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【空間演出術を学ぶ③】内装はシンプルなまま、存在感のあるファニチャーで作る空間。

住まいのインテリアは、動線や実用性も重視したいけれど、やっぱり人生で長い時間を過ごす“住処”をどんな風に作り込むか、どんなイメージでコーディネートするか、自分らしいライフスタイルを反映したお気に入りの空間づくには、こだわりたいところ。

そこで、インテリアのヒントにできる実例をご紹介。しっかりとライフスタイルを持った人が自分たちの「好き」を空間で表現したひと癖もふた癖もある居住空間には、真似をしたくなるアイデアがいっぱい! 第3弾は、空間内に置くファニチャーや雑貨によって雰囲気を作るキリル・バガートさん。コツコツ集めたヴィンテージファニチャーが彩る空間に潜入!

アンティークでも、使ってこそその実力がわかる。

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カリフォルニアスタイルのインテリアといえば、ビーチを感じるサーフ系や、オイルの匂いがしそうなガレージ系を想像しがちだが、かつてのデザイナーズ・ファニチャーをメインにした、優等生的なスタイルも少なくない。

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ロサンジェルスはシルバーレイクにあるショップ「カウンティLTD」のクリエイティブ・ディレクターをしているキリルの自宅は、真っ白な空間にセンス良くヴィンテージファニチャーを置いたショールームのような居住空間。

インテリアのチョイスは自分の直感を信じているけど、ベースにあるのはナチュラルな木製のファニチャーが好きだということ。大好きなイタリアやフレンチのモダニズムや、メキシコやアフリカのスタイルを取り入れているという。
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その教科書は旧いインテリア書籍など。そこからインスピレーションを受けて理想の居住空間をこつこつと作っていった。そのためにはヨーロッパ諸国も行ったし、コレクターとコンタクトを取ったり、さらにはローカルのフリーマーケットにも足を運んだという。いわゆる自分の「好き」を追い求め、足で稼いだ結果がこの空間を作り出したのだ。

ファニチャーに重きを置いて、過度には飾らない。

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オランダのデザイナー、シーズ・ブラークマンのデザインした木製のキャビネットは1945~1965年まで製造されていたもの。巨大だが圧迫感のないデザイン。棚の上にはアンティークのポッタリー(陶器)を中心にディスプレイ。あえて大量に並べず、さらりと並べるところにセンスの良さを感じる。

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ダイニングルームにもヴィンテージが。ダイニングチェアはアフラ&トビア・スカルパがデザインしたカッシーナのプロダクツ。当然イタリア製で、さすがレベルが高い。

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2ベッドルーム、1ベッドルームに奥さんのアリーシャと2人暮らし。アメリカでは典型的なスタイル。奥さんも旦那のファニチャー選びに理解がある。ベッドルームも白を基調に木製家具だけで構成。木製のベッドフレームはDIYだというから驚き。お気に入りのファニチャーが無ければ自分で作るという。

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ベッドルームにも大好きなチェアを置く。奥にあるのは作者不明のフレンチ・ヴィンテージ。手前にあるのはシャルロット・ペリアンのデザインした有名なスツールだ。

欧米の存在感のあるヴィンテージファニチャーが好きなことから、内装は手を加えることなく極めてシンプルに、あえてハコよりもファニチャーを主役に空間を演出するというスタイルは、シンプルすぎないセンスのいい空間を生み出している。

【DATA】
エリア:ハイランドパーク・ロサンジェルス
敷地面積:約90平方メートル
間取り:2ベッドルーム、1バスルーム
築年数:約50年

▼【空間演出術を学ぶ】連載記事はこちら

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(出典:『LIGHTNING 2018年12月号 Vol.296』)

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めぐミルク

Lightning / 編集者

めぐミルク

編集部のマドンナ。会社イチのミニマムボディでありながら、その笑い声は会社中にとどろくパワフル女子。文具、カメラの専門誌、旅雑誌などを経て、現在はハンバーガー担当。キャプション書きが異様に早い。ニックネームは某牛乳から

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