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中古価格も高騰! キング・オブ・ロレックス「DAYTONA(デイトナ)」ってどんな時計?

ロレックスといえば、エクスプローラー、サブマリーナー、GMTマスターなど様々なモデルが存在するが、その中でも絶大な人気を誇るモデルが、ご存知「DAYTONA(デイトナ)」だ。それゆえファンの間では“キング・オブ・ロレックス”と評されるほど。俳優のみならずレーサーとしても活躍したポール・ニューマンが愛用していたことでも有名だ。そんなデイトナが不動の王者たり得る所以を、歴史や愛好家の声から探ってみよう!

ロレックス「DAYTONA(デイトナ)」の歴史を振り返る。

ロレックスのクロノグラフといえばデイトナが有名だが、実は戦前からクロノグラフを手掛けていた実績があってのこと。現在に至るデイトナ人気の系譜の一旦を、ここで紹介させていただこう。

1930s CHRONOGRAPH Ref.2023 Cal.Valjoux 13

当時としては大振りな約33.5mm径のK18ケースからもクロノグラフに対する誇りが窺える。テレメーターを装備した文字盤のデザインも魅力的。市場で販売されることはめったにない希少品だ。参考商品(リベルタス TEL06-6643-9455)

1930s CHRONOGRAPH Ref.3525 Cal.Valjoux 23

オークションハウスに出品される超レア物のひとつが初期のクロノグラフ。バブルバックのようにピンクやイエロー、そしてブラックなど文字盤にはカラーバリエーションがある。針は全てブルースチール。参考商品(リベルタス TEL06-6643-9455)

1950s OYSTER CHRONOGRAPH Ref.6234 Cal.Valjoux 72

ファンの間ではプレデイトナと位置づけされるクロノグラフ。ステンレスケースのモデルも存在するが、ブラック文字盤はすでに天文的な金額で取引される状態に。参考商品(リベルタス TEL06-6643-9455)

1950s OYSTER CHRONOGRAPH Ref.4500 Cal.Valjoux 23

バブルバック期ならではの2ピース構造のオイスターケースで、凝ったダイアルデザインはこの時代ならではの大きな特徴といえるだろう。参考商品(ケアーズ森下本店 TEL06-6643-9455)

1964 CHRONOGRAPH Ref.6238 Cal.72B

プレデイトナと呼ばれるRef.6238。まだ上品でドレスウォッチ然としているが、インダイアルなどディテールは確実に後のデイトナを彷彿とさせるスポーティなものに。ムーブメントもバルジュー72をベースに独自に改良したものを搭載。参考商品(リベルタス TEL06-6643-9455)

Early 1960s CHRONOGRAPH Ref.6238 Cal.72B

こちらが上のモデルの黒文字盤。当時はシルバー系のドレスモデルが主流だったが、この精悍なマスクからもプレデイトナが、今日のスポーツモデルの礎になったということは疑いようのない事実だろう。参考商品(クォーク新宿本店 TEL03-3354-9091)

Early 1960s COSMOGRAPH Ref.6239 Cal.72B

プレデイトナからモデルチェンジされ、タキメーターを外した文字盤は、後のデイトナの原点というべきもの。このRef.6239は、ル・マンと呼ばれる初期デイトナで、まだプラスチックベゼルは存在していなかった。1963年頃誕生。参考商品(リベルタス TEL06-6643-9455)

Mid 1960s COSMOGRAPH DAYTONA Ref.6241 Cal.722-1

1965年頃に登場したのが、プラスチックベゼルを装備したRef.6241。特にエキゾチックダイアルと呼ばれるこの文字盤ポール・ニューマン(PNダイアル)と称されるが、これは本人が愛用していたことに由来する。まだプッシャーは非防水仕様のため、オイスター表記はない。参考商品(左 / リベルタス TEL06-6643-9455、右 / クォーク新宿本店 TEL03-3354-9091)

