
【アークテリクス 札幌ブランドストア】札幌の中心部にオープン!

PEAKS 編集部
- 2025年05月21日
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高機能かつ洗練されたデザインが世界中のアウトドア愛好家から支持されている、カナダ発のアウトドアブランド「アークテリクス」。
昨年11月の新宿に続き、2025年4月25日に「アークテリクス 札幌ブランドストア」がオープンした。場所は、札幌大通地区のランドマークとして長く愛されてきた「4丁目プラザ(4pla)」の跡地に誕生した「4PLA」。
“アウトドアフィールドにいちばん近いブランドストア”という位置づけのこのストア。アークテリクスが力を入れている「ReBIRDサービスセンター」も設置されているとのことで、さっそくおじゃましてきた。
文◉PEAKS編集部
札幌の街の中心部、「4PLA」内に誕生!
札幌駅から1駅、または徒歩でも10分程度の「大通(おおどおり)」地区は、路面電車(市電)も行き交う、札幌の中心地。
この札幌4丁目にあった商業施設「4丁目プラザ」(通称「4pla」)は、若者の流行の発信地として50年以上にわたって地元の人々に愛されてきた。しかし、老朽化により閉店し、その跡地に新しい複合商業施設が生まれることになったのが2022年1月のこと。
その後、約3年にわたって工事が続けられていたが、このたび「4PLA」となって2025年4月25日にオープンした。

その新生「4PLA」の、いちばん目立つ場所に堂々と誕生したのが「アークテリクス 札幌ブランドストア」だ。
道路に面した1階と2階にあり、ガラス張りなので道行く人からも店内のようすがよく見えるという、すばらしい立地だ。
2フロアにわたる店内は、1階がウィメンズ、2階がメンズと「ReBIRDサービスセンター」となっており、ゆったりとした空間が広がっている。

「ここは札幌の街の中心に当たるところで、『4pla』は、地元の方にはファッションと文化のランドマーク的な場所でした。アークテリクスとしては札幌には以前から『サッポロファクトリー』内に店舗がありましたが、『4PLA』の計画段階でお話をいただいて。サッポロファクトリー店も多くのお客さんに来ていただいていましたが、あちらは『ReBIRD』のコンセプトがスタートする前にできた店舗でしたし、この機に移転して『ReBIRDサービスセンター』も併設した店舗とすることにしました」(高木 賢さん)
また、このストアの魅力のひとつは、国内のアークテリクス店舗で「アウトドアフィールドにいちばん近いブランドストア」だということ。
「フィールドまで車で1時間程度ですから。山に登っても、15時くらいには下りてきますよね?もし行動中にウエアを引っ掛けて破いてしまっても、ReBIRDサービスセンターに空きがあればその日のうちに修理してお持ち帰りいただけますよ」
アークテリクスの「ReBIRD」プログラムを体感できるストア
アークテリクスが近年、力を入れて取り組んでいる「ReBIRD」プログラムでは、製品自体の機能は維持したままライフサイクルを延ばすためにできる修理や、ユーザー自身でできるメンテナンス方法を伝えている。
札幌ブランドストアは、その相談に対応する「ReBIRDサービスセンター」を併設。昨年11月にオープンした「アークテリクス 新宿ブランドストア」に続いて国内2店目の「ReBIRDサービスセンター」を併設したストアとなった。
※「ReBIRDサービス」併設の国内店舗は全部で4つ。「ReBIRDサービスカウンター」はリペアなどに対応し、「ReBIRDサービスセンター」はリペアなどの対応に加えて洗濯・乾燥機も備えている。「ReBIRDサービスカウンター」併設は「アークテリクス 東京 丸の内ブランドストア」と「アークテリクス大阪・心斎橋ブランドストア」。「ReBIRDサービスセンター」併設は「アークテリクス 新宿ブランドストア」と「アークテリクス 札幌ブランドストア」。
「ReBIRD」プログラム」についてはこちら。
「アークテリクス 新宿ブランドストア」についてはこちら。
さっそく「ReBIRDサービスセンター」へ
では、まずは「ReBIRDサービスセンター」をのぞいてみよう。店内の階段を上がると、右側にある。
新宿ブランドストアにも「ReBIRDサービスセンター」はあるのだが、エレベーターに乗っていくので、そこを目的として来た人以外はあまり行く機会がないかもしれない。しかし、ここは店内のフロアと地続きなので、気軽にのぞくことができる。

