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【インタビュー】遅咲きサーファー、枯れぬ情熱。|小池久夫

サーフィンを始めるのに、遅すぎるなんてことはあるのか? 答えはノーだ。歳をいくつ重ねようと体が動くのであれば、波を求めて情熱的な人生を送ることができる。ひょんなことから波乗りにどっぷりハマり、多くのプロ達にも影響を与えるような存在になったサーファーの言葉に耳を傾けてみたい。今回は伊豆を代表するプロサーファー今村氏に、旧知の仲である小池氏のインタビュアーとして協力いただいた。
◎出典: NALU(ナルー)no.121_2021年7月号

伊豆が好きで伊豆に行きたいからサーフィンをしていた

今村:氏名・ご職業を教えてください。

小池:小池久夫53歳、藤本軌道株式会社という会社を経営しています。

今村:藤本軌道株式会社はどういった事をされている会社ですか?

小池:JR西日本の線路のメンテナンス・線路の新設工事を請け負っている会社です。

今村:サーフィン歴を教えてください。

小池:40歳からサーフィンを始め、今13年ですね。

今村:40歳でサーフィンを始めたきっかけは何だったのですか?

小池:当時、弊社にサーフショップを経営していた人がアルバイトに来ており、弊社にも数名サーフィンをしている社員が居ました。それでお盆休みにみんなで伊豆へサーフィンに行くから社長も行かないかと誘われたんです。どこにも行く予定が無かったのですが、正直その当時はサーフィンに全然興味がなかったですね。でも温泉が大好きで、伊豆には温泉が沢山あるし行ったことが無かったので、も少しケガをしながら脱出したんですけど、その時に自然の怖さを思い知らされました。そして、サーフィンをするんだったらサーフンと自然の知識を分かっていなければいけないと思い、逆にもっとサーフィンの事を学び、サーフィンをしたいと思いましたね。逆に、沖に流された経験でサーフィンを辞めるって考えは全然なかったです。最大の理由は伊豆が好きになり、今村大介・今村厚・今井浜ローカルと知り合えたことですかね。でも、正直その当時サーフィンが本当に好きやったかは分からない……伊豆が好きで伊豆に行きたいからサーフィンをしていたのかもしれないですね。

その当時、女性のサーファーが沢山いて年齢的にも私と余り変わらない人が上手にテイクオフし、気持ちよさそうに波に乗って行くのを見ていて、正直女性に負けたくないって思い、その時からサーフィンに熱中しました。大阪に帰ってからも気持ちのいいテイクオフがしたくて、嫁に2か月だけ伊豆に住みたいって言ったら笑われた事を今でも覚えています。でも嫁に笑われながらも2か月住みましたけど! 2か月でもテイクオフの成功率は30%くらいしか出来なかったかな。

今村:大阪からでしたら伊豆まで車で6~7時間くらいかかると思いますが、そこまでして伊豆に来る理由はなんですか?

小池:今村大介・今村厚はじめ今井浜ローカルのみんなが、こんな素人のおっさんに海でも陸でも優しくしてくれていたので、6時間掛けても苦ではない。私的には大阪からもっと近いサーフポイントはあるんですが(四国・伊勢・和歌山・伊良湖・浜松エリア・日本海)、その当時は伊豆にサーフィンをやりに行くという選択肢しかなかったですね。

▲伊豆を愛し、伊豆に通い、ローカルヒーロー今村兄弟らと出会った小池氏。会社を経営する傍ら、JPSAで冠サポートをするなどサーフィン界への貢献は計り知れない

新島のJPSAがすごく感動的で、今もはっきり覚えている。

今村:小池社長は数多くのプロサーファーをサポートだったり応援したり、日本プロサーフィン連盟の試合も2回冠スポンサーで開催していますよね。けど、サーフィンと全然関係のない職種ですがそれはなぜですか?

