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金峰山 登山ルート「高低差が小さく誰でも天空の稜線を歩ける」

南アルプスや中央アルプス、八ヶ岳、さらに北アルプスまで眺めることができる大展望が人気の金峰山。今回は、展望のいい登山道を楽しみながら、信仰の山、修験の山といわれた、奥秩父最深部の峰を縦走する金峰山の登山ルートを紹介する。標高2,500mの稜線歩きを楽しんでみよう。

ルート概要

大弛峠→朝日岳→サイの河原→金峰山→大弛峠→国師ヶ岳→大弛峠

歩行時間

8時間

日程

日帰り

技術

★★☆☆☆

体力

★★☆☆☆

レベル

初級

金峰山登山ルートへのアクセス

公共交通機関

新宿駅からJR中央本線特急で塩山駅へ。ここから完全予約制のバスを利用して大弛峠へ行けるのだが、土日祝日しか運行していない。発車時刻は7時30分、8時30分、9時30分の3本。所要1時間20分。帰路は大弛峠発14時50分、16時の2本。料金は1,800円。詳細は栄和交通へ。平日はタクシーを利用。片道11,000円ほど。

中央自動車道勝沼ICから国道20号線、411号線、140号線、県道210号線を経由し大弛峠を目指す。大弛峠に駐車場がある。

ルートプラン

歩行距離:13km
登山口:大弛峠
下山口:大弛峠
高低差:250m

金峰山に登る場合のウィークポイントはアクセス。塩山駅からのバスが土日祝日しか運行していないため、7時30分のバスで大弛峠に上がり、16時の最終で下山すると滞在時間はおよそ7時間となる。この場合は国師ヶ岳への登山はあきらめよう。

金峰山にある五丈岩は多くの人が登攀意欲にかられるはず。しかし、事故も起きているので、クライミング経験者でない限り安全に登ることはできない。初級者は挑戦しないこと。また、登る場合はクライミングシューズが必須。

大弛峠
↓1時間15分
朝日岳
↓1時間30分
サイの河原
↓20分
金峰山
↓2時間10分
大弛峠
↓1時間5分
国師ヶ岳
↓55分
大弛峠

金峰山登山ルートの詳細ガイド

岩稜のアップダウンを楽しむ

大弛峠の駐車場にあるトイレで用を済ませ、金峰山に向かう。大弛峠からは金峰山のほかに国師ヶ岳に登ることができる。百名山に選定されているのは金峰山なので今回はここを最初に登る。朝日岳・金峰山の道標に従って広い森のなかを歩くと、すぐ登りになるが急登ではないので安心していいだろう。丸太の階段登りから小尾根の道に入り、小さくアップダウンしていく。

朝日峠のケルン。だれかが最初のひとつを置き自然発生的に高くなったのだろうか。ここが休憩ポイント。

左の立ち枯れした木々の間に富士山が顔を出し、道幅が広くなると朝日峠に到着する。登山道の中央にケルンが組まれているので、わかるはず。この辺りは平坦なので、休憩ポイントとして利用できる。

さらに深い樹林帯を進むと、上り勾配が少しきつくなる。コメツガの原生林が広がる日当たりの悪いエリアで若干退屈に感じるが、そう長くは続かないので我慢。この樹林帯を抜けると、富士山や国師ヶ岳の眺めのいい岩場に出る。登山道の30mほどが大小の岩に覆われているため、滑らないように登ることだけを考えよう。展望を楽しむときは、立ち止まることが肝心。また、岩に座り込み、エネルギー補給をする人も多い場所だ。

この岩場を抜けると、日当たりのいい尾根道を歩くようになり、朝日峠から40分ほどで朝日岳に到着。山頂標識の先にベンチが設置され、ランチを楽しむ人たちで賑わう。金峰山のシンボル、五丈岩や南アルプスなどの眺めにも優れている。

明るく展望のいい頂でランチを

朝日岳から急斜面を下りる。およそ40mの下降ですが、歩幅を狭くして滑らないように注意しよう。ジグザグに道が付けられているが、雨上がりや残雪期にはとくに慎重に行動したい。下りきると鞍部で、ここから登り返すことになるので、少しだけ休憩して、樹林帯を登る。意外に短時間で登り返すことができる。

ハイマツ帯に入って進むとすぐに前方が開け、サイの河原に到着する。広く開けた場所ですが、大小の岩が転がり、荒涼とした雰囲気が漂う。しかし、展望には恵まれ、瑞牆山や小川山などのほか、八ヶ岳も見える。

サイの河原からの展望。サイの河原は広い。大小の岩が足元を埋めているが、展望は折り紙付き。何時間でもここに留まっていたいと思う。

サイの河原から岩に覆われた尾根道を進む。歩くルートは岩と岩の間に設定されている。大きな岩が折り重なるエリアに入って、軽く登った地点が金峰山のピークとなる。

サイの河原からガレた岩の道を金峰山に向かう。正面の大きな岩がピークだが、山頂標識はその一段下にある。2,500mの稜線歩きを楽しもう。

正面に見えているのは有名な五丈岩。富士山も見えている。五丈岩の後方に広がるのは南アルプス。右方向には中央アルプスや八ヶ岳、北アルプスが見えている。何時間でも眺めていたいところだが、このピークに立てるのは数人なので後続の人たちに譲ろう。山頂標識はピークの一段下に立てられている。

