あなたの山装備、全部見せてください!【vol.3】-豪華な山メシハイクinユーシン渓谷の場合
PEAKS 編集部
- 2015年09月28日
隣の人の鞄の中身が気になる。それは、山でも同じこと。
どんなルートを、どんな装備で登るのか? 参考にしたい、山好きの鞄の中身を大公開します。
合言葉は、「バックパックの中身見せてください!」
今回、バックパックの中身を見せてくれるのはこちらの方! 野菜ソムリエの資格を持ち、人一倍料理にこだわりのある清水さん。おいしい料理を食べるために山に登るといっても過言ではない彼のスタイルとは?
清水さんが選んだ「豪華な山メシハイクinユーシン渓谷」の装備はこれ!
子供の頃からアウトドア全般に興味をもっていた清水さん。本格的に登山を始めたのはこ
こ最近だという。
「きっかけは夏の高尾山。低山ですが、大汗をかきながら自分の足で登って登頂したときの達成感と充実感を味わって、登山に目覚めました」
清水さんの登山は、今でもデイハイクがメイン。その理由は、山ごはんを楽しみたいからだ。
「大自然のなかで豪華な山ごはんを食べるのが好きなんです。以前、友人と山に行った際に、生のベビーコーンを蒸して岩塩だけで食べたことがあって。シンプルな味付けだと野菜本来の味が楽しめるんですよね。それ以来、日常生活だけではなく山でも料理を楽しむようになりました」
中身の前に、まずはバックパックとシューズから拝見
愛用するバックパックは、カリマーのアルピニステ45+10。シューズは、ガルモントのランブラー。
「バックパックは、いずれ冬山も! と思って購入しました。日帰りも縦走もこれひとつでOK。シューズは、すでに80回くらいの山行を共にした相棒です。岩場には向いていませんが、ソールが柔らかくとても歩きやすいのが気に入っています」
編集部が気になったものをPickUP!
清水さんの、山でのごはんにかける思いは熱い。
「素材はもちろん調味料にもこだわっています。たとえば、カンボジア産の粒コショウ。料理の際に挽いて使うと、すごくいい香りがするんです。あとは、オリーブオイル、イタリア産のガーリックやハーブ類のスパイスですね」
もちろん、素材だけでなく料理関連ギアへもこだわりを持つ。装備にセレクトした料理ギアを4点、ピックアップしよう。
1.調理に欠かせない小型のナイフ
オピネルのステンレス#7。「とにかくコンパクトで使いやすい。長く愛用したいので、可動部分はオリーブオイルを塗ってメンテナンスしています」
2.冷えたワインにピッタリ ステンレス製ボトル
サーモスの山専ボトル900ml。「温かい飲み物を入れる人が多いかもしれませんが、私はキンキンに冷えた白ワイン。保冷力も抜群なのでオススメです」
3.焼く、煮る、炒める万能フライパン
プリムスのライテックスーパーセットのフライパン。「携行するクッカーはこれひとつだけです。どんな調理にも対応できるので、重宝しています」
4.あると便利なカッティングボード
素材にオリーブの木を用いたイタリア製カッティングボード。「オリーブの木は堅いので、とても使いやすいですね。独特の質感もオリーブならではです」
登山時の食事、食材というと、ついアルファ米や即席麺、フリーズドライなどになりがち。けれど、清水さんはそこが山であっても生の野菜、旬の野菜を取り入れた料理をつくるなど、美味しさに妥協しない。むしろ山だからこそ味わえる格別の美味しさを求めて、今日も何を作るかを考え、道具を選んでいるのだ。
★清水さんのそのほかの山道具は、PEAKS10月号にて全公開中!
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PROFILE
PEAKS 編集部
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。