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スキー大国オーストリア:絶景の広がる白い屋根までイージーアクセス!

年末年始の旅行計画に、スキー大国オーストリアの魅力を紹介するスノートリップの第2弾。今年から就航を開始したばかりのANA羽田―ウィーン線で入国して、電車で移動したらいよいよスノートリップのはじまり!

オーストリアへ到着したその日のうちにインスブルックに、あるいはスキー場にまでイージーにアクセスできてしまうのも、深夜発・早朝着のANA羽田―ウィーン便ならでは。さらにそれがアルプスの絶景の只中というのが、インスブルックならではなんです!
1_DSCF0722 まず向かった先は、市内から30km足らずの距離にある「Kühtai」(https://www.kuehtai.info/)というスキーエリア。無料駐車場にクルマを停めたら、目の前にはもうアルプスの大絶景! リフトを乗り継がずともダイレクトに絶景を楽しめるのが、「Kühtai」の最大の魅力!
2_DSCF0711 それもそのはずで、市内からクルマで40分の距離しか離れていないにもかかわらず、標高はベースで2,020m。インスブルックだけで9つ、国内でも数多のスキー場を抱えるオーストリアにおいて、Kühtaiは有数の高度を誇るスキーエリアなのです。それでいて道路を挟んでふたつのスキー場が向かい合い(チケット共通)、約11kmものクロスカントリーコースが延び、水曜日と土曜日の週2回はナイター営業も。この日は平日だというのに、午前中から大賑わいというのも納得の充実度です
3_DSCF0700 とくに目立ったのが、両親やコーチに付き添われた子どもたちの数。それぞれ自慢の、あるいはクラブでお揃いのウエアに袖を通し、スキー板を装着して、勢いよく斜面を滑降していました。過去2回にわたって冬季オリンピックが開催されたオーストリアは、スキーこそ国技であり、スキーヤーこそ憧れのスポーツ選手。代表選手の知名度は、日本で例えるならばプロ野球選手、サッカー日本代表選手のような浸透ぶり。彼らに憧れて、子どもたちは2歳、3歳からスキー板を履くのです。三輪車を漕ぎはじめるころと同時にスキーをはじめるのだから、小学校に入ればカービングを身につけるというのも当然かもしれません。
5_DSCF0759 それだけ子どものスキーヤーも多いので、Kühtaiにはレストランやバーなど、休憩施設が20も揃っています。写真の施設は、陽気なスタッフと郷土料理で人気のレストラン「Jagdschloss」。ハプスブルク家の狩猟小屋だった施設を利用して食べる食事は、自慢のチロル料理と併せて旅の思い出になること間違いなし!

でも、もしスキーの腕に自慢があるのなら……子どもの多いスキー場ではなくて、中上級者向けのスキーエリアを滑りたい、なんて思っていませんか? それなら9つのスキーエリアのなかでも大の絶景自慢、「Axamer Lizum」(https://www.axamer-lizum.at/)へと出かけてみましょう。こうして日ごとに、いや半日ごとにスキー場をホッピングできるのもインスブルックの魅力。天気によって行き先を選ぶというのもいいでしょう。9エリアには個別のだけでなく共通のスキーパスがあり、さらには共通パス購入者なら無料のスキーバスが市内と9エリアを巡回しているのですから。
7_DSCF0760 Axamer Lizumは先ほどのKühtaiよりもに市内から近く、その距離わずか19km。ベースが1,560m、トップが2,340mとこちらも高度自慢で、1978年の冬季オリンピックでは競技場にも選ばれました。リフトが9台もあるほか、さらにケーブルカーもまた1台。今回はこのケーブルカーに乗って、最高所から滑降します!
8_DSCF0784 ケーブルカーを降りれば、そこはアルプスの絶景の真っ只中。稜線は手が届きそうな距離で脈打ち、腕自慢のスキーヤーたちが勢いよく風を切っていきます。バックカントリーを滑るわけではないのに。ハイクアップをしたわけでもないのに。一般コースでこのスケール感!
9_DSCF0798 10_DSCF0821 11_DSCF0841 12_DSCF0689 そうだ、各スキー場でもウエアやギアはレンタルできるけど、スキーエリアをホッピングするたびに借りていたら旅費もかさんでしまいます。そこで市内のアウトドアショップを利用するなら、1980年創業の老舗「die Börse」(https://www.dieboerse.at/concrete5/)を頼りましょう。レンタルはスキー板が1日20ユーロ、ブーツが1日12ユーロから(2018年シーズン)。オンライン予約も可能。でも、どうせなら愛用のスキー板を使いたいって? 大丈夫、ANAなら3辺の長さが292cm以内(重量制限は別途要確認)なら、超過料金なく日本から持ち込むことができますから。

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PEAKS 編集部

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装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。

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