
雨天厳禁の思い切ったルーフレス仕様!1927年式フォード モデルTでバス釣りに行く男。

Lightning 編集部
- 2020年12月07日
ホットロッドに乗ってバス釣り!? そんなアングラーは世界にどれくらいいるだろうか。そんな奇特なひとりが原宿と栃木の佐野に店舗を構える「ウルフマンバーバー」の曽原さんだ。好きなアメリカンカルチャーを純粋に追いかけて、今の形になったという彼のホットロッドとの付き合い方を紹介しよう。
世界に何人いる? ホットロッドでバス釣りに行く男。
禁酒法時代からホットロッドカルチャーが盛り上がったゴールデンエイジまで旧き良きアメリカのカルチャーに精通する曽原さん。氏が手掛ける「ウルフマンバーバー」を訪れると、その世界観がひしひしと伝わってくる。自身もポマードで固めたフェードスタイルにタトゥー、ホットロッドといった男らしいスタイルを地で行くのだが、そこに昔から大好きなバス釣りが加われば、こんなライフスタイルになるわけだ。

「けっしてバス釣りに行くためにホットロッドに乗ったわけではありません(笑)。まったく理に適ってないですから。昔からホットロッドカルチャーが大好きで、アメリカのバーバーをやってる連中なんかが乗ってるのを見て、漠然と乗りたくなったんです。

普段は東京にいて、休みになると本店と自宅のある佐野に戻るというルーティンで過ごしていて、休みの日にホットロッドに乗ることが最高の気分転換なんです。それと昔から続けているバス釣りもリフレッシュできる趣味のひとつ。住んでいる佐野には、車で30分程度で有名なバス釣りのスポットがいくつかあるんです。そこにホットロッドでドライブがてら行って、釣りを楽しむ。そんな休日が好きなんです」

【1927 FORD MODEL-T】 オフロードも狭い道も、どこまでも行ける釣りの相棒を拝見!
エンジンは、キャデラックの331cu.in.(約5.4リッター)のV8エンジンに換装。これはキャデラックが初めて手掛けたOHVのV8エンジンで、現在の道路事情でもストレスなく、気持ちいい加速感を味わえるとか。
荷台部分のウッドはすべて貼り直している。2人乗りだが、荷物はかなり乗るのでバス釣りに行く際も便利。
エンジンは1949年製であるが、ハンドルやミッションなどは、1927年当時のものを活かしている。クラッチがかなり重たいので、渋滞中はまるで筋トレのようになるのもご愛嬌。シンプルなインパネ周りも純正を活かしている。ホイールもキャップも当時のものを使用。車体はオールペンしてあるが雰囲気あり。
荷台のウッド製の柵には、ウルフマンバーバーのペイントが入っている。これもアーティストのスケッチさんによるもの。愛用のロッドはフェンウィック。
曽原さんのお店がこちら!
【DATA】
ウルフマンバーバー佐野店
佐野市高萩町1207-5
TEL03-6447-4285
営業/9:00〜20:00
休み/月曜、第1・3 火曜
http://hair-wolfman.com
(出典/「Lightning 2018年8月号 Vol.292」)
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Lightning 編集部
ファッション、クルマ、遊びなど、こだわる大人たちに向けたアメリカンカルチャーマガジン。縦横無尽なアンテナでピックアップしたスタイルを、遊び心あるページでお届けする。
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