
ソロのテント泊登山がしたい人に向けた、入門ブック的特集!『PEAKS No.173』は2025年6月13日(金)発売

PEAKS 編集部
- 2025年06月12日
INDEX
テントを背負って、ひとり山へ。
バックパックの重みを感じながら、一歩、また一歩と登ってゆき、その日の目的地であるテント場へ——。
「ソロテント泊」は、自由そのもの。
なにを目的に、いつ、どこの山へ入るか。ゆっくり歩こうかな、ファストハイキングにしようかな、休憩はちょっと多めにとろうかな。
よそゆきの言葉はいらず、自分のペースで気兼ねなく目の前の風景をひとり占め。
グループでの泊まりがけも楽しいけれど、このスタイルならではの自由、冒険感、達成感がきっとあるはずです。
ただし、自由と表裏をなすのが、責任。
自分で責任をもってプランニングし、装備を準備し、行動判断をし、トラブルにも対処する——。
今号のPEAKSは、ワクワクと不安が交ざり合う、そんなソロテント泊のデビューに向けて知っておきたい情報を、たくさんパッキングしてお届け!
プランニング、装備での鉄則や緊急対策などの基本を押さえるQ&Aにはじまり、必要な装備の解説、ルートガイド、登山保険にレシピまで。
ソロテント泊をめぐるコンテンツを、実践ノウハウ満載でお送りします。
はじめてのソロテント泊にチャレンジする人も、経験者の人も、この夏に向けて必読の内容を取りまとめたこの一冊、ぜひお手に取ってご覧ください!
編集◉PEAKS編集部
まずはソロテント泊のリアルを、アンケート調査で探ってみました!
特集は、ソロテント泊の実態調査からキックオフ!
「ソロやグループなど、好みの登山スタイルは?」「ソロテント泊の魅力って?」「夜のひとり時間、どうすごしてますか?」などなど、ソロテント泊にまつわる山好きのリアルをアンケート調査で探ります。
世のソロハイカーたちは、なにを求めて山に行くのか。まずはソロテント泊をめぐる登山者の実態を、複数のクエスチョンから概念図的に明らかにしてみました。
ガイドさん、教えて!ソロテント泊の基本に一問一答
つづいて、ソロテント泊の基本を教わるレクチャーページへ。
山行プランニングや装備の準備、行動中のエマージェンシー対応、テントを張る場所や向き……など、「いざ行こう!」と思い立っても、疑問点や不安点はつきもの。
そこで、知っておきたいソロテント泊のあれやこれやを、ふたりの登山・山岳ガイドにQ&A方式で教えてもらいました。
「コースの選び方は?」「水はどれくらい必要?」「ソロの必携装備は?」といった準備段階の疑問から、捻挫や靴ずれ、虫刺され、滑落や道迷いをしてしまったときの対応などの行動中の不安点、テント場のTipsまで。
合計52の質問から、ソロテント泊の基本を網羅的に押さえます。
ソロテント泊ビギナーが、登山計画をすべて自分で考えたらどうなる……?見守り検証企画
ソロテント泊の“いろは”がわかったところで、いざフィールドへ。
その道のエキスパートにハウツーを教わる……のかと思いきや、登山者はソロテント泊ビギナーの町田さん。
そう、これは、初ソロテント泊に挑むビギナーが、登山計画から装備の準備、テントの張り方や張る場所、当日の行動まで、すべて自分で行なうとどうなるのか——という検証企画なのです。
同行して町田さんをチェックするのは、その道のエキスパートであベテランライターの森山さん。
口出しされず黙々と見守られる先で、ビギナーの自由演技はどう評点されるのか、あらぬ方向にさまよってしまうのか——。
「自分だったらどうするか」という視点で疑似体験できる、初ソロテント泊の見守り登山記となっています。
テント泊装備の総重量ってどれくらい?初心者目線でその“重さ”を調査
必要な装備が増えるぶん、背負う荷物がより重くなるテント泊。
ただ、山道具の軽量化が進んでいるなかで、標準的な重さはいったいどれくらいなのだろう?
ということで、必要な道具一式の総重量を初心者目線に取り入れて調べてみました!
“重そう”というイメージのソロテント泊装備ですが、現代的装備で正味の重さはどれくらいに収まるのでしょうか?誌面にてぜひチェックを。
山に分け入る5人のハイカー。それぞれの装備を拝見
標準的な装備と重さの次は、その実践例。
山旅のスタイルはひとそれぞれ。ハイカーの装備は、その人の個性や趣向が見えてくる映し鏡です。
そこで今回、ライターにフォトグラファー、デザイナー、登山インフルエンサー、スカイトレイルランナーという5人のハイカーに、それぞれの装備をご紹介いただきました!
なにを重視し、どんなアイテムを選んでいるのか。初心者はもちろん、経験者も必見です。
料理が不得意(料理初心者、料理経験ゼロ)でもノープロブレム。10品の山めしレシピ集
ソロテント泊、それはすなわち、夕食をテント場でとるということ。ならば美味しい一皿がほしい……、でも料理は……という人も少なくないはず。
そんな人でもご安心を。身近な食材&簡単ステップで作れるメニューを10品教えてもらいました!