金峰山山頂付近から見る五丈岩。登攀意欲が出てくるがクライミング経験がないと歯は立たない。無闇に挑戦しないこと。

山頂標識を確認したら、五丈岩方面へ岩が重なる斜面を下り、ランチを広げる場所を探す。日当たりは抜群なので、気に入った展望の広がる場所でゆっくり休憩を取ろう。

五丈岩に登る人も多いが天辺まで行くには岩登りの経験者でなければ無理。過去には転落事故も起きており、専用の靴も必要なので、無闇に登らないようにしよう。展望とランチを楽しんだら、往路を忠実にトレースして大弛峠まで戻ろう。大弛峠まで戻り、疲れていないようなら国師ヶ岳をピストンしてみるのもいいだろう。

樹林帯を抜けて展望のいい山頂へ

大弛峠から国師ヶ岳の道標に従って進むと大弛小屋の脇が登山口になる。樹林帯に延びる道で、丸太で組まれた階段登りからスタートする。随所で大きな岩に行く手を遮られるが、安定した足元なので苦になることはないだろう。

10分ほどで夢の庭園への分岐に出るので、ここは左へ。すぐにまた、夢の庭園への分岐と出合うが、直進して国師ヶ岳を目指す。夢の庭園は下山時に立ち寄ろう。30分ほど木道や登山道を登っていくと樹林は薄くなり、右奥に北奥千丈岳が見えてくる。上空が開け明るい道になり、展望のよさは前国師ヶ岳まで続く。稜線をたどっていくと、すぐに前国師ヶ岳だ。北東、南西方面が開け富士山が見える。

前国師ヶ岳から下りが続く。岩に足をぶつけないようにして下り、鞍部で北奥千丈岳に向かう登山道に入ると、鞍部から25分で北奥千丈岳の山頂だ。ここが奥秩父の最高峰。南・北アルプスの展望に優れる。

奥秩父の最高峰、北奥千丈岳。展望も申し分がない。

鞍部まで戻ったら、国師ヶ岳に行ってみよう。立ち枯れた木々が目立つ道を進み、ここの終点が富士山の展望に恵まれた国師ヶ岳の山頂。適当な岩に腰を下ろし、展望を楽しもう。富士山のほかにすばらしいのが南アルプスの展望です。下山は往路を忠実に戻ろう。

逆光で眩しい国師ヶ岳山頂。休憩する場所には困らない。

夢の庭園で金峰山を眺める

下山は、岩に足を取られないように注意しながら下りよう。好天だと、展望を楽しみながら下ることができる。

夢の庭園から眺めるロケーション。金峰山の五丈岩の姿が印象に残る。その後方に南アルプスが広がっている。

最初の夢の庭園への入口で左に入るとすぐに正面に金峰山の五丈岩や八ヶ岳の展望が広がる展望台のような場所に出る。眼下には大弛峠が見え、そのまま木の階段を下って登山道に戻り、さらに下れば大弛峠に戻ることができる。

山から下りたら寄りたい麓の温泉・食事

下山した後に立ち寄りたいのが、温泉と食事、そして土産物店。残念ながら大弛峠周辺にはこうしたスポットはほとんど無いが、塩山駅周辺まで戻ればあるので、ぜひ帰りの楽しみとして確認しておこう。

下山したら立ち寄りたい甲府エリアの飲食店&土産スポットはこちら
甲府エリアの温泉で汗を流して帰ろう
設備の確認は済んでいる?甲府エリアの登山口情報

金峰山登山カレンダー(該当月の1日)

金峰山データ

山名:金峰山(きんぷさん)
標高:2,599m
登山適期:6月~10月中旬
営業小屋:大弛小屋
避難小屋:なし
水場:大弛小屋(有料)
トイレ:大弛峠駐車場
ビューポイント:金峰山山頂、国師ヶ岳山頂
連絡先:山梨市観光協会(TEL.0553-22-1111)、栄和交通(TEL.0120-26-2344)

2,000m超の山に対する高山病のリスク

大弛峠(おおだるみとうげ)の標高は2,360m、北奥千丈岳は2,601m。高低差はわずかに241m。高低差でいうなら高尾山に登るより小さいほど。しかし、標高が2,000mを超えると高山病が発症するエリアになる。富士山に登る場合、標高2,400mの五合目で1~2時間の高度順応が必要になることを考えると、金峰山の場合も同様に出発する前に高度順応したほうが無難。登山口やマイカー車内、大弛小屋などで1時間ほど休憩してから出発すれば疲れ方が違う。

また、このエリアの山の特徴は針葉樹林の美しさにある。6月にはシャクナゲやツツジが開花し、秋にはカラマツなどが紅葉して全山が美しく輝く。

アドバイス

ここに記載している所要時間はあくまでも目安です。自分の経験や体力と相談しながら、前日に麓で宿泊したり、山小屋に宿泊するなど、ゆとりある計画を立てましょう。また、天候や自分の体調によっては、中止することも検討してください。山はいつまでもそこで待っていてくれます。「家を出ることきから帰宅までが山登り」ということを忘れずに、存分に山を楽しんでくださいね。

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