
筆とまなざし#110「五平餅づくりと即席のピザ窯でこしらえたピザパーティー」

PEAKS 編集部
- 2018年11月26日
週末は大切な来客があり、家で五平餅を作りました。この地方の郷土料理として知られる五平餅。今年はNHKの朝ドラでも話題になり、全国的に知られるようになったそう。串にくっつけたご飯に、甘辛いタレを塗って香ばしく焼き上げる・・・ぼくにとっては子どもの頃からのふるさとの味。大好きな料理の一つです。
この辺りには五平餅屋がたくさんありますが、昔はそれぞれの家で五平餅を作っており、家によって味が違いました。ぼくの実家でも昔は作ったようですがほとんど覚えていません。小学校で作った記憶がおぼろげながら思い出されます。
さて、串と五平餅の型は実家から借りてきました。この型、祖父の兄弟が作ったというもので、型を使うのがポイントでした。手で握って串につけるとどうしても厚ぼったくなってしまいます。型を使うことで薄くかつ柔らかくつけることができるのです。ちなみに、型は近くのJAでも売っていてびっくり。タレのレシピを教えてもらい、材料を購入。落花生、くるみ、ゴマ、醤油、味噌、みりん、砂糖、日本酒・・・醤油主体なのか味噌主体なのか、落花生やくるみ、ゴマなどを入れるかどうかで風味に特徴を出すのです。
すり鉢で落花生などを潰しながらタレ作り。「半殺し(半分潰す)」にしたご飯を型に詰めて形を整えます。
焼くのはU字溝が一番。軒先に置いたU字溝に炭を熾し、まずはタレをつけずに素焼き。ほんのり焦げ目がついたらタレを塗ってもう一度焼き、タレの表面がグツグツ言い焦げ目がついてくれば焼き上がり。あたり一帯に香ばしい香りが広がりました。初めて作ったタレは抜群の出来栄え。思ったよりも手間がかからず、我が家のおもてなし料理に加わりました。
さて、翌日は耐火レンガで即席のピザ窯をこしらえてピザパーティー。小麦粉を練って生地を作り、薪で窯を熱してピザを投入。オーブンで焼くより時間がかかるためか、生地がビスケットのようにサクサクしてとっても美味しい。窯はしばらくそのまま置いておくことにして、秋の夜長に焚き火がてら、またピザを焼こうと思います。
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PEAKS 編集部
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。
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