
【時期をチェック!】梅雨の季節が待ち遠しくなる。古都・鎌倉で紫陽花めぐり [アウトドア]

PEAKS 編集部
- 2015年05月07日
古都・鎌倉はほぼ一年を通して四季折々の花が参拝者をもてなす社寺がたくさんある。なかでも紫陽花の季節は、「長谷寺(はせでら)」、「成就院(じょうじゅいん)」、「明月院(めいげついん)」と名所が多く、大勢の観光客でごった返す。
この3大紫陽花スポットには、それぞれ特長がある。まずは長谷寺。ここはなんといっても、40品種以上・2500株という圧倒的なボリュームが魅力だ。傾斜を利用した散策路には見渡す限り紫陽花が一面を埋め尽くし、さながら紫陽花の壁のよう。数はもちろん品種も豊富なため、珍しい色や形など見飽きることがなく、早咲きと遅咲きがあるので5月下旬~7月上旬(例年)と見ごろが長いのもうれしいポイントだ。
そして長谷寺を訪れたら、ぜひ体験してほしいのが写経。1文字1文字、願い事を込めて書き進めていくと、自然と心も穏やかになる。専用の写経所があり、多くの参拝者でごった返す境内にあってここだけは静寂な空気が流れる。
DATA
長谷寺
(神奈川県鎌倉市長谷 3-11-2)
“明月院ブルー”で初夏の爽やかさを味わう
紫陽花寺として全国的にも有名な明月院。山に囲まれ、紫陽花の季節になると境内はブルー一色に染まる。そのほとんどが日本古来の品種「ヒメアジサイ」で、初夏にふさわしく清々しい雰囲気が味わえる。見ごろは例年6月中旬~7月上旬だが、開花から時期が進むにつれブルーが濃くなっていくことから、“明月院ブルー”を堪能したいなら、開花から少し待った方がよさそうだ。
そして、長谷寺の近くにある成就院は、湘南の海を見下ろす参道に見事な紫陽花が咲き誇る。青い空と、海と、紫陽花のコラボレーションは絶好の撮影ポイントでもあり、カメラを構えた人がなかなか立ち去ることがない。2015年~2017年までは、参道工事と植え替えのために紫陽花を見ることができないのがとても残念だが、また見事な花を咲かせるその日を心待ちにしよう。
DATA
明月院
(神奈川県鎌倉市山ノ内189)
成就院
(神奈川県鎌倉市極楽寺1‐1‐5)
ここで紹介した紫陽花の名所はもちろんのこと、鎌倉は神社仏閣めぐりだけなく、おしゃれなカフェや雑貨屋さんなど、散策するのが楽しい場所だ。通りにはさりげなく四季の花が咲く。そんな花を見つけるのも、鎌倉散策の楽しみのひとつだろう。
(K)
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PEAKS 編集部
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。
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