Late 1960s COSMOGRAPH DAYTONA Ref.6262 Cal.727

デザイン的には大きな変化はないままムーブメントを変更し、1965年頃に登場した第2世代のデイトナ。バルジュー72をもとにロレックスが独自に改良を加えたムーブメントを搭載する。こちらはそのエキゾチックダイアルモデル。参考商品(リベルタス TEL06-6643-9455)

1970 COSMOGRAPH DAYTONA Ref.6263 Cal.727

50メートル防水を確立して登場した第3世代のデイトナ。スクリューロック式のプッシャーを装備したことが大きな特徴だ。1988年までという比較的ロングセラーモデル。参考商品(リベルタス TEL06-6643-9455)

1970s COSMOGRAPH DAYTONA Ref.6263 Cal.727

こちらはプラスチック製のタキメーターベゼルを装備したエキゾチックダイアルモデル。このオイスター仕様のPNダイアルが、これまでは最も人気を博すモデルだった。参考商品(リベルタス TEL06-6643-9455)

1970s COSMOGRAPH DAYTONA Ref.6265 Cal.727

1970年に登場した第3世代のデイトナで、手巻きムーブメントを搭載した最終モデル。オイスター仕様でステンレスのタキメーターベゼルを装備した、高い人気を誇る1本。こちらも1988年まで長く販売された。ここ最近価格が急上昇したことでも知られる。参考商品(リベルタス TEL06-6643-9455)

1970s COSMOGRAPH DAYTONA Ref.6265 Cal.727

18Kの金無垢モデルの中でも黒文字盤のものは流通量が少なかったため、今となっては希少価値が非常に高く、入手することは非常に難しい。参考商品(クォーク新宿店 TEL03-3354-9091)

1988 OYSTER PERPETUAL COSMOGRAPH DAYTONA Ref.16520 Cal.4030

1988年に登場した第4世代のデイトナRef16520。傑作と称される1969年登場のゼニスのムーブメントであるエルプリメロをもとに、独自で改良を加えた自動巻きのCal.4030を搭載。これによってロレックスのスポーツモデルは、すべて自動巻きムーブメント搭載となった。ここ数年で’94年~’95年頃の個体(シリアルS品番、W品番)を筆頭に黒文字盤のインダイアルが茶色く変色することが分かり(変色したらパトリッツィダイアルと呼ぶ)、プレミア価格で取引されている。参考商品(リベルタス TEL06-6643-9455)

DAYTONA表記の有無に意味は?

Ref.6263、Ref.6265から12時間積算計の上部にDAYTONAの表記が赤字でプリントされるようになったが、生産初期ロットの文字のものは無地だった。しかし数年後からプリントを開始。メーカーで文字盤を交換すると、やや小さいDAYTONA表記になるため、ファンの間ではプリント入りオリジナル文字盤を「ビッグDAYTONA」と呼ぶ。

「DAYTONA(デイトナ)」ラバーの愛機をチェック!

プレデイトナ期も含めれば、その歴史は他のスポーツモデルに比べ圧倒的に長いが、ここで気になるのがやっぱり愛用者たちの声。ということで、ファッション業界で活躍する「デイトナ」ラバーたちを代表して「HOPESMORE」の福嶋さんに、愛機との出会いやその魅力などを徹底的に伺った。

「HOPESMORE」代表 福嶋紀彦さん × 2013 ROLEX DAYTONA Ref.116506

レッド・ウィングを中心にウエスコやホワイツ、ダナーといったワークブーツのみを扱うユーズド専門店として、ブーツ好きには知られる「ホープスモア」の福嶋さん。ブーツはもちろん、クルマやファッションなどにも自身のこだわりとスタイルを持つが、ここ10年ほどは時計にもその守備範囲を広げている。

「たまたまロレックスの正規代理店に知り合いができて、その人に紹介していただいたりしながら、気に入ったものに出会えたら買うという感じです」

自身では「そこまで熱狂的ではない」と謙遜するが、昨年にはヨーロッパ旅行時にスイスで開催される「バーゼル・フェア」にも足を運ぶなど熱狂っぷりを披露。現在ロレックスを中心に10本近くあるコレクションのなかから特にお気に入りというのが、2013年に発売されたロレックスのデイトナ。モデル誕生50周年を記念して、デイトナでは初となるケースもブレスレットもプラチナ製。文字盤はプラチナ専用色として採用されたアイスブルーというプレミアム仕様だ。

