サーファーの理想系がここにあるかも【by 九島辰也】

ハワイでの滞在に心ときめく選択肢を。

83号線を北上するとハレイワの海が見えてくる。そしてワイメア、ププケア、エフカイ、サンセットと次々とビーチが続くその先にタートルベイリゾートがある。ここは言わずもがなノースショア最北端の大型リゾート。なんたっておよそ8キロに渡って海岸線に沿っているんだから恐れ入る。ビーチはもちろん、ゴルフコース、ホースライディング、テニスコート、マウンテンバイクコースなどアクティビティがいっぱいだ。

そんなタートルベイリゾートが大規模なリニューアルを終えた。ロビーからすっかり新しくなり、広々とした空間がモダンでエレガントな雰囲気を漂わす。以前はちょっぴり薄暗かった印象が、周辺の緑とつながるような作りになり開放的になった。

奥にはスーベニアショップがあり、ノベルティグッズやオリジナルのTシャツなどが並ぶ。ディスプレイにライトニングボルトのボードが飾られているので目が止まるサーファーは多いだろう。以前そこには「サーフィンミュージアム？」というくらいのクラシックなボードが並んでいた。

タートルベイリゾートにはサーフィンを連想させるものが多い。BARのネーミングは“オフザリップ”だし、部屋へ入れば壁一面がパイプラインのチューブの写真が待ち構えている。サイズがサイズだけに迫力満点だ。サーフィンをしない人にはどう見えるかわからないが、サーファーなら逆に落ち着かないかもしれない。

ベランダに出てもそう。部屋の位置にもよるがキレイにセットで入る波が見える。「あそこはあんな感じで波が割れるんだ」なんて見ていると、だんだん落ち着かなくなってくる。海に入りたい！

というのがホテル棟だが、ノースショアでローカルな雰囲気を味わいたいならオーシャンバンガローがおすすめだ。緑に囲まれた一階建てのそれはまさに“家”といった装い。リビングベッドルームの外には大きなソファ＆テーブルのパティオがあり、その先に海が広がる。目覚めたらそのまま海へドボンって感じだ。海を間近で感じられるここはサーファーにとって理想の家に思える。

宿泊施設はこのほかにオーシャンヴィラがある。三階建てが横に連なるそこはひと家族ごとで過ごすのに適している。小さなお子さんのいる家庭でも周りを気にせず楽しめそうだ。

施設はこのほかに5つの屋外プール、フォーマルからカジュアルまでの5つのレストラン、オーシャンクラブラウンジなどが用意される。サーフ＆ターフも可能で、チャンピオンコースがあるのも見逃せない。本格的なリゾートゴルフ場だ。

そんなタートルベイリゾートに行くならノースショアの波が大きくなるウィンターシーズンがいいだろう。サーフィンの大きな大会は12月や1月が多いからそれを観戦するのも悪くない。花火などのイベントはシーズンごとに企画されているのでそちらも要チェック。まぁ、いずれにせよ海大好きな人には夢のような場所なのは間違いない。