
【決定版】メンズに人気のブーツブランド32選。

モヒカン小川
- 2019年11月27日
INDEX
ブーツの購入を考えた時にまず知りたいのは、どんなメンズ向けブーツブランドがあるのかだろう。メンズブーツの多くは、ファッションアイテムとして一般化される以前、労働者などの足元を守るワークブーツとして誕生した。
そのためアメリカのブランドが多いイメージだが、もちろんヨーロッパ、日本製のものまで世界中にブランドがある。世界の人気の定番ブーツブランドから、日本製にこだわるドメスティックブランドまで、特徴と合わせて紹介していこう! まずは世界の定番人気ブランドをピックアップしよう!
【1】ワークブーツの王道ブランド「RED WING レッド・ウィング」

1905年、アメリカ中西部に位置するアメリカ・ミネソタ州の人口3万人の小さな街、レッド・ウィング・シティで産声を上げたレッド・ウィング。1930年代にエンジニアブーツ、1950年代にはアイリッシュセッター、1950年代後半にはペコスブーツと、いまだに愛される歴史的なモデルを次々に世に送り出すなどその功績は計り知れない。
また、それまでアウトドアやワークシーンのものであったレッド・ウィングを、ファッションアイテムに昇華させた日本の功績はとても大きく、「877」やその派生型である6インチ丈の「875」、エンジニアやペコスなど、現在に至るまでストリートファッションの中心であり続けている王道ブランドだ。
- 創業年/1905年
- 創業地/アメリカ・ミネソタ州
- 代表作/アイリッシュセッター「875」、ペコスブーツ、ベックマンブーツ、ポストマンシューズ、エンジニアブーツなど
- 価格帯/3万~5万円台中心
- http://www.redwingshoe.co.jp/
▼レッド・ウィングの詳しい記事はこちら!
【2】ブーツ界の最高峰「WHITE’S BOOTS ホワイツブーツ」

ワシントン州スポケーンに拠点を置くホワイツ。オレゴン州にあるウエスコと並んで業界を牽引する最高峰ブランド。創業は南北戦争以前に遡るというから実に18世紀半ば。今でも昔ながらのハンドメイド製法を守り、メイド・イン・USAで生産され続ける名門だ。ワークブーツらしい堅牢さに加えて、フォーマルウェアにも似合う上品さを併せ持つのも人気の由縁。一生モノのブーツといえば「ホワイツ」と言われる、ブーツラバー垂涎の一足だ。
- 創業年/18世紀半ば
- 創業地/アメリカ・ワシントン州スポケーン
- 代表作/スモークジャンパー、セミドレス、ノマド、オリジナルパッカーなど
- 価格帯/10万円前後~
- https://whitesbootsjapan.com/
▼ホワイツブーツの詳しい記事はこちら!
【3】至高のカスタムブーツ「WESCO ウエスコ」

1918年に産声をあげたウエスコ。創業当初から堅牢な作りに定評があり、ロガーや高所作業に従事するラインマン、消防士といったタフな現場で働く男たちの足元を支えてきたリアルワークブーツブランドだ。創業100周年を迎えた同社は、現在でも大量生産は行わず、オレゴン州スキャプースにある工場で1足1足ハンドクラフトによって製作を続けている。ウエスコといえばカスタムオーダーで手に入れるブーツの代名詞となっている。
- 創業年/1918年
- 創業地/アメリカ・オレゴン州
- 代表作/ボス、ジョブマスター、ロメオなど
- 価格帯/10万円前後~
- http://www.wescojapan.com/
▼ウエスコの詳しい記事はこちら!
【4】アウトドアブーツの最高峰「ダナー DANNER」

創業は1932年。1959年には、アメリカで初めてビブラムソールを用いたシューズを開発し、ʼ60年代にはバックパッカーマガジンでマウンテントレイルが紹介されるなどアウトドア業界で一躍知名度を上げる。その後、1979年に世界で初めてゴアテックスを採用したダナーライトをリリース。変わらぬデザインとスタイル。昔も今もアウトドアブーツの最高峰のブーツである。
- 創業年/1932年
- 創業地/アメリカ・オレゴン州
- 代表作/ダナーライト、マウンテンライトなど
- 価格帯/2~6万円台中心
- https://jp.danner.com/
▼ダナーの詳しい記事はこちら!
【5】アメリカ紳士靴ブランドのトップ「オールデン ALDEN」

