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穴の開いたジーンズを、おしゃれにリペア(修理・補修)する方法。

自分の身体に馴染み、経年変化も美しく表現されたお気に入りのジーンズ。10年選手ともなるとさすがにダメージも大きくなり、ちょっとした動きで破けてしまう。そこで自分で補修、修理したり、ハードな破れなどはプロに任せたり、再び愛用ジーンズが息を吹き返すためにリペアが必要となってくる。

リペアの仕方は後半で紹介するが、まずはボロボロで穿けなくなってしまう前に日頃からマメなメインテナンスを心掛けたいところ。そこでデニムのスペシャリストとして、「ウエアハウス」の藤木さんにメインテナンスの“いろは”を指南してもらった。

買ったばかりのジーンズ、どんな扱い方が正解ですか?

汚れやダメージ、洗濯や保管など気にしないで良いのがジーンズの良点。しかし、実際に自宅で洗濯、保管となると、何が良くて何が悪いのか頭の中であやふやとなっているコトも多いはず。長くジーンズを愛用するために心がけたい4つのポイントをまずは抑えよう。

1.自宅でジーンズを保管する際、最善の方法は「ハンガー保管」。

ジーンズラバーなら当然知っていることだが、自宅のクローゼットスペースが許すのであれば、ハンガーで保管するが理想。畳むことでできるシワやスレなどを回避できる利点がある。しかし、日本の住宅事情を考えると、ほとんどの人がジーンズは畳んで保管しているもの。長期で保管する際は畳みシワなどが気になる人もいるだろう。「僕の場合、三つ折りではなく二つ折りにして畳んでいます。どうしても畳みシワが付いて、そこから退色したりするので、定期的にクローゼットのなかでももう一度畳み直したりしています」

2.新たに買ったリジッドジーンズは「セルビッジの脇割り」を施す。

リジッドのジーンズを新たに購入した際、まず糊を落とすために水洗いをし、デニムを縮ませることが初めの一歩。生地を収縮させることで強い生地にするため。リジッドのまま穿き続けダメージを受けると生地や縫製が破れる可能性が高くなる。「糊を落としたあと、裏返してセルビッジ部分がキレイに開いているかを確認します。このひと手間を加えることでセルビッジ部分のアタリが美しく表現されるようになります」

3.汚れや臭いがひどい場合「ナノコロイド」で洗濯を。

一般的に中性洗剤が良いとされているが、ウエアハウスが開発に携わったナノコロイドプレミアムのデニムウォッシュ洗剤は汚れのみを落とし、愛着のある大切なジーンズを傷つけることはない。「原料は食品として使用されている大豆脂肪酸と水のみ。それらをナノレベルの粒子に分解し活性化させて作り上げた洗剤です。ジーンズのインディゴを落とすことなく、汚れのみを落とすのでデニムを育てたいという人にオススメです」

▼正しい洗い方はこちらの記事でチェック!

最初が肝心! 新品ジーンズの正しい洗い方を覚えよう。

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2019年12月07日

4.膝の部分が伸びてしまったら、洗濯がベストだが「スチーム」でもOK。

洗濯によって一度縮んだジーンズは穿く度に自然と生地も伸び、自分の身体のサイズに合ってくる。それが“シュリンク トゥフィット” と謳われた。人間は歩く、座るなど日常の動作に、どうしても膝を曲げることが多いため、膝だけが色落ちしたり、伸びたりするもの。「膝が出てくるのは生地の特性上仕方ありませんが、あまり長く洗わずほっておくとそのカタチにクセ付き形成されてしまいます。定期的にスチームをあてることで軽減されます」

ジーンズの穴を補修しよう! セルフメインテナンスで自分仕様に!