また、山めし調理に便利な小物や、食材の持ち運び方などの小技集もご紹介。
献立のマンネリ化に苦しむ人や、晩酌のお供を探している人にも有益間違いナシです。
ソロテントの選び方を徹底解説。おすすめの19張りもご紹介
安全に快適に、山の夜をすごすためのテント。ただ、さまざまなタイプがあり、特徴もまちまち。
しかも高価なギアなので、トライ&エラーで自分に合ったものを探していく、というのも難しい。
「ソロテントのはじめの一張り、どう選べばいい?」に応えるページが、本企画です。
各部の名称・機能、3つの設営タイプの違いなど、テント選びの基本の基を12のチェックポイントから解説。その後のカタログ企画では、ソロ登山者におすすめの19張りをご紹介します。
ソロテント泊デビューにうってつけのモデルルート7本
装備や献立の準備が整ってきたところで、いざフィールド情報へ!
はじめてのソロテント泊におすすめのモデルルート、7本をご案内します。
案内人は、ローカルの山をよく知る、日本各地のアウトドアショップスタッフ。
個性豊かな顔ぶれとなったルートガイドをもとに、デビュー計画を立ててみてはいかがでしょうか?
俳優・佐藤寛太さんが甲斐駒ヶ岳へ。なぜひとりで山に登るのか——その答えを探して
テント泊装備の詰まったザックを背負い、南アルプス・甲斐駒ヶ岳を目指すのは、劇団EXILEの俳優、佐藤寛太さん。
日本三大急登に数えられる、長大な黒戸尾根を一歩、また一歩と登っていきます。
「なぜひとりで山に登るのだろう?」。そんな問いに対する、自分なりの答えを探しながら。
なぜ山に登るのか、そして、なぜひとりで行くのか。
「登るという行為が好きなのだ。と思うことにしているが、しんどい山行中は二度と登るもんかと思う。だが、帰路に就くころには次はいつ山に行けるだろうかと考えている」と綴る、佐藤さん。
ソロで山に分け入るときの、自問、心の揺れ動き、目にする美しい光景——流れてゆく想念を書き留めたエッセイです。
登山者として改めて知っておきたい、登山保険について
ソロかグループか、を問わず重要なのが登山保険への加入。
ただ、現に加入していても、登山保険にはどのような種別、補償項目が組み込まれているのか。いざというときにどのようなステップで救助・捜索がなされるのか、などを意識する機会はあまり多くないのでは。
そこで登山保険に精通するプロを迎え、改めて知っておくべき情報を整理してみました。
自分に最適な登山保険について、また万が一の場合のフローについても、イメージを膨らませられる内容となっています。
特別企画◉登山靴完全ガイド。10ページにわたり“登山靴”を縦横に解説
快適さや安全性に直結する最重要ギアのひとつ、登山靴。
はじめての一足選び、また見直しや買い替えを検討するときにチェックしておきたい情報・ポイントを、全10ページにわたりお届けする特別企画を用意しました。
2020年代のトレンド、山行やスタイルに合った一足の選び方、正しい靴の履き方、靴を長持ちさせるための下山後ケアなど、登山靴にまつわる内容を網羅。
山行をともにする最良の一足を選び、長く快適に履いていくためのさまざまなノウハウが詰まった今企画、ぜひチェックを。
ポンチョ連載は、GPSウォッチ6モデルを深掘り検証
高価さ、操作の複雑さ、バッテリー稼働時間の短さなど、これまでネックだった要素が克服されてきている、GPSウォッチ。
今回ポンチョさんのもとに集まったのは、オフラインマップによるナビゲーション機能を搭載している6モデルです。
操作性の比較、バッテリー稼働時間、ナビゲーション時に表示されるデータなどなど、毎度おなじみの細かいチェックポイントから、登山シーンで使ってみたい一本を探します。
アラフォーたちは瀬戸内海の島山をバイクパッキングするも、恒例の苦難が待ち受ける……
40がらみの編集長と山仲間による、ドタバタ珍道中連載。
今回は、ヨシザワが手術後の安静を言い渡されたため不参加となり、アラフォー3人というフォーメーションで一路、西へ。到着したのは、多島海の景観が美しい瀬戸内海・芸予諸島。
自転車にまたがり合計8島に乗りつけ、各島の最高峰を踏破しよう——という島山旅に乗り出したのでした。
“島山旅”なんて聞くと、旅情漂うご褒美企画に聞こえてなりませんし、アラフォーたちもそう思っていたようなのですが……。
「見くびってもらっちゃ困るぜ」。島山のそんな声が聞こえてきそうな、相変わらず苦難の珍道中を見届けてやってください。
ソロテント泊特集のほかにも、小誌おなじみの連載をはじめ内容盛りだくさんでお届けしています。
はじめてのソロテント泊デビュー予定の人はチャレンジ欲が、経験者の人はソロで行きたい欲が、きっと刺激される今号の特集。
今夏に向けて、山行意欲を高めてくれるであろうこの一冊を、ぜひお楽しみください!
発売は2025年6月13日(金)。Amazonをはじめとしたオンライン、または全国の書店でお買い求めいただけます。
次号、「PEAKS No.174」は2025年7月15日(火)発売予定です。
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PROFILE

PEAKS 編集部
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。