創業は1884年。端正なフォルムと美しい仕上がりに加えて、医療用矯正靴から発展したフットバランスを矯正するというモディファイドラストを開発するなど、履き心地も追求したシューズで古くからアメリカ紳士靴ブランドのトップに君臨してきたオールデン。オールデンのコードバンといえばいつかは履きたい憧れの逸品として革靴好きの間では有名だ。なかでもオールデンの405は映画「インディ・ジョーンズ」シリーズで主人公が履いていたことからインディブーツと呼ばれ、有名。
写真は日本企画によって1995年に誕生したタンカーブーツ。現在では数多くの別注が登場するなど世界中に愛されるモデルとなっている。こちらは2015年にリリースされ定番化された人気モデル。ブラッククロムエクセル、6インチ、ノルウィージャンフロント、379Xラスト。プランテーションクレープソールを採用。
- 創業年/1884年
- 創業地/アメリカ・マサチューセッツ州ミドルボロウ
- 代表作/インディブーツ、オックスフォードなど
- 価格帯/10万円前後中心
- https://www.lakotahouse.com/brand/category/3
▼オールデンの定番モデルや垂涎の一足はこちら!
【6】フランス生まれの名門が作る登山靴「パラブーツ Paraboot」

近年日本でも外羽根Uチップの「シャンボード」が話題になるなど、カジュアルシーンでも注目を集めるフランス生まれの名門。創業は1908年。1927年からは天然ラテックスを使ったラバーソールの自社生産を開始。ソールだけでなく、素材へのこだわりや創業以来メイド・イン・フランスを貫く姿勢に、フランス国内はもちろん世界中から絶大な支持を集める。
写真はパラブーツの登山靴ブランド「ガリビエール」から1992年に発売された名作の誉れ高い一足「アヴォリアーズ」。多くのリクエストに応える形でパラブーツネームで復刻。登山靴の原型となる細く長いシャモニーラスト、オイルドレザーを使い、堅牢なノルヴェイジャン製法での仕上げ。スマートだから街にも映える。
- 創業年/1908年
- 創業地/フランス・ヴォアロン地方
- 代表作/シャンボード、アヴォリアーズ、ミカエルなど
- 価格帯/6万円台中心
- http://boq.jp/paraboot/
【7】英国王室御用達! カントリーブーツといえば「トリッカーズ Tricker’s」

創業は1829年。伝統の製法を守る工場は、現存するノーサンプトン最古のグッドイヤーウェルテッド工場としても知られる。ロンドンの直営店舗には英国王室チャールズ皇太子御用達の紋章が掲げられているなど、まさに伝統と格式あるブランドとして世界で販売されている。ドレッシーな紳士靴からハンティング用のブーツまで幅広いラインナップを誇る。
写真は、トリッカーズを象徴するモデルにしてカントリーブーツの傑作「MALTON」。雨が多い英国の気象を考慮して防水性に優れたカーフレザーのアッパー素材、内部へ水が染み込むのを防ぐためのストームウェルト、足への衝撃を吸収するダブルレザーソールなど、デザインだけでなく機能的にも名作と呼ぶに相応しい完成度。チャールズ皇太子がルームシューズを愛用していたことからロイヤルワラント(英国王室御用達)の証を授かった。
- 創業年/1829年
- 創業地/イギリス・ノーサンプトン
- 代表作/カントリーブーツ、モンキーブーツなど
- 価格帯/7~8万円台中心
- http://www.gmt-tokyo.com
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【8】世界で最も多くの木型の種類を持つ、英国老舗「クロケット& ジョーンズ Crockett&Jones」

英国最高級靴の聖地、ロンドン北西部のノーザンプトンで1879年に創業。今でも1足作るのに約8週間を要するグッドイヤーウェルト製法や、防水性を持たせたベルトショーン製法など、熟練の職人が伝統的な手作業での製法を受け継いでいる。また、世界で最も多くの木型の種類を持つメーカーとしても知られ、豊富なデザインバリエーションを展開する。
「CHERTSEY」は1960年代の登場以来、木型やデザインを変更することなく現在に至るブランドのチャッカーブーツのフラッグシップモデル。牛革のスウェードとソールにレザーソールを使ったシンプルでスッキリとしたシルエットは、ビジネスからタウンユースまであらゆるシーンやコーデに対応できる便利な1足。
- 創業年/1879年
- 創業地/イギリス・ノーサンプトン
- 代表作/チャートシー、タッセルスリッポン、ボストンなど
- 価格帯/7万円台前後中心
- http://griffin.cx/crockett-and-jones
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PROFILE

Lightning / 編集者
モヒカン小川
幼少期の革ジャンとの出会いをきっかけにアメカジファッションにハマる。特にレザー、ミリタリーの知識は編集部随一を誇り、革ジャンについては業界でも知られた存在である。トレードマークのモヒカンは、やめ時を見失っているらしい
幼少期の革ジャンとの出会いをきっかけにアメカジファッションにハマる。特にレザー、ミリタリーの知識は編集部随一を誇り、革ジャンについては業界でも知られた存在である。トレードマークのモヒカンは、やめ時を見失っているらしい