穿くごとに、生地も柔らかく自分の身体にフィットするジーンズ。その副産物として表れるのが経年変化でありダメージだ。それが美しいか否かでヴィンテージ市場でも大きく価格が変わる。エイジングは、1本たりとも同じ個体が存在しない、いわばジーンズのデザインとして高く評価されるポイントなのだ。

そして、自分のためだけに形成された色落ちやダメージは愛用者にとって、同じ時間を過ごした証。それが愛着となり、より一層育まれていく。そんな1本を簡単に手放すことはできない。何度も修理を施し穿き続けるのは男の美学でもある。より長くお気に入りのジーンズと付き合うためにセルフメインテナンスは必要不可欠だ。

そこでリペアのプロに素人でもできるジーンズリペアの小技を「ウエアハウス」きってのリペア職人で知られる渋谷店店長の浅井さんに伝授してもらった。

「ウエアハウス東京店」店長・浅井耕太郎さん ウエアハウスのフラッグシップである東京店の店長を務める。デニムのリペア歴が長く、 熟練した高い技術はウエアハウスを愛する多くのファンからの厚い信頼を得ている

「穿いている下着が見えるほど股や尻が裂けたり、脚入れするごとに膝のダメージに突っ込み日に日に大きくなっていく大きな破れだったり、もうどこもかしこもボロボロで修理箇所も多いとなれば、プロの技術が必要となってくるかとは思いますが、比較的小さな穴やちょっとしたダメージくらいなら、小学校の家庭科の授業レベルの技術で、簡単にリペアすることができますし、場合によっては色糸や刺しゅう糸などを使ってデニムのアクセントにしちゃうっていうのもアリですよね」

【膝の穴】おしゃれな補修の仕方&膝破れリメイクのアイデア。

放っておくと手が付けられなくなるほど大きなダメージとなる膝。自肌が見えるまでのダメージではないため見逃しがちだが、この場所を起点に徐々に広がっていく可能性が高い。進行速度が速いので早めに対処しておいたほうがいい。「余り布を裏からあてダメージを囲うようにやや太めの糸でアレンジしました」と浅井さんが伝授するのはあえて“見せる”リペア。不器用でもいい味わいになりそうだ。

当て布は保管しておこう。

裾詰めの際に切ったパンツの余り布などは当て布として再利用できるため保存しておこう。

太目の糸を使って当て布を縫い付ける。

膝に開いた穴をぐるっと一周囲うように当て布を縫い付ける。これで穴がこれ以上広がるのを防ぐ。そして当て布の端をきちんと固定するように縫い付ければ2重の安心に。太い糸を使ったことで、味わい深い印象に。

裏から見ることこんな感じ。よれないように気を付けて縫い付けよう。

小穴や小さな破れはワッペンで隠す!?

膝の破れが引っかき穴とかそれ以上広がらないような穴や破れであればお気に入りのワッペンを被せてしまうのもひとつの手法。「見た目のアクセントとなるのでワッペンもアリ!」と浅井さんも言うように、ブランドによってはオフィシャルでワッペンを使ったリペアをしているところもあるほど、ポピュラーな修繕方法だ。

【ボタンホールの緩み】トップボタンがいつの間にか外れる原因をケア!

ボタンホールのほつれからトップボタンの締まりが緩々で気付いたら外れてしまっているということはよくあるはず。「トップボタンはジーンズのなかでも比較的頻繁に開け閉めで使用する箇所。ボタンホールに沿って数回返し縫いをするだけで補強できるんです」

返し縫いを重ねるだけでOK!

ボタンホールの広がった部分に、ボタンホールに施されている縫い目に合わせて重ねるように返し縫いを行う。これで厚みができてボタンホールが狭まり、ボタンが外れにくくなる。

仕上がり。太い糸を使ってもボタンで見えなくなるので安心して縫おう。

【ポケット口】意外と見落としがちなダメージのおしゃれなリペア方法。

ウォレットや携帯電話を収納するバックポケットは理解できるにしてもあまり収納しないにしてもダメージを受けているポケット口。「ポケットに手を入れたりするので自然とダメージが付く箇所。あえて色付きの糸でポケット口を巻くようなイメージで補修します」

赤色の糸を使って「見せて」補修する!

ケバケバしていて割れる前にリペアしておきたいポケット口。あえて赤など目立つ太目の糸を使ってデザインのポイントにしてしまうのもおしゃれに見せるポイント。隠すより見せる、それもリペアの醍醐味だ。ふちを巻き込むように、たてまつり縫いをする。このときあまり間隔をあけすぎず、写真程度にするとよいだろう。

仕上がり。なかなかおしゃれに仕上がった。ほかのカラーでもまた違った印象になりそうだ。

▼おすすめのメンズライクな裁縫道具はこちら!

