
国際女性デーを祝してコロンビアの「T.T.G.Bコレクション」発売中

PEAKS 編集部
- 2025年03月12日
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1938年創業のアメリカ発アウトドアブランド、コロンビアは「国際女性デー」を祝した「T.T.G.B(Thanks to Gert Boyle)コレクション」を発売中。コロンビアの精神的支柱であり、アウトドア業界で輝く女性のロールモデルとして知られるガート・ボイルのメッセージがプリントされたハイキングウエアを展開している。
国際女性デーは“女性だけ”の日ではなく、すべての人がジェンダー平等を考え、行動を起こすきっかけの日。「ボクは関係ないなぁ……」と思った男性のみなさんこそ、ぜひご一読いただければと思う。
文◉PEAKS編集部
「国際女性デー」とは
いま一度、「国際女性デー」についておさらいを。
「国際女性デー」は毎年3月8日に世界中で祝われる記念日で、女性の社会的、政治的、経済的な功績をたたえ、女性の権利向上やジェンダー平等の推進を目指す日。1908年にニューヨークで女性労働者が賃金改善や労働条件の向上、参政権を求めるデモを行なったことがきっかけのひとつといわれ、1977年には国連により正式に「国際女性デー」として制定された。
海外に比べると日本での「国際女性デー」の認知度はまだ低いが、近年は企業やメディアでも積極的に取り上げられている。また、イタリアではこの日に男性から女性に感謝を込めてミモザを贈ることは日本でも注目されるようになってきたため、3月8日を「ミモザの日」として知っている人も増えているだろう。
ガート・ボイル:コロンビアを世界的ブランドに育てた「タフマザー」
ガート・ボイルは、コロンビアの創業者の娘として生まれ、のちに経営者として同社を世界的なアウトドアブランドへと成長させた人物。10代から家業をサポートし、のちにコロンビア社長となる夫と結婚。コロンビアの代表的な製品「マルチポケットフィッシングベスト」は彼女のアイデアから生まれたものだ。
しかし、これからビジネスが軌道に乗ろうという時期、創業者である父が逝去。さらに、次の社長となった夫も急逝してしまう。
3人の子どもと多額の借金をかかえた彼女はコロンビアを売却することを決断するも、当時は会社の評価が驚くほど低く、借金を返済するに足る金額が見込めなかった。そこで彼女が決意したのは、コロンビアを再建すること。過酷な苦労の道を歩み始めたのだった。
そして「3-in-1ジャケット」など画期的なアイデアで製品開発を続けたエネルギッシュなガート・ボイルは「タフマザー」の愛称で親しまれ、男性中心だったアウトドア業界において、95歳で亡くなるまでコロンビアの精神的な支柱であり続けたのだ。
T.T.G.Bコレクション:ガート・ボイルの言葉を受け継ぐ
ガート・ボイルが牽引した「コロンビア」だからこそ、女性が安心して自由にアウトドアを楽しめる世界を目指し、女性の多様な生き方を応援する日として国際女性デーを祝している。
今回の「T.T.G.B(Thanks to Gert Boyle)コレクション」は、ガート・ボイルの名言のひとつ「Hike it, you’ll like it.」をプリントしたTシャツと、手ぬぐいの2アイテムを展開している。
「Hike it, you’ll like it.」とは、訳すと「山を歩けば、きっと心が満たされる」。
これは単に「ハイキングや登山に行こう!」の意味だけではなく、「まず一歩を踏み出そう!」ということ。慣れない山道も、実際に歩き出してみれば、新しい景色や発見があり、いつしかそれが自分の一部になっていく。人生においても、迷いや不安があったり新しいことに挑戦するのは怖かったりしても、いざやってみればきっとできるし、自分の可能性が広がる。
自身がそうやって道を切り拓いてきたガート・ボイルの言葉は、今も多くの女性を勇気づけてくれるのだ。
Tシャツ・手ぬぐいともにカラーは、国際女性デーのシンボルカラーであるミモザの黄色、正義と威厳を象徴する紫色、そして白を印象的に使用。また、T.T.G.Bコレクションの売上の一部は日本YWCAに寄付される。
T.T.G.B. ショートスリーブTシャツ
コロンビア独自の吸湿速乾機能「オムニウィック」と、サンプロテクション機能「オムニシェイド(UPF50)」を搭載。アウトドアシーンはもちろん、日常でも活躍する。
・¥5,500
・サイズ:S、M、L、XL
・カラー:シャーク、ダークストーン、ダスティアイリス
・素材:ハイストレッチポリエステルシングルジャージ(ポリエステル100%)
T.T.G.B.手ぬぐい
吸水性・速乾性に優れた木綿素材。汗止め、応急処置、ヘアターバン、小物を包むなど、アウトドアで活躍。
・¥2,860
・サイズ:90×33cm
・素材:コットン100%
すべての人が考えるきっかけに
このアイテムを身に着けることで、コロンビアの「タフマザー」ことガート・ボイルの想いを受け止め、“まず一歩”を踏み出す勇気をもらえるだろう。
そして最後に付け加えたいのは、女性の権利向上もジェンダーの平等も、女性やマイノリティの側が声を上げるだけではなにも変わらず、男性やマジョリティの理解と協力なくしては成し得ない、ということ。女性だけでなくすべての人が、自分にできる“一歩”を考えていけたらと願う。
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PEAKS 編集部
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。
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