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“スタイル”で選ぶ三菱の新型ピックアップトラック【by 九島辰也】

タフな走りとワイルドな表情に心を弾ませる

 サーフィンとピックアップトラックは切っても切れない関係にある。と思う。ミッドセンチュリーのカリフォルニアを振り返るとわかるが、ベッドにボードを積むのがサーファーのデフォルトだったからだ。ベトナム戦争を時代背景にした映画「ビッグウェンズデー」でもそう。マット・ジョンソンがシボレー・エルカミーノに板を積んで桟橋に行くシーンは印象的だ。

もちろん、その背景には価格、税金、保険の安いピックアップトラックが若者にウケていたという経済的な事情もある。が、それをうまく使い倒してカッコ良く乗っていたのは確か。サーファーとしての“スタイル”がそこにあるのだ。

なんて話をするのは、三菱が新たにピックアップトラックを発表したから。かつて日本でも売られていたトライトンがかなりカッコ良くなって登場した。しかも、新型は来年日本でも発売するとアナウンスされたとなれば、海への足クルマとしてチェックしないわけにはいかない。

デザインはご覧のようにかなりワイルド。「BEAST MODE」のコンセプトのもと、そんなテイストとなる。全体的にマッチョな仕上がりで、フロントマスクはアウトランダーやD-5をさらに進化させた感じだ。

ボディタイプは一列だけのシングルキャブと、その後ろに少しスペースのあるクラブキャブ、2列シートのダブルキャブという設定。日本仕様はダブルキャブの予定だそうだが、ロングボードを積むとなると、ダブルキャブの屋根にキャリアを付けるか、シングルキャブのベッドに斜めに積んで少しはみ出すカタチになるだろう。

 

気になるエンジンは2.4リッター直4ディーゼルターボで、モーターなど電動化システムは一切ない。そんな割り切りが逆に気持ちいいほどだ。それでも、三菱自慢のクリーンディーゼルだからパワーも燃費も期待できるだろう。組み合わされるギアボックスはMTとATがあり、駆動方式も2WDと4WDが選べる設定になっている。きっと日本仕様はATの4WDになるに違いない。個人的にはクラブキャブの2WDのMTを選ぶが、それはマジョリティでないのは自覚している。まぁ、それはそれで50台でも限定車で入れれば完売するであろうが。

ということで、サーファーの“スタイル”として新型トライトンを提案する。現在NALU号はアウトランダーPHEVでかなり重宝しているが、“スタイル”としてならトライトンもあり。来年はトライトンのリアゲートにデカく“NALU”のデカールを貼って海に行きたいもんである。

 

三菱トライトン専用サイト

https://www.mitsubishi-motors.com/jp/products/triton/

 

 

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FUNQ NALU 編集部

FUNQ NALU 編集部

テーマは「THE ART OF SURFING」。波との出会いは一期一会。そんな儚くも美しい波を心から愛するサーファーたちの、心揺さぶる会心のフォトが満載のサーフマガジン。

FUNQ NALU 編集部の記事一覧

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