購入するならココへ。レッド・ウィングの直営店と、ヴィンテージブーツの聖地。

数ある靴のブランドの中で、どうしてレッド・ウィングがここまで特別な存在なのか? それは東京と大阪、そして仙台にある直営店「レッド・ウィング・シュー・ストア」に行くと実感できる。いわゆる“靴屋”の概念をはるかに超えた店内は、レッド・ウィングの歩んできた歴史、それを支えたクラフトマンシップ、そして「常にベストなサービスを提供する」というポリシーで満たされている。直営店のうち、東京と大阪の店舗をまずはご紹介しよう。

ファッションの中心地に拠点を構える旗艦店。レッド・ウィング・シュー・ストア 東京青山店

店内の奥にはヘリテージワークのシリーズが揃う。ヘリテージワークとは20世紀中盤頃から続く伝統的なモデルを指し、この一角でレッド・ウィ ングが築きあげてきたアメリカンワークブーツの歴史が垣間見られる

日本のファッションやトレンドの情報発信地の一つである青山・骨董通りに位置する国内初のレッド・ウィング直営店。店内はインダストリアルな什器を使用したクラシカルな雰囲気で統一され、ヴィンテージモデルや製造過程のブーツをディスプレイすることで、現行モデルのルーツや品質のこだわりが感じられるショップとなっている。さらに、一部のモデルではブーツのワイズを選ぶことができるので、レッド・ウィングを熟知した専門スタッフのフィッティングの元、自分の足にぴったりのブーツを手に入れることができる。創業以来、大切にしてきたブランドの歴史やクラフツマンシップなど、レッド・ウィングの価値観が凝縮された空間となっているのである。

直営店ならではの魅力がいっぱい!

重厚感のあるレザーのソファのあるフィッティングスペース。 ワークブーツだからこそ、自分にあったフィッティングは欠かせないもの。ここで熟練の専門スタッフがブーツ選びをナビゲートしてくれる。サイズ計測だけでなくインソールやソックスも色々と試せるので、自分にぴったりの1足を見つけることができるのだ。

オリジナルグッズの豊富さも直営店ならでは! ウール製ソックスやシューレース、また、オイルやクリーナーなどのメインテナンスグッズもオリジナルで展開。すべてブーツ用に自社開発したもので、ブーツを買った後のことまで考えてくれているブランドの懐の深さが伺える。

最新モデルのサンプルが並ぶ棚(写真は2016年のもの)。発売に先駆けてチェックすることができる。新作やショップ限定のアイテムが一目瞭然!

【DATA】
RED WING SHOE STORE TOKYO AOYAMA
東京都港区南青山5-4-29
TEL03-6450-5349
12時〜20時
水曜休
※ 但し祝日の場合は営業

クラシカルなブランド背景を堪能できる店舗。レッド・ウィング・シュー・ストア 大阪 ランバーカンパニー

東京青山店に次いで、大阪・南船場にオープンしたランバーカンパニー。その店名は、店舗建物が1950年代初頭
に建てられた材木店のものであったことに由来し、天井の高いレンガ造りの内装には古い木材が立てかけられ、当時の面影が偲ばれる作りとなっている。基本的には東京青山店と同様に、ワイズセレクトや限定モデルの販売など直営店だけのサービスも充実。こちらでもレッド・ウィングのブランド背景を感じられる歴史の片鱗がディスプレイされ、また、熟練のスタッフが間違いのないブーツ選びを丁寧にサポートしてくれる。

ブランドの歴史の片鱗がココにある!

ワークブーツとしてのレッド・ウィングの地位を確立した名作中の名作、『877』のルーツとなる『ハンツマン』。創業110週年記念として、1930年代のハンティングブーツを再現した。また、製作風景をイメージしたクラフツマンシップを感じるディスプレイも一見の価値あり(取材当時)。

店内には、旧き良き時代を感じさせるヴィンテージの底付け用ミシン『LANDIS K』をディスプレイ。存在感のある迫力の佇まいは一見の価値あり! レッド・ウィングの重厚な世界観を演出している。

店内のディスプレイでソールが縫い付けられる前のワークブーツの製作工程段階を見ることができる。製作の裏側を包み隠さず披露できるということは、クオリティのこだわりを証明することでもあるのだ。

【DATA】
RED WING SHOE STORE OSAKA LUMBER CO.
大阪府大阪市中央区南船場4-10-22
TEL06-6224-0520 12時〜20時 水曜休
※ 但し祝日の場合は営業

そして、ヴィンテージ・レッド・ウィングの聖地と称される「ホープスモア」。

若者のファッションの聖地として知られる東京・渋谷からほど近い、世田谷区・三宿にブーツ専門店「ホープスモア」がある。そこには、堅牢な作りで知られるアメリカ生まれのワークブーツを中心に、常時約1700足を超えるブーツが、ユーズド、デッドストック、なかには希少な限定生産モデルやヴィンテージまで幅広く揃えられ、全国各地だけでなく世界中からファンが訪れるほどの名店だ。

