【山道具インプレッションVol.2】 アラスカの蚊も退散するのか? 虫が嫌がる「スコーロン」素材を使ったフーディ・ジャケット【by村石太郎/前編】

(上写真)
フォックスファイヤー/SCガイドフーディ 10,800円+税
素材:トランスウェット®ファインデニールスコーロン®(ポリエステル65%・綿35%)、重量:170g、カラー:オフホワイト/グレー/インディゴ、サイズ:S、M、L、XL

【PEAKS LONG TERM IMPRESSION vol.2】フォックスファイヤー/SCガイドフーディ【前編】
By 村石太郎

登山の楽しさを伝える月刊誌『PEAKS』の制作にたずさわる面々が本気で山道具を評価するインプレッション・レポートを全4回にわたりお届けする本企画。第2回目は、世界中を飛び回りながら取材活動をする傍ら、第2の故郷アラスカでの遠征を続けるアウトドアライター村石太郎が、フォックスファイヤーの防虫ウェア「SCガイドフーディ」についてレポートしよう!

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○プロフィール
村石太郎/アウトドアライター
これまで約20年間にわたり、北アラスカの原野を彷徨い続けてきた。登山道具についての造詣も深く、世界各国へと取材に積極的に出掛けて行う記事に定評がある。PEAKSで「野外道具探訪記」を連載中。著書には、「山岳装備大全」(共著・山と渓谷社)などがある。

“蚊のパラダイス”アラスカで防虫作用があるウェアは役立つか?

昨年の11月下旬から、先日の5月下旬まで。約半年間続いたスキーシーズンが終わり、今夏に計画している北アラスカでの遠征に向けて準備を始めたところだ。そんなおりに、フォックスファイヤーに勤める友人から「スコーロン」という防虫作用をもつ素材を“アラスカで試してよ”との提案があった。長年にわたりフライフィッッシャーマンのためのウェアや道具を作ってきた彼らは、僕たちアウトドア活動をするものよりも、はるかに虫の多いところで活動していて、つねに虫に悩まされてきた人たちだ。そこで、釣り人たちの悩みを少しでも改善できればと思い、スコーロン素材を採用したウェア作りを数年前から始めていたのだという。

僕の第2の故郷であるアラスカもまた、蚊にとってのパラダイスだ。これまでの経験で一番ひどかったのは、飛び回る蚊の大群に覆われた友人が10mくらい離れて立っていたところ、漫画のように黒くて、得体の知れない物体になっていたことだった。あんな経験は、その後はないけれど、でもスコーロンを使った「SCガイドフーディ」というモデルを試してみようと思った。

まずは身近な山へ。思い出が詰まった弘法山

6月のとある日、僕はSCガイドフーディを着て、神奈川県北部にある小さな山、弘法山にやってきた。いまは、朝の6時。散歩の途中だろうか、山頂にある神社の境内で初老の男性2人と女性ひとりがテーブルに座って会話を楽しんでいる。山頂といっても、標高はわずか235m。登山口から歩き始めて、約10分で到着してしまう。初めて訪れたのは、5年前のスキーでの怪我からリハビリをするためだった。あのときは、手術をしてボルトやら、プレートやらを左足首に埋め込んだ。それからは、松葉杖での生活を続けていたのだが、あの東日本大震災がやってきた。駅のエレベーターが停まり、エスカレーターも昇りだけが動いていた。松葉杖で満員電車に乗ることもできず、車での移動を始めた。しかし、今度はガソリンが入手しづらくなり、必然的に自宅で引きこもり同然の生活をすることになった。

震災後、数週間が経つとようやくインフラが回復して、僕も松葉杖を必要としなくなってきていた。そんなときに、リハビリと称してやってきたのが弘法山だった。海外にある手つかずの山や河川、国内でも高い山にばかり興味を抱いていた僕は、初めての弘法山に魅了された。登山道の途中にある畑でミカンをもらい、いまでは1時間半ほどで歩く事ができる道のりを、途中で諦め引き返してきた。あれ以来、ときどき弘法山を訪れ、苦労して歩いたことを懐かしむのであった。

防虫効果以外にも山歩きに適した様々な工夫が

弘法山の山頂では、わずかに標高を上げただけなのに、そよ風が吹いていた。SCガイドフーディの素材は風通しよく、心地よくクールダウンしてくれる。街の中は、今日は夏日になるといっていた。これならば、アラスカで着ていても快適であろう。手首廻りを守るサムループのほか、頭部をすっぽりと覆うフードがついているので気温が低下したときにも最適だ。また、サイドポケットが左右にふたつついていて、手が冷たくなったときは押し込んで温められることも嬉しい。それに、普段着感覚で着られる、このスタイルもよいではないか。

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(↑ 袖口には、気温が低下したときに手を保護するときに使うサムホールがついている。手の甲は蚊に刺されることも多いので、蚊の大群に襲われたときに意外に便利かもしれない)

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(↑ 左右にサイドポケットがついていて、ハンドウォーマーとしても役立つ。袖口や裾口には伸縮性のある縁取りがあり、普段着っぽさが残っている点もいい)

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(↑ こうした薄手のインナーにフードがついているとニット帽を兼ねるので、強風時や気温が低下してきたときに利便性が高い。さっと被れば、蚊除けとしてもよさそうだ)

あとは、このジャケット最大の特徴である「虫が嫌がる」という機能がどうなのか。その答えは8月、アラスカに到着してから確認したいと思う。

>>後編はこちらから
(文・写真:村石太郎)

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