「この形と色合いですね。これに惹かれて。基本的に選ぶ基準はブランドとか年代の新旧ではなくて、自分がピンとくるかどうかということですね。こういうのって出会いだと思うので、思い切って買いました。あと、プラチナならではの重厚感もいいんですよね。でも、見た目はそこまでギラギラしてないし、仕事のときでもジャケットを着るような格好のときでも似合うので気に入ってますね。もちろん一生モノですよ」

愛用しているのは……2013 ROLEX DAYTONA Ref.116506

デイトナ誕生50周年を記念して2013年に登場したプラチナ仕様の特別モデル。チェスナットブラウンという絶妙なカラーのセラミック製ベゼルとの相性も抜群。

ケースもブレスレットもプラチナ製。同じような色味だが、この輝きはステンレス製とは段違い。そして、重さもステンレスモデルの約2倍。この輝きと重厚感がプレミアムの証。

これまではデイトナとレディースの限られたプラチナモデルのもに使用されてきたアイスブルーの文字盤を採用。ギラギラではないが、クールな輝きとともに漂う高級感はまさに逸品。

香港のコレクター集団”VRHK”メンバーの愛機もチェック!

香港はロレックスの愛好家が多いことで有名だが、なかでも”Vintage Rolex Hong Kong”というコミュニティは際立っている。彼らはフルオリジナルにこだわり、傷があってもケースは磨かない。可能な限りオーバーホールしていないものを好んで収集するため、常に世界中のコレクターと交流し、真贋の確かなトップピースが飛び交う情報網の中心にいる。そんなVRHKメンバー秘蔵の「DAYTONA(デイトナ)」を、ごく一部だが紹介しよう。

Mr. JIM × 1963 COSMOGRAPH Ref.6239 , 1967 COSMOGRAPH DAYTONA Ref.6239 “PAUL NEWMAN” , 1970 OYSTER COSMOGRAPH “PAUL NEWMAN” Ref.6263 & 1967 COSMOGRAPH DAYTONA “PAUL NEWMAN” Ref.6241

VRHKのリーダーであり、スポーツモデルからドレスモデルまで圧倒的なトップピースばかりを厳選し、現在65本所有。ロレックスは現行品を約30年前に買い始めたそうで、そのきっかけは母親からもらったボーイズモデルだったそう。2004年からヴィンテージモデルの収集を開始。約3年半前にVRHKを立ち上げた。

愛用しているのは……1963 COSMOGRAPH Ref.6239

1963年に登場した初代デイトナが、このRef.6239。その最初期モデルで、ちょうど夜光塗料がラジウムからトリチウムに移行するタイミングでもあり、この時期のみアンダーラインと呼ばれる横棒がダイアルに入れられていることが多い。こちらはコスモグラフ表記の下にある。トリチウムに変更したことを示す印といわれており、以降は最下部のSWISS横にトリチウムを示すTが追加される。まだデイトナ表記はなく、’60年代半ばにはコスモグラフの下に入り始める。

愛用しているのは……1967 COSMOGRAPH DAYTONA Ref.6239 “PAUL NEWMAN”

初代デイトナであるRef.6239のエキゾチックダイアル。デイトナはその名の通りカーレーサーをターゲットにしたモデルで、レーサーとしても活躍した俳優のポール・ニューマンが愛用したことから、ポールニューマンダイアルとも称される。ちなみに上のRef.6239と同じ金属ベゼルだが、275の刻みのないこちらの方が後期型ベゼルになる。

