これだけは知っておきたい! 伝説的なサーフヒーロー達|前編
FUNQ NALU 編集部
- 2021年08月24日
INDEX
サーフィンの歴史を振り返るとき、そこには必ず偉人がいた。僕らはサーファーだから「偉人」ではなく、「ヒーロー」と呼ぶが、改めてそんなサーフヒーロー達をここでフィーチャーしよう。
◎出典: SurfStyle 2021
Tom Curren/トム・カレン
カリフォルニア州サンタバーバラ出身の比類なきスタイリッシュなレギュラーフッター、トム・カレン。1985年と1986、さらには1990年にもワールドチャンピオンに輝いた。彼のタイトル獲得がアメリカのサーフィンに復興をもたらしたと言われており、その後のケリー・スレーターやロブ・マチャドの時代へと続いていった。
photo: Jeff Divine
photo: Kimiro Kondo
Mark Richards/マーク・リチャーズ
オーストラリア・ニューキャッスルのマーク・リチャーズは、1979年から1982年にかけて4年連続ワールドタイトルを手中にしたサーファーだ。ターン時に大きく広げる両腕が特徴で、つけられたあだ名が“ウンデッド・ガル(傷ついたカモメ)”。そしてもうひとつ、15歳のときからシェイプしているツインフィンも彼を語る上で欠かせないキーワードだ。
photo: Kimiro Kondo
Tom Carroll/トム・キャロル
そのパワフルなサーフィンと類稀なるチューブライディングのセンスで知られるオーストラリア・シドニーのトム・キャロル。1983年と1984年にはワールドチャンピオンにまで上り詰めた。それは史上初のグーフィーフッターによるタイトル奪取でもあった。小柄な体格ながら、強靭な足腰で、その後も1980年代のサーフィンを席巻し続けた。
photo: Jeff Divine
Kelly Slater/ケリー・スレーター
この男の登場はまさにセンセーショナルだった。フロリア・ココアビーチ出身のケリー・スレーターは、1992年、20歳のときにワールドタイトルを獲得。最も若い男性の世界チャンピオンに輝いた。その後も革新的なマニューバーで常に時代の先をいくサーフィンを展開。タイトル数も11回を数え、49歳となった今なお、現役でツアーのトップ集団を走っている。
photo: Kimiro Kondo
photo: Yasuma Miura
Andy Irons/アンディ・アイアンズ
カウアイ島ハナレイ出身のアンディ・アイアンズは、2002年から2004年にかけて3年連続でワールドチャンピオンに上り詰めたサーファーだ。それだけでなく、4度もトリプルクラウンのタイトルを獲得。当時、ケリーに対抗する若きライバルとしてしのぎを削った。しかし2010年、心臓発作が原因でこの世を去ってしまった。32歳だった。
photo: JS Callahan/tropicalpix
photo: Jeff Divine
Mick Fanning/ミック・ファニング
全身のバネを使ったしなやかなサーフィンとスピード感溢れるトップアクションで、“ラバーマン”や“ホワイト・ライトニング”の異名を持つミック・ファニング。オーストラリア・ツイードヘッド出身で、2007年、2009年、2013年と3度ワールドタイトルを獲得した。長くトップ選手として活躍した後、2018年に惜しまれつつも引退を表明した。
photo: Jeff Divine
photo: Kimiro Kondo
サーフィン界のトップヒーローたち|後編はこちら>>>
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FUNQ NALU 編集部
テーマは「THE ART OF SURFING」。波との出会いは一期一会。そんな儚くも美しい波を心から愛するサーファーたちの、心揺さぶる会心のフォトが満載のサーフマガジン。
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