です。耐風性を確認する方法は主に以下の3つです。
- スペックの確認: メーカーが公表している耐風速度を確認しましょう。一般的に、4シーズン用テントは風速20m/s以上の耐風性があります。
- 構造の確認: ドーム型やトンネル型のテントは、比較的高い耐風性を持っています。また、ポールの本数が多いほど、強風に耐える力が高まる傾向にあります。
- 設営方法の確認: 正しい設営方法を学び、実践することで耐風性が向上します。ガイラインを適切に張ることが特に重要です。
実際の使用時には、風向きを考慮してテントを設置し、必要に応じて風除けを活用することで、さらに安全性を高めることができます。
まとめ
登山用ソロテント選びは、初心者にとって悩ましい問題です。しかし、クロスポールで(自立式)ダブルウォールテントを選べば、設営の簡単さと快適性を両立できます。耐風性や結露対策にも注意を払い、自分のニーズに合ったテントを選びましょう。事前の練習と正しい知識があれば、初心者でも安全で快適な登山を楽しむことができます。テント選びは登山の醍醐味の一つ。ぜひ、自分に合ったテントを見つけて、素晴らしい山の景色を楽しんでください。
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