愛用しているのは……1970 OYSTER COSMOGRAPH “PAUL NEWMAN” Ref.6263

第3世代のデイトナで、プラスチックベゼルを装備するのがこのRef.6263。手巻きデイトナの中でも市場で最も人気を集めてきたのが、この世代だ。こちらはそのポールニューマンダイアル。ムーブメントは、バルジュー社製のCal.72をベースにした72B、722-1を経て、この第3世代から手巻きクロノグラフの名機と称されるCal.727を搭載する。

愛用しているのは……1967 COSMOGRAPH DAYTONA “PAUL NEWMAN” Ref.6241

初代デイトナRef.6239はステンレススチールのベゼルを装備して1963年に登場したが、それに遅れること約2年、プラスチックベゼルを装備したこのRef.6241がリリースされた。こちらは中でもレアなポールニューマンダイアルを装備した’67年製。Ref.6239と同様にノンオイスターケース(30m防水)を採用している。

Mr. DANNY × 2000 OYSTER PERPETUAL COSMOGRAPH DAYTONA Ref.16520 , 2000 OYSTER PERPETUAL COSMOGRAPH DAYTONA(PT) Ref.1165506-0004 & 1969 OYSTER COSMOGRAPH “PAUL NEWMAN”(Mk.Ⅰ)

現行モデルからヴィンテージまで様々なブランドのウォッチを幅広くコレクション。ロレックスは、押さえておきたいド直球のヴィンテージモデルだけでなく、個性のあるレアモデルも新旧問わず収集。ファッションに近い感覚で時計をチョイスする感覚の持ち主だ。

愛用しているのは……2000 OYSTER PERPETUAL COSMOGRAPH DAYTONA Ref.16520

この数年で市場価値が急騰したモデルのひとつが、この5桁リファレンスのデイトナ。それまで唯一の手巻きスポーツモデルだったデイトナは、ゼニスが開発した名機と謳われるムーブメントであるエルプリメロを独自に改良したCal.4030を搭載。初の自動手巻きモデルとして1988年に発売された。その最終モデルがこのP品番のもの。付属品全て揃うフルセットで所有。

愛用しているのは……2000 OYSTER PERPETUAL COSMOGRAPH DAYTONA(PT) Ref.1165506-0004

プラチナ無垢のデイトナRef.116506アイスブルーの中東別注モデル。現在でも中東のロレックスディーラーのうち2店舗で富裕層による別注が行われているそうで、このような最近のモデルでもこのアラビックモデルが存在するのだ。実は同じデザインのダイヤ入りも存在するが、この美しいコントラストを持つダイヤ無しの方がVRHKでは人気だ。

愛用しているのは……1969 OYSTER COSMOGRAPH “PAUL NEWMAN”(Mk.Ⅰ)

第三世代のデイトナであるRef.6263の最初期モデルで、ポールニューマン仕様のマークⅠダイアルを装備した激レアな1本.出荷時のままのMk.0プッシャーが残り、極めつけは最初期にだけ採用されていたポールニューマンブレスと称されるNo.7835 / 71Nの専用巻きブレスレットを装備。これだけとんでもない金額で取引される超激レア品だ。

Mr. JOSEPH × 1968 COSMOGRAPH DAYTONA Ref.6241

10年くらい前から時計を集め始めたというジョセフさんは、同じデザインが溢れる現行品には満足できなくなり、5年後にはヴィンテージロレックスに惹かれるようになったという。それから勉強と探求に専念。今から3年前、遂にヴィンテージロレックスを買うようになった。毎年1つのモデルについて勉強し、それを熟知してから買うという繰り返し。今はミルガウスRef.6541に没頭しているそう。Ref.8171が好きで、もっと状態の良いものも常に探しているという。

愛用しているのは……1968 COSMOGRAPH DAYTONA Ref.6241

第一世代のデイトナでステンレスベゼルを装備するRef.6239発表の数年後に登場したのが、プラスチックベゼルを装備するRef.6241。こちらはそのポールニューマンダイアルを装備したモデル。まだノンオイスター仕様のため当時は30m防水だった。当然プッシャーやリューズにロック機能は付いていない。

