日常から海を感じたいなら こんなブランドに袖を通しては【by 九島辰也】
EVEN 編集部
- 2023年03月10日
鎌倉駅近くのショップから感じるフランスの香りのルーツは!?
サーファーが身につけるものは海を感じるものが多い。特に選んでそうしているわけではなく、自然にそうなるから不思議だ。海上がりに袖を通すと心地よい素材がクローゼットに集まる。色合いはブルーが多い気がしなくもない。
そんなアパレルブランドが鎌倉駅のすぐそばにある。名前はBN20F(ベネバン)Kamakura。昨年9月にオープンした。オリジナルのアパレルと雑貨が棚に並ぶ。
代表的なのはジャガード織りのズズボーダーシャツ。ロングスリーブなので、これからの季節にいい。日中サラッと一枚着ると気持ちよさそうだ。マリンテイストのボーダーはサーファーとの相性もグッドである。ユニークなのはそこに隠れキャラがあること。よく見るとバンタイプのフランス車が刺繍されている。
実はこのクルマこそBN20F(ベネバン)のブランドアイデンティティとなる。1965年、フランス人のある男が30歳の時に世界一周の旅に出かけたのだが、その相棒となるシトロエン2CVフルゴネットのナンバープレートの記号だったのだ。
BN20F(ベネバン)をブランド名にアパレルを立ち上げたのはその旅に出た男の息子、アーティストのマーク・パンサーさん。彼は当時父が立ち寄った日本で生を受けた。フランス人の父が日本人の母と出会いマークさんが誕生したというわけだ。
マークさんは現在材木座海岸に居を構えるサーファー。アーティストや大学の客員教授という仕事と共にBN20F(ベネバン)を手がけている。このブランドから海を感じるのはそういうこともあるだろう。フランスの地中海側、マルセイユやニースの香りもする。棚に並ぶ商品もそうだし、店全体からもそれを感じる。心地良い空間だ。
アイテムはいろいろなデザインのボーダーロングスリーブとリバーシブルジャケット、それとユニークなイラストのTシャツ、キャンバスバスケバッグなどなど。メンズ、レディースともに用意されるので、彼女やワイフとアフターサーフィンに立ち寄ってみてはどうだろう。タイミングよければマークさんに会えるかも。
SHARE
PROFILE
EVEN 編集部
スタイリッシュでアスリートなゴルファーのためにつくられたマガジン。最旬のゴルフファッション、ギア、レッスン、海外ゴルフトリップまで、独自目線でゴルフの魅力をお届け。
スタイリッシュでアスリートなゴルファーのためにつくられたマガジン。最旬のゴルフファッション、ギア、レッスン、海外ゴルフトリップまで、独自目線でゴルフの魅力をお届け。