小池:一番多い時で12名サポートしていましたが、弊社はサーフィンと全然関係のない職種なんで会社のイメージとか費用対効果などではなく……会社的には本当は良くないことなんですが私個人の想いでこの子・この人を応援してあげたい、そんな気持ちだけでサーポートしていました。

伊豆でプロサーフィンの試合を2回開催したんですが、そのきっかけは、初めて今村 厚プロの新島での試合を応援がてら見にいったことでしょうね。その時の試合がすごく感動的で、今でもはっきりと覚えています。田中樹プロがアウトでセットを待ち続け、残り数秒のセットで大逆転優勝したんですよ! それを見てサーフィンの試合もなかなか凄いと思った記憶があります。私はサーフィンを始めるまではゴルフをしていて、ゴルフの試合を見ていたら優勝賞金〇〇〇〇万円なのにサーフィンの優勝賞金が〇〇万円と聞いて正直ビックリしました。さっきまで見ていた、すごく感動的な凄いプロの皆さんの試合が優勝しても〇〇万円しか貰えないなんて! それやったら試合の数が増え、プロの人達にチャンスが少しでも増えたらと思い開催を決意しました。日本プロサーフィン連盟・今村大介・今村厚と大阪・伊豆で数回のミーテイングを重ね、開催日時などを決め地元との協議も終わり、あとは試合当日波があるのを祈るだけでしたが、開催の年に東北地方の大震災が発生。日本中が自粛ムードでサーフィンの試合なんてって感じでした。試合を開催するか中止・延期にするかすごく微妙でしたが、私は逆に試合を開催し、僕が初めて見た新島の試合の時のように日本中のサーファーに感動と勇気を届けてあげたいと。そう連盟関係者と話したのを覚えています。

今村:小池社長は大阪出身なんですが、同じ大阪出身の河谷佐助プロがグランドチャンピオンを獲りましたね。ウワサでは小池社長が河谷佐助プロを育てたというのは本当ですか?

小池:本当ではないです(笑)。本人の努力、サーフィン愛と家族、スポンサー、仲間の応援のおかげだと思いますよ。

今村:小池社長はサーフィン好きですか?

小池:サスケに負けないぐらい大好きですよ!

今村:小池社長は悩みとかはあるんですか?

小池:悩みは沢山ありますよ。チューブに入れない、テイクオフが遅い、ドルフィンが上手にできないとか(笑)。そしてやはり今のコロナ過ですね。会社にも多少の影響はありますし、社員やその家族の健康がすごく心配です。早くコロナワクチン・治療薬ができて収束し、社員とその家族がなんの心配もなく幸せに安全に暮らせる日が来て、みんなで笑いながらこの素晴らしい伊豆でサーフィンがしたいです。

今村:愛用しているサーフボードは何ですか?

小池:スマックサーフボードです。僕はサーフィンを始めてからスマックサーフボード一筋です。後ろに置いてあるボードは僕が初めて13年前にオーダーしたスマックのボードです。

今村:今のお気に入りのボードのスペックは。

小池:スマックサーフボードのシェイパー竹内栄治氏が、私の訳の解らない注文に応えてくれ、例えば私の技量はさておき刺さらない板とかテイクオフが早い板とか(笑)、いつも最高のサーフボードを作ってくれますので、すべてがお気に入りなんです。でも、今一番使用しているサーフボードは6’3”×21,9×2,73(41,92ℓ)EPSのツインフィンです。滑り出しが早く安定し、私の体形・レベルには最高のサーフボードです。

今村:サーフボード何枚所有していますか?

小池:34枚です。

今村:今後新たにチャレンジしてみたいことや興味のあることは何ですか。

小池:基本的には歩けなくなるまでサーフィンを続けていきたいです。最近はスノーボード・雪板・登山・キャンプをやり始めました。全部サーフィンとなにか通じているところがあって、それは全て自然に左右され地球に人間が寄り添いながら楽しむことなんだと実感しました。春夏秋冬、地球に遊ばせてもらっています。

今は目標がひとつあるんですが、来年2月に北海道でサーフィン・スノーボード・雪板・キャンプ、登山はちょっと無理ですが、この4つをしに行こうと友達と計画しており、それに向けて今は準備をしています!

今村:今日は長時間ありがとございました。

小池:こちらこそ有難うございま
した。

Profile

今村 厚(写真左)
1971年生まれの伊豆を代表するプロサーファー。兄・大介と共に名を馳せ数々の戦績を残してきた。今回は旧知の仲である小池氏のインタビュアーとして協力いただいた。

小池久夫(写真右)
大阪府の藤本軌道株式会社、代表取締役。積極的にサーフィン界をサポートし「藤本軌道」という名はサーファーへ広く知れ渡った。40歳からサーフィンを始め現在は53歳(取材当時)。

出典

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NALU 編集部

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テーマは「THE ART OF SURFING」。波との出会いは一期一会。そんな儚くも美しい波を心から愛するサーファーたちの、心揺さぶる会心のフォトが満載のサーフマガジン。

NALU 編集部の記事一覧

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