レッド・ウィングのエンジニアブーツが壁一面にズラリと並び、ファンならずともその迫力に圧倒されるはずだ。ヴィンテージから現行まで幅広く揃っているのも専門店ならでは

店内は、床から天井までずらりとブーツで埋め尽くされ、360度見渡す限り、すべてブーツの景観に、初めて訪れる人なら誰しもが驚きを隠すことはできない。それもそのはず、これほどまでにブーツに特化し、揃えたショップは、世界中どこを探しても見つけることは不可能なのだから。

製造された年により、PT83、PT91などの印が施され、年代判別の有力なディテールとなっているエンジニア。使用する革や金属パーツ、シルエットなどの細かな違いも魅力だ

その恐るべきブーツ群の約7割を占め、ショップでも人気なのがレッド・ウィング。ワークブーツの起源を持ちながらも、いまやファッションアイテムとしても定番とされ、時代を越えてもなお、愛され続けている銘品たち。専門店ホープスモアの名を業界に轟かせた本命ブランドでもある。アイリッシュセッターを始め、エンジニア、ロガー、ペコスなど、かつてプレミアが付き、入手困難とされたブーツもチラホラと顔見せし、レッド・ウィングファンのみならず、ブーツファン垂涎のラインナップとなっている。

ユーズドブーツがメインであるが、 なかには箱付きデッドストックのよ うなコンディションの高いブーツも 多くラインナップされる。現行とは異なる箱のデザインも雰囲気良し

通常、ユーズドショップであれば、基本的に1点ものであるため、自身に合ったサイズが無ければ、諦めるほかなかった。しかし、それこそが専門店としての強み。ホープスモアには、同モデルでサイズ、カラー、コンディション、製造年の異なった個体が数多く存在する。その昔、惜しくも手放してしまった思い出のブーツも、当時と変わらないクオリティで必ず見つけることができるはずだ。

創業から100年以上もの歴史を持ちながらも、ワークブーツ然とした堅牢な作りで、いまでも変わらず、アメリカにて製造されるレッド・ウィングのブーツ。Made in U.S.A.の象徴的なアイテムとして、日本だけでなく、世界的に認知されている。当然、長く作られてきたアイテムのため、製造年によって、タグ、刻印、パーツなど、少しのディテールの差が生じているのも必定。その代表格がエンジニアブーツに付けられたPTシリーズ。作られた年代によってPT83、PT91などと型番が付けられ、ファンの中では、その年代によって、素材、見た目、履き心地を分析するのもひとつの愉しみとなっている。

代表を務める福島紀彦さん。彼にとって初めてのレッド・ウィングブランドは、エンジニアブーツだった。当時手に入れたブーツは手放し てしまったようだが、いまでも愛して止まないブーツのひとつだ

オーナーである福嶋さんがレッド・ウィングを初めて手に入れたのは高校生の頃。働いていた古着店のオーナーの影響を強く受けたため、レッド・ウィングへの憧れは強かったのだという。そして、初めて手に入れたのが黒のエンジニアブーツ。当時、認識は無かったようだが、いわゆるPT91と呼ばれるモデルだったと推測する。さすがにその頃のエンジニアブーツは手元に残していないという福嶋さんだが、以降、同じ型のブーツを数足購入し、毎日のようにへビーに履き倒すほど、お気に入りのひとつとなっているという。少なくとも自身で専門店をオープンさせるきっかけとなった1足に違いない。

見渡す限りブーツで埋め尽くされた店内。設置された棚だけでなく、天井からも吊り下げられるほど在庫数は多い。すべて、クリーニングが施されているため、 快適に履くことができるのも嬉しい

東京・三宿でブーツ専門店であるホープスモアをオープンさせたのは2010年のこと。もともとは、埼玉県にある実家の納屋を改造してひとりで始めた事業で、会社設立が2006年。いまでも、当時から変わらず足繁く通ってくれる
人がいるのはとても嬉しいことだと話す。それも、専門店であるからこその強みだと福嶋さんは考える。

「僕が専門店にこだわるのは、’90年代に勢いのあったスニーカー専門店のインパクトの強さが、いまでも脳裏に焼き付いているからです。そこには、プレミアが付き高額となったジョーダンシリーズなどが、上から下へとズラリと並び、その景色は圧巻でした。ブーツの専門店がない中、自分たちの力でその景色を見てみたかったというのが、僕のブーツ専門店としてのルーツなんです。ショップに来てくれる人に大きなインパクトを与えるのもショップとしての在り方なのだと思っています。今後、いろんな専門店ができると面白いですよね」

【DATA】
HOPES MORE
東京都世田谷区三宿1-1-19 梓ビル1F
11 時〜20 時 月曜定休
(買取)http://hopesmore.net
(販売)http://hopesmore.com

問い合わせ/ ホープスモアTEL03-6413-8683

 

※情報は雑誌掲載時のものとなり、現在品番変更、後継モデル、終売の場合があります。

(出典:別冊2nd「ザ・レッド・ウィング・ブック」別冊Lightning「RED WING BIBLE」)

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PROFILE

モヒカン小川

Lightning編集部

モヒカン小川

幼少期の革ジャンとの出会いをきっかけにアメカジファッションにハマる。特にレザー、ミリタリーの知識は編集部随一を誇り、革ジャンについては業界でも知られた存在である。トレードマークのモヒカンは、やめ時を見失っているらしい

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