
「BUZZ RICKSON’S バズリクソンズ」直伝! A-2のお手入れ術と保管のポイント。

めぐミルク
- 2020年02月16日
冬が終わりに近づくと、気になってくるのが冬服のメンテナンス。保管前にどんなことをすればいいのか? 今回はミリタリージャケット「TYPE A-2」のお手入れを、その道のスペシャリスト「バズリクソンズ」企画統括・亀屋さんにお聞きした。
教えていただいたのはこの方!
「バズリクソンズ」企画統括・亀屋康弘さん。日本を代表するミリタリーガーメ ンツのスペシャリスト。特に敬愛するTYPE A-2に関してのメインテ ナンスを伝授してもらった。
ホースハイドのTYPE A-2をメンテナンス!
今回ケアするのは、ホースハイドバズリクソンズのA-2。過剰にオイルを塗るより、年に1、2回程度に抑えた方が味が出やすい。メンテの際はライニングにクリームが付かないよう注意が必要だ。
用意するもの
こちらはワセリンと鉱油をベースとしたバズリクソンズのレザーコンディショニングクリーム。ミンクオイルと比べると抜群の浸透性を誇る。革の状態にもよるが、塗布は年に1、2回で十分。
1.スナップを外して下準備。
まずは襟とポケットのスナップを外して、メンテをしやすいようにする。下には新聞紙を敷くといい。
2.ジッパーを上まで閉める。
ライニングがクリームで汚れないように、ジッパーを締めてからメインテナンスを開始。
3.襟を立てて下準備完了。
擦れやすい襟部分はメンテ必須。後ろ襟の革とライニングの境目は特に注意して塗布する。
4.素手で丁寧に塗っていく。
固形の保革油は、体温で溶けるため、布などを使うよりも、素手で塗ると伸びがいい。
5.細かな部分を忘れずに。
脇下など、細かな部分も塗っていく。シワ部分なども丁寧に塗ったら、後は自然乾燥。
仕上がりがこちら!
適度なツヤが生まれた。経年変化も馴染み、カッコよさが増したように感じる。
【保管】幅広のハンガーに掛け風通しのよい場所で保管。
肩部分に掛かる負担を分散させるために、厚みのあるハンガーを使う。ない場合は所持するハンガーを2つ重ねて使えば問題なし。湿気がこもるとカビの原因となるので、カバーはせずに、風の通しのいい場所で保管する。
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(出典/「Lightning 2017年3月号 Vol.275」)
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Text/T.Itakura 板倉環 S.Sato 佐藤周平 M.Kuwabara 桑原将嗣 S.Shibayama 芝山一 M.Matsumoto 松本めぐみ
Photo/T.Shinjo 新城孝 T.Hanawa 塙卓真 M.Watanabe 渡辺昌彦 K.Wakabayashi
若林邦治 K.Hayashi 林和也 S.Kai 甲斐俊一郎 Y.Roppongi 六本木泰彦 Y.Higuchi 樋口勇一郎
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PROFILE

Lightning / 編集者
めぐミルク
編集部のマドンナ。会社イチのミニマムボディでありながら、その笑い声は会社中にとどろくパワフル女子。文具、カメラの専門誌、旅雑誌などを経て、現在はハンバーガー担当。キャプション書きが異様に早い。ニックネームは某牛乳から
編集部のマドンナ。会社イチのミニマムボディでありながら、その笑い声は会社中にとどろくパワフル女子。文具、カメラの専門誌、旅雑誌などを経て、現在はハンバーガー担当。キャプション書きが異様に早い。ニックネームは某牛乳から