あなたの山装備、全部見せてください!【vol.4】-八ヶ岳・小屋泊2泊3日の場合
PEAKS 編集部
- 2015年11月10日
バックパックに何を詰めているかで、“その人”がわかる!? どんなルートをどんな装備で登っているのか、 個性豊かな山好きの鞄の中身を大公開! 今回は山にハマったことで仕事も変えてしまった行動力&決断力あふれる女性の登場です。
小泉さんが選んだ「八ヶ岳・小屋泊2泊3日」の装備はこれ!
幼少期から、山好きの両親に連れられて登山に親しんでいた小泉さん。ただ、中学生になった頃から足は遠のき、長らく山には触れていなかったという。そんな彼女に転機が訪れたのは、就職してデザイナーとして働いていた頃。
「一日の大半をパソコンの前で過ごす日々を送っていて、山に行きたいという欲求がふつふつと沸いてきたんです。山に行きはじめたら、もうそれだけでは満足できなくて、仕事を辞めて北アルプスの鏡平山荘でワンシーズン働くことに。そこから夢中になってしまいました。」
人一倍の決断力と行動力にあふれる小泉さん。だが、登山好きとしてより高みを目指していくのか……と思いきや、彼女は至って自然体で山を楽しんでいる。
「山は、自分がいちばん自分らしくなれる場所だと気づきました。ただ、高峰や困難なルートに挑戦するというのではなく、ただただ山のなかでの時間を楽しみたいという思いが強いですね」
山での時間を一緒に過ごす、バックパックとシューズ
愛用するバックパックは、ミレーのサースフェーⅡ 50。シューズは、キーンのピレネー。
「バックパックは約4年前、山小屋で働く際に購入したもの。フィット感が抜群です。デザインもカラーもお気に入りで愛用しています。シューズはもともとフェス用として買ったのですが、軽くて履きやすく疲れにくいので、登山でも使うように。最近は、ほとんどこれで山に行っています」
編集部が気になった山装備をPickUP!
自然体で山に向かう彼女は、歩くこと以上に山で本を読んだり、音楽を聴いたり、写真を撮ったりすることを楽しんでいる。バックパックの中身にも、そんな彼女のスタンスが反映されているよう。編集部が特に気になった4点をピックアップしてみた。
1.山を楽しむためのレターセット
便箋、封筒、切手、ノートなど。「日記の延長みたいなものですね。登った山の感想や、山の中で思ったこと、考えたことを綴って友人に送っています」
2.あれこれ焼ける万能トースター
プリムスのフォールディングトースター。「これでバゲットを焼いて食べると、とても美味しいんです。おつまみを炙ったりする際にも使えるので便利ですよ」
3.味わい深いレトロな水筒
フランスのグランテトラ社製の水筒(デッドストック)。「山好きの父親からもらったもので、主に水を入れて使用。レトロなデザインがお気に入りです」
4.自分オリジナルのトレイルミックス
ナルゲンのボトルに入れたトレイルミックス。「チョコ、ナッツ、ドライフルーツ、黒糖など、自分が好きなものを組み合わせたもの。欠かせない行動食です」
★小泉さんのそのほかの山道具は、PEAKS11月号にて全公開中!
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PROFILE
PEAKS 編集部
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。