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丹沢大山(表参道~)登山ルート「ケーブルカーを利用してアプローチする大山詣での定番コース」

神奈川県の丹沢大山(たんざわおおやま)国定公園に位置する大山。古くから多くの信仰を集め、江戸時代には大山詣りがブームとなり、年間約20万人が関東一円から大山を目指したといわれています。雨乞いに霊験のある山とされ、別名は雨降山(あふりやま)。今回は、ケーブルカーを利用して、表参道から山頂を目指す王道ルートをご紹介します。

ルート概要

大山ケーブルバス停→阿夫利神社下社→蓑毛越分岐→25丁目→見晴台→阿夫利神社下社→大山ケーブルバス停

歩行時間

3時間20分

日程

日帰り

技術

★☆☆☆☆

体力

★☆☆☆☆

レベル

初級

丹沢大山(表参道~)登山ルートへのアクセス

電車

新宿駅から小田急電鉄小田原線急行で伊勢原駅へ。ここで神奈川中央交通バスの大山ケーブル行きに乗り、終点で下車。帰路は往路を戻る。新宿駅~伊勢原駅1時間。伊勢原駅~大山ケーブルバス停30分。
神奈川中央交通バス(TEL.0463-95-2366)

東名高速道路厚木ICから国道129号線、246号線、県道611号線を走行して山ケーブルバス停先の伊勢原市営駐車場へ。厚木IC~伊勢原市営駐車場20km

丹沢大山(表参道ルートプラン)

歩行距離:6km

大山ケーブルカーを利用して、阿夫利神社下社から山道に。ここは多くの信者が登る参詣道となっている。途中には休憩に向いた小さな広場があるので、小まめに休憩しながら歩こう。蓑毛越分岐をすぎてしばらく行くと富士見台に到着。富士山の展望に優れた台地で、昔は茶店があったそうだ。ここで展望を楽しみながら少し休憩。大山山頂は数段に分かれているが休憩ポイントは多いので初心者でも安心s。御神木の雨降木の前からの展望がおすすめ。

大山ケーブルバス停
↓15分、ケーブル6分
阿夫利神社下社駅
↓40分
蓑毛越分岐
↓55分
大山
↓1時間
見晴台
↓20分
阿夫利神社下社
↓ケーブル6分、10分
大山ケーブルバス停

丹沢大山(表参道~)登山ルートの詳細ガイド

ケーブルカー利用で時間短縮

大山ケーブルバス停から名物の大山コマや大山豆腐を売る店が並ぶ石段を登ると、その終点に大山ケーブルカーの乗り場がある。

ケーブルカーは高低差278mmを6分で結び、終着点へ。阿夫利(あふり)神社駅を出たら石段を登り、まず本殿に参拝しよう。表参道の登山口は左手。鳥居をくぐると104段の石段が待ち構えている。急勾配なので、手摺りを軽く握って登ろう。ここを登りきると足場の不安定な表参道登りがスタート。岩が混じり、土がえぐれた箇所をゆっくりと進む。

夫婦杉をすぎると多少歩きやすくなる。天狗が鼻で突いたといわれる天狗の鼻突き岩を通りすぎ、蓑毛越分岐に到着。小さな広場になっているので休憩していこう。

ここからひと登りで富士見台に到着。ここで初めて富士山と対面できる。

尾根道歩きを楽しみながら山頂へ

富士見台からは尾根道らしさを感じることができるが、少し勾配がきついので焦らずに歩くようにしよう。左からイタツミ尾根が合流してくる地点が25丁目。そこを直進する。石段から鳥居をくぐれば大山山頂だ。

山頂は奥の院を中心にした広場になっており、相模湾や東京、横浜、三浦半島、伊豆方面が一望できる。御神木の雨降木(ブナ)は山頂南側に。茶店もあるので営業していたら、利用するのもよい。展望とランチを楽しんだら下山しよう。

明るい道を下って開放的な見晴台へ

山頂からモミの大木が美しい広場を抜けて、見晴台方面へ。明るく平坦な道を進み南東に向きを変える。不動尻分岐をすぎると少しずつ下り勾配が増し、階段状の道を下ると横浜方面の展望に優れた場所に出る。進行方向下に見えているのが見晴台。ここをすぎると下り勾配が少しきつくなる。こうした箇所では極力、スピードを控えて歩くようにしよう。傾斜がゆるんできたら見晴台はもうすぐ!

見晴台は細長く、たくさんのベンチが置かれている。横浜方面の展望がいい場所でもあり、ここを目当てに登ってくる人も多い。

ここからケーブルカーの阿夫利神社駅へ戻る。斜面中腹に造られた道を忠実にたどろう。

阿夫利神社駅から下るケーブルカーの最終は平日16時30分、土日は17時。逃すと男坂か女坂を歩いて下ることに。阿夫利神社駅までの道は軽くアップダウンはあるものの歩きやすい。ただ、夕方には登山道にシカが現れることがあるので刺激しないように。

麓で土産を見たり、食事をするなら

伊勢原駅周辺はあまり立ち寄る場所が豊富とはいえないが、車でアクセスするなら温泉や人気の食事処が点在しているので確認しておくと良いだろう。編集部が厳選したスポット情報を目的別に集めているので参考にしてほしい。

下山したら立ち寄りたい丹沢エリアの飲食店&土産スポットはこちら
丹沢エリアの温泉で汗を流して帰ろう
設備の確認は済んでいる?丹沢エリアの登山口情報

大山(丹沢)登山カレンダー(該当月の1日)

大山(丹沢)データ

標高:1,252m
登山適期:3月~7月中旬、9月~1月中旬
営業小屋:なし(茶店あり、不定休)
避難小屋:なし
テントサイト:なし
水場:なし
トイレ:阿夫利神社下社、大山山頂
ビューポイント:富士見台、大山山頂、見晴台

山頂は28丁目

丹沢大山登山のメインルートといえるのが表参道。阿夫利神社下社が1丁目で天狗の鼻突き岩が15丁目、富士見台が20丁目、イタツミ尾根との合流地点が25丁目で大山山頂は28丁目だ。山頂が28丁目ということを覚えておくだけでも登りが辛いとき、精神的に楽になるだろう。

見晴台から阿夫利神社駅に向かう登山道にはモミの原生林が。モミは同じ土壌ではほかの針葉樹に負けて生育しないため、競合する針葉樹が少ない斜面でしか見ることができないといわれている。そのためここ大山のモミの原生林は東京近郊では希少で、神奈川県の天然記念物に指定されている。

アドバイス

標高がそれほど高くない山だからといって油断していると、とんでもないしっぺ返しを食らうこともしばしば……。ここに記載している所要時間はあくまでも目安なので余裕をもって計画は立てよう。また、天候や自分の体調によっては、中止することも検討しよう。山はいつまでもそこで待っていてくれる。どんなにその山が低くても、謙虚に向き合うことで、山はあなたを優しく迎え入れてくれるだろう。

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PEAKS 編集部

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装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。

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