英国生まれの「MERCHANT&MILLS マーチャント&ミルズ」の裁縫道具は男の必需品!

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2017年06月14日

【股の破れ】セルフでは困難な場所は、迷わずプロに相談しよう!

ダメージの多い箇所である股。入り組んだ場所であるためミシンも入りづらい。さらに負荷が掛かりやすい箇所であるため、より頑丈なリペアが必要となる。それが接着芯を付けた上からミシン糸で反復縫製する“タタキ”だ。これは自分ではなかな難しいので、リペアのプロにお任せしよう!

ミシンを使って補強していく。

丁寧に縫い付けられた当て布。これでまたお気に入りのジーンズをはくことができる。

編集部のリペア職人による力作を紹介!

こちらは、ライトニング編集部・ラーメン小池(40代男性)による自作リメイクジーンズ。ほとんど崩壊寸前だった格安のビッグEをちゃんと穿けるまでに再生させた力作だ。フロント部分はほとんどが裏からデニムを当てて継ぎ接ぎ。もともとのダメージもそのままの状態でリペアしているので迫力はスゴイ。

このほかにも数々のジーンズをリペアしてきた裁縫男子・ラーメン小池の力作が気になる方は下記記事をご覧ください。

お手本にしたい! リペア(修理・補修)上級者によって蘇ったダメージジーンズ5本。

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2020年06月07日

ショップだけでなく、リペア専門店もおすすめ!

今回リペアの方法をレクチャーしてくれた「ウエアハウス」の各ショップには、ダメージを受けたジーンズのリペアをしてくれるスタッフが常駐しているため気軽に相談することができる。

【DATA】
ウエアハウス東京店
東京都渋谷区恵比寿西1-29-8 恵比寿ウエスト1F
TEL03-5457-7899
営業/11:00~20:00
休み/無休
http://www.ware-house.co.jp

ウエアハウスだけでなく、ブランドによっては相談できる場合もあるので問い合わせてみるといいだろう。またリペア専門店に頼む方法もある。技術とデザインに定評のある2店舗を紹介しよう。

1.Jeans Repair GOEMON(ジーンズリペア ゴエモン)/千葉

ジーンズに特化したリペア・ショップで、裾上げ・穴ふさぎ、ジッパー交換などを行っている。中でも穴のリペアには定評があり、その方法も跡が目立たないオリジナル・リペア、ナチュラルにリペア跡を残す軽いリペア、早く安価に仕上がるクイック・リペアがあり、できる限りの希望に応えてくれる。

【DATA】
千葉県柏市千代田1-1-34 2F
TEL04-7167-9125(お見積もりはMAILで)
営業/9:00~19:00、日曜〜18:00
休み/木曜
http://goemongoegoe.com/goegoehomepage_new/ripeagoemontoppage.html

2.rant-rave(ラントンレーブ)/東京

他のショップではあまり対応していない、前ポケット布袋の交換や、リベットの交換など、さまざまな依頼に対応してくれる優良リペア・ショップ。対応の早さや安価な価格設定、さらに24時までの営業と、サービスのよさも売り。ジーンズをリペアに持って行く際は、必ず洗濯後未使用の状態で持って行くのが最低限のマナーです。

【DATA】
東京都目黒区上目黒2-49-19
TEL03-3794-0663
営業/15:00~24:00、土曜12:00~、日祝日12:00~21:00
休み/不定休
www.rant-rave.net

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2019年12月20日

(出典/「Lightning 2017年3月号 Vol.275」)

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PROFILE

ラーメン小池

Lightning / ディレクター

ラーメン小池

Lightning編集部、CLUTCH magazine編集部を経て、Lightning編集長を務めた後、現ディレクター。アメリカン・カルチャー、特にヴィンテージ・アメリカンをこよなく愛する。クルマから雑貨まで、あらゆるアイテムに食いつくのが悪い癖

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