Mr. JUSTIN × 1971 COSMOGRAPH DAYTONA Ref.6264

ヴィンテージロレックスの味わい深い雰囲気や個性的なデザインが好きだというジャスティン。知名度があり、種類も豊富で、何よりロゴや名前も好きだとロレックスを絶賛する。5年前からヴィンテージロレックスを収集。現在5本所有しており、将来的には、Ref.6264デイトナ・ポールニューマンの金無垢”JPS”が欲しいそう。

愛用しているのは……1971 COSMOGRAPH DAYTONA Ref.6264

1970年頃に登場した第二世代のデイトナで、Ref.6241の後継機となるRef.6264。デザインにほぼ変更はないが、ムーブメントがCal.727になった。この傑作と称されるムーブメントは、1988年のエルプリメロ搭載まで続く。非防水プッシャーのノンオイスター仕様のため、30m防水だった。

Mr. VINCENT WONG × 1975 OYSTER COSMOGRAPH DAYTONA Ref.6263 & 1979 OYSTER COSMOGRAPH(YG) Ref.6263

昔から時計が好きだったと語るヴィンセントさんは、約25年前からヴィンテージロレックスも買い始めたという。シリアル番号から製造年が分かるように、記録が残っていることが大きな魅力で、現在は計400本のヴィンテージウォッチを所有するが、その半数が旧いロレックスだという。次はRef.6062が欲しいそう。

愛用しているのは……1975 OYSTER COSMOGRAPH DAYTONA Ref.6263

プッシャーはロレックスで交換されたものだが、綺麗にブラウン化したインダイアルが美しいこのデイトナは、紛れもなく現在ホットな存在であり、一級品である。このRef.6263はプラスチックベゼルの手巻きデイトナ最後期型で、このような経年変化を”Brown Eye”と呼ぶ。

愛用しているのは……1979 OYSTER COSMOGRAPH(YG) Ref.6263

手巻きデイトナの最終型であるRef.6263の金無垢モデル。ステンレススチールモデルはノンクロノメーターのCal.727ムーブメントだが、この金無垢モデルはクロノメーター認定を受けたCal.727を搭載。エンドピースは57刻印のものを装備する希少な1本。

Mr. Ray Luk × 1972 OYSTER COSMOGRAPH DAYTONA Ref.6263 , 19973 OYSTER COSMOGRAPH “TROPICAL” Ref.6263 & 1976 OYSTER COSMOGRAPH(YG) Ref.6263

1991年から現行モデルのロレックスだけでなく、様々なハイブランドの時計の収集も開始。味わい深いものが好きで、さらに珍品や限定品のようなものも好みということで、必然的にヴィンテージモデルにも興味を持った。それを買い始めたのは2004年。現在ヴィンテージロレックスは、厳選したモデルを15本所有。

愛用しているのは……1972 OYSTER COSMOGRAPH DAYTONA Ref.6263

ビッグデイトナ、またはビッグレッドと呼ばれるオリジナルのダイアルをキープするRef.6263。1980年代まで続く手巻きデイトナの最後期型だが、ケースバックには新品かと思えるほど綺麗な状態でリファレンスのステッカーが残る、超極上コンディションの1本だ。

愛用しているのは……19973 OYSTER COSMOGRAPH Ref.6263 “TROPICAL”

デイトナ表記のない、手巻きデイトナ最後期モデルのRef.6263。本来3つのインダイアルはブラックで、その配色から”パンダ”と呼ばれる人気カラーのモデルだが、、その楽しみのひとつがこのトロピカル化。インダイアルのみこんなにブラウンになるのは稀だが、この配色には唯一無二のカッコよさがあるのである。

愛用しているのは……1976 OYSTER COSMOGRAPH(YG) Ref.6263

ブラックのダイアルが経年変化でややグレーがかった色合いに変化してきている、金無垢ケースのRef.6263。プッシャーはオフィシャルの交換用になっているが、ケースなども抜群のコンディションをキープしている。金無垢は派手に見えるが、この時代のデイトナは華奢で存在感も控えめなので、非常に合わせやすいのでとても魅力的なのだ。

