サーフィン講座|悩める女子サーファーいらっしゃい!Vol.3長く波に乗る

その巧みなテクニックにファンの多いプロロングボーダーの島尻裕子さんが、毎回女性サーファーをゲストに迎え、ライディングに関するお悩みを解決するこの企画。
サーフィン歴は長いものの、目立った上達が見られない。今回は中級者にありがちな悩みを解決します。

今回のお悩み「もっと長く波に乗りたい」

ゲスト:神谷ユリ
マッサージ&ボディワークセラピスト。ゴールドジム(http://esalenmassage.net)では、カリフォルニア発祥のオイルマッサージ「エサレン」の講師としても活躍。

波のスピードを活かすには姿勢とライン取りが大事

島尻 おはよう! 一緒に海に入ることは多いけど、こうやって個人レッスンするのは初めてだね。

神谷 そうだね。普段はライディングに関してのアドバイスはないよね(笑)

島尻 野放し……(笑)

神谷 まあ私も、楽しくサーフィンできればいいという考えだから、向上心があまりないかも……。でも、もっと波に長く乗れたら、さらに楽しいだろうなとは思ってるんだよ。

島尻 じゃあ今回はそれを目標にしてみよう。ユリちゃんは波を問わず一通りは乗れるし、一緒に旅も楽しめるけど、サーフィン中の動きが少ないね。ターンなどを取り入れて波に合わせたライン取りをすると、もっと長く波の上にいられると思う。

神谷 なるほど?! 確かに、私は棒立ちというか、ほとんどアクションを入れてないかも。

島尻 あと、基本の立ち姿勢がへっぴり腰だよね……。

神谷 え、ほんと!?

島尻 へっぴり腰だと重心が後ろになってしまうので、波に置いていかれがち。せっかくテイクオフしても、波のスピードを上手く活かせないまま終わってしまうんだよ。

神谷 そうなんだ。どうすればこの姿勢を改善できるんだろう?

島尻 身体の中心が、後ろ足のくるぶしより前に来るよう意識するといいよ。ボードの上に立っている時には、後ろの膝を前足の膝裏につけるイメージを持つと、自然と重心も前側になると思う。

神谷 オネエみたいに、後ろ足を内股にして、両足をくっつける?

島尻 そうそう! 前加重になれば、顔を左右に振るだけで周りの波状況も把握できるし、次のアクションへの移行もスムーズ。クイックな動きがしやすいから、波のスピードに乗ったライディングができるんだよね。

神谷 確かに……。私はただ波に乗って、そのまま波に押されて、気がついたらスープになって、ライディング終了! となっていることが多いかも。

1~2のターンのようなノーズを上げる動作以外は、基本すべて前加重。“お尻を後ろ”ではなく、“膝を前に”を意識したライディングを行おう。身体の中心を後ろ足のくるぶしより前にするのがコツ

島尻 広い視野を持てば、クローズセクションを事前に予測することもできるから、それを避けてパワーゾーンへ移動したり、あえてスープ側に降りて逃げたり、と上手に動けば、もっと長く乗れると思うよ。あと、ユリちゃんは次のアクションへの反応が遅いから、1回1回の動きがコマ切れになっているように見える。早め早めに次のライン取りを決めて、流れよくライディングするとスピードも維持しやすいよ。

神谷 なるほどー。今までサーフィンのテクニックについてあんまり話したことなかったけど、私へのアドバイスは結構あるね(笑)

島尻 確かに……(笑)

神谷 でも、これを実践すれば、サーフィンがますます楽しくなりそう。

島尻 そうだよ! 前は一人で台湾合宿行くほどやる気だったんだから、また頑張ってー!

Shimajiri’s answer「基本姿勢を見直すだけでサーフィンが格段に変わる!」

神谷さんはお尻が下がり、後加重になっているのがNG。島尻プロのように前重心にすると、波のスピードを活かしたライディングができる。

ティーチャー:島尻裕子
千葉北をホームブレイクとするプロロングボーダー。どんなボードも自在に乗りこなすテクニックは、学ぶべき要素も多数。大網白里に自身のショップ「BONS casa de verano」を構える。

(出典『NALU 2018年4月号 No.108』)

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