
筆とまなざし#134「山行に持って行って余った食材。その後どうしてる?」

PEAKS 編集部
- 2019年06月18日
部屋を片付けていると、ずっと前に山行用に買った食材が出てきました。出てきた、というよりもあえて触れなかったといったほうがいいかもしれません。まとめ買いして余ったものだったり、非常食として買って食べなかったものだったり、友人知人からもらった飴やチョコだったり。封を開けていないにもかかわらず柿の種は湿気っていたし、逆に2014年が賞味期限のレトルトカレーは昨日の昼食に食べてみましたがまったく味には変化がなくてびっくり。100年後でも食べられるんじゃないかと少し怖くなりました。
1分30秒で茹で上がる、サラダ用の早茹でパスタも2袋残っていました。調理時間が短く、ガスの消費量も少なく済むのですが、中央アルプスを歩いたときにスープパスタにして失敗しました。スープのなかでクタクタに茹で上がり、ドロドロの液体状になってしまったのです。アルデンテとかそんなものは皆無。カメラマンさんとふたりで取材に行ったときだったので、申し訳ない気持ちでいっぱいになった記憶があります。そんな思い出に浸りつつ、茹ですぎ注意で一昨日の昼食に消費。そのほか、フリーズドライなどは次回の山行に取っておくことにしました。
ここ数年、取材だったりプライベートだったりでアメリカへ行く機会に恵まれました。現地で買ったフリーズドライ食品「RICE BURRITO BOWL FLAVORED WITH CHICKEN」などは、一体全体どんな食べ物なのかもわかりません。それから渡米の都度、自分用に、お土産用にと買ってくるのがクリフバー。日本では高くて買えないけれど、アメリカではスーパーで安く売っています。小さくて高カロリーなので、マルチピッチなどの行動食にとついつい買ってきてしまうのです。安く買ってきているにもかかわらず、なんだか食べるのがもったいなくて、いつ買ったのだかわからないクリフバーも5つほど残っていました。
食材やガスカートリッジはついつい中途半端に余ってしまうもの。今度「余った食材山行」なんてものをやってみようかなと、本気で考える梅雨どきの1日でした。
- CATEGORY :
- BRAND :
- PEAKS
SHARE
PROFILE

PEAKS 編集部
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。