Mr. HENRY CHOW × 1975 OYSTER COSMOGRAPH DAYTONA Ref.6263 “UAE QURAYSH HAWK”

時計好きな父親の影響で興味を持ち、日本の雑誌をよく読んでいたことから藤原ヒロシさんやネイバーフッドの滝沢さんに影響を受けたというヘンリーさん。2005年に初めてのヴィンテージロレックスとしてRef.5513を購入。買う前は約3年間ロレックスについて勉強したそう。現在はヴィンテージロレックスだけで120本所有するが、今回はデイデイト中心にした。今後はRef.1665オマーンが欲しい。

愛用しているのは……1975 OYSTER COSMOGRAPH DAYTONA Ref.6263 “UAE QURAYSH HAWK”

第三世代のデイトナRef.6263に、当時のドバイ国王が別注したといわれるUAEの紋章がプリントされたモデル。一度に40本前後オーダーし、関係者に配布したほか、一部を当時販売していたといわれているが詳細は不明。どちらにしても超レアな存在で、コレクタブルな逸品なのだ。

Mr. MING WONG × 2019 OYSTER PERPETUAL COSMOGRAPH DAYTONA(PT) Ref.116506-0004 & 1968 COSMOGRAPH DAYTONA Ref.6239 “PAUL NEWMAN”

ヴィンテージカメラ、特にライカのコレクターとして知られるミングさんがロレックスに熱中したのは約8年前。学生時代から日本の雑誌を見て育ったため、旧い玩具などにも興味を持った。ヴィンテージカメラのお店を始めたのは、2009年3月。その空間にヴィンテージロレックスのコレクターも来るようになって交流を深めた。今では週1回はVRHKのメンバーで集まり、年に1回は必ず全員出席の日があるという。最近は塊根植物にドハマり中で、ヴィンテージデニムにも興味があるという。

愛用しているのは……2019 OYSTER PERPETUAL COSMOGRAPH DAYTONA(PT) Ref.116506-0004

無垢のプラチナを使った重厚な現行デイトナの「アイスブルー」というモデルに、中東の富裕層が別注したと思われるアラビア語カスタムの1本。実はダイヤ入りも存在するのだが、ベゼルにダイヤが敷き詰められると、見た目のコントラストがなくなって美しくないため、個人的にはこのデイトナはダイヤなしが好みだと、ミングさんは語ってくれた。

愛用しているのは……1968 COSMOGRAPH DAYTONA Ref.6239 “PAUL NEWMAN”

2017年秋、ポール・ニューマン本人が愛用していたRef.6239(見た目はベルトも含めこれと全く一緒)が、フィリップスのオークションにて20億円以上で落札されたことが記憶に新しいが、こちらはそれをオマージュしてベルトカスタム。一切ケースも磨いていないフルオリジナルとしては、奇跡的な極上のコンディションをキープする、ミングさん自慢の1本だ。

 

いかがでしたか? ヴィンテージのみならず現行品にもファンが多い「デイトナ」。時計に全く興味がなかった方も、ロレックスの数ある時計のなかでデイトナが最も人気が高い理由が分かったはず。ヴィンテージ市場では価格が高騰し続けているが、まずは現行品から始めてみるのも悪くないのでは?

(出典:「別冊Lightning Dear my Watch ディア・マイ・ウォッチ」「別冊Lightning ヴィンテージウォッチの教科書」「Lightning Archives ROLEX」「Lightning 2019年11月号 Vol.307」)

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PROFILE

ランボルギーニ三浦

Lightning / 編集者

ランボルギーニ三浦

全国的に名を轟かせていた札幌の老舗ヴィンテージショップに就職。29歳で上京。Lightning編集部、兄弟誌・2nd編集部で編集長を務めた後、現在は、Lightningに。ヴィンテージ、古着の知識はその道のプロに匹敵。ランボルギーニ三浦の由来は、もちろんあの名車

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