ウエアを引っ掛けて破いてしまった!穴が開いてしまった!といった場合にも、ここでリペアしてもらえる。

「破れた部分をくりぬいて、そこに合うパッチを当てて熱で溶かして圧着し、そのあと冷やして、しっかり接着します。市販の修理キットのように裏からステッカーを当てて穴をふさぐのではないので、穴とパッチの段差がなく、なめらかに補修できます」(林彰文さん)

ゴアテックスのパッチ、「アトム」用のパッチ、「ガンマ」用のパッチなど、パッチの種類や形も豊富に用意。

「穴あきのほか、ずっと使っていただいていると多いトラブルは、スライダーの摩耗。これもその場で、無償で交換できます。あと、意外に多いのがこちらで、スライダーの先の引き手飾り。他メーカーさんだとヒモを使っているところが多いですが、ウインタースポーツではヒモでは雪がついてしまったりするので、アークテリクスではTPUを使っています。ただ、これは洗濯・乾燥の熱で曲がってしまったとか、ワンちゃんがかじってしまった!とか(笑)、けっこうありますので。これもその場で交換できます」

以上で紹介した修理については、すべて無償(BIRD CLUB会員になることが必要)。基本的に、このサービスセンターでその場で完結する修理についてはすべて無償で、だいたい20分もあれば終わるそうだ。
ただし、損傷が大きい場合はゴアテックスの認定工場や専門職人に送っての修理になったりするため、有償となる。また、ゴアテックスのメンブレン自体が破れていたり表地が剥離していたりなどの場合は、修理を受け付けることができない。

こちらが「ReBIRDサービスセンター」ならではの特徴である、洗濯機と乾燥機。フィールドで使ったウエアを、洗って持って帰ることもできるというのは、なんともありがたい。
この写真ではわかりづらいが、洗濯機と乾燥機の間にシャワーとちょっとしたスペースもあるので、泥汚れがひどいものはシャワーで予洗いしたり、洗ったものをここでしばし吊して水気を切ることも可能だ。
「ここでお預かりして洗うことだけが目的ではなく、そのコミュニケーションのなかで、お客様自身で正しいメンテナンスができる方法をお伝えすることも重視しています。それが製品を長く使っていただくことにつながりますので」
「ReBIRDサービスセンター」の利用は、1時間枠の予約制。空きがあれば予約なしでも受付可能ではあるそうだが、平日の開店直後や閉店間際、土日祝日などは予約が埋まっていることが考えられるので、あらかじめ予約してから向かうのがいいだろう。
自然光がたっぷり入る店内
続いて、2階の左側のメンズのコーナーへ。
マネキンが身に着けているものが今期のおすすめスタイリングだとのこと。
今期のイチオシはパープル系だそう。バックパックも、パープルのバックパックが多く揃っていたのはもちろん、「さすがアークテリクスはおしゃれだな~」と個人的に気になったのは、差し色としてパープルが使われているバックパックたち。
こちらは、3シーズン活躍してくれそうな「アトムSLフーディ」。紫がかった青みのある色に惹かれたこちらは、カラー名は「エレクトラ」。
1階に下り、ウィメンズのフロアものぞいてみる。
ウィメンズも、あちらこちらでパープル系のアイテムが目を惹く。
アークテリクスが好きな方ならよくご存じのことだが、アークテリクスは、色のデザインだけをする「カラーデザイナー」がいるほど、色にたいへんこだわりをもってアイテムづくりをしてきたブランドだ。
「製品の色は、アークテリクスのこだわりのひとつです。大通りに面したファサードには光をさえぎらないガラスを採用し、店内に自然光がふんだんに入るような設計としたのは、フィールドで着用した際の色をストアで体感していただきたかったからです」とブランドヘッドの高木さんは言う。

「とくに、ゴアテックス製品でここまで色を揃えているブランドって、いまはほかにはあまりないです」と高木さんが言うとおり、とくに女性は、他ではなかなか気に入るカラーが見つからず、色については妥協して買うことは少なくないだろう。でも、アークテリクスなら、「こういうの、ほしかった!」と自分にフィットするカラーにめぐりあえるかもしれない。
北海道に住む方はもちろん、旅行やアウトドアフィールド遊びで札幌を訪れる際には、「アークテリクス 札幌ブランドストア」にも立ち寄ってみてほしい。
アークテリクス 札幌ブランドストア
・北海道札幌市中央区南1条西4丁目1-1(4PLA 1F~2F)
・TEL.011-596-8248
・定休日:館に準ずる
・営業時間:11:00〜20:00
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PROFILE

PEAKS 編集部
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。
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