定番のガスバーナーから固形燃料まで!コンパクト、高出力な登山用バーナー23選

ますますコンパクトに、高出力になっていく調理用のバーナー。しかしゴトクなどの形状も重要だ。さて、あなたに使いやすいタイプとは?

山中で使う調理用のバーナー(ストーブ)は、圧倒的にガスを使うタイプが主流だ。ただし、低温下では火力が弱くなる弱点があり、冬季を中心に火力が常に安定するガソリンなどの液体燃料系のバーナーも出番が多い。また液体燃料系はガスタイプよりも燃料代が安くなるのもメリットだ。

荷物を軽くしたい人には、アルコールや固形燃料という選択もある。ガス系のバーナーの場合、燃料はガスカートリッジに入っており、その成分は数種。寒い時期は低温下でも火力が落ちにくい「パワーガス」などという名称のものを選びたい。

ガス直結型

EPI/REVO −3700ストーブ

特殊機構でとろ火も可能。多様な調理が実現する

¥9,500
収納サイズ:89×52×54mm
ゴトク直径:152mm
最高出力:4,200kcal/h
重量:111g
問:ユニバーサルトレーディング https://www.universal-trading.jp

一般的なバーナーのようにヘッド部分に小穴が並んだ形状ではなく、特殊な金属のメッシュのような火口から炎が吹き出す。このために小さなバーナーヘッドでも高い出力を得られるようになっている。だがゴトク自体は大きく、大きなクッカーを置いても使いやすい

SOTO/マイクロレギュレーターストーブ ウインドマスター

安定性を求める人は、大きめのゴトクへ交換もできる
¥7,400
収納サイズ:47×51×88mm
ゴトク直径:100mm
最高出力:2,800kcal/h
重量:67g
問:新富士バーナー http://www.shinfuji.co.jp

バーナーヘッドをすり鉢状に窪ませることで横風の影響を少なくし、強風下でも消えにくい。低温下でも火力が低下しにくいマイクロレギュレーターを搭載している。軽量な3本ゴトク(7g)が付属し、これを取り外して安定性が高い4本ゴトクにチェンジも可能だ。ゴトクの直径が144mmになる4本ゴトクもオプションとして販売されている(¥1,400)

プリムス/115フェムトストーブ

小さすぎて紛失に注意? メーカー最小のバーナーヘッド
¥7,000
収納サイズ:54×74×27mm
ゴトク直径:120mm
最高出力:2,100kcal/h
重量:57g
問:イワタニ・プリムス https://www.iwatani-primus.co.jp

もとから小さなゴトクは、収納時にはさらに半分に折れ、驚くほどのコンパクトさに。現在のバーナーの多くに付属するイグナイター(点火装置)のスイッチがないように見えるが、これは火力調整つまみ自体を押し込むことで点火装置が作動するタイプだからだ

EPI/QUOストーブ

4本のゴトクをひねり、驚くほど小さく収納
¥6,000
収納サイズ:89×52×54mm
ゴトク直径:105mm
最高出力:2,600kcal/h
重量:98g
問:ユニバーサルトレーディング https://www.universal-trading.jp

軽量コンパクトを絵にかいたような極小モデルで、小さな火口から垂直に炎が吹き上がる。広がるとロックがかかって安全に使えるゴトクは、小さいながらもクッカーが安定する4本だ。これだけ小型のバーナーヘッドだけに、合わせるクッカーはソロ用が適する

スノーピーク/ギガパワーマイクロマックスウルトラライト

わずか56gのバーナーヘッドで最大火力は2,800kcal/h
¥6,900
収納サイズ:67×34×80mm
ゴトク直径:125mm
最高出力:2,800kcal/h
重量:56g
問:スノーピーク https://www.snowpeak.co.jp

ソロ用の小型クッカーに適合する直径が狭いゴトクだが、他社のものと比べると少々幅が広い。そのためにバーナーヘッドに当たる風の影響を抑えることができ、風が吹いていても消えにくい。もともと小型のゴトクは収納時にはさらに折りたため、コンパクトになる

ジェットボイル/マイティーモ

専用クッカーを省き、バーナーのみという新製品
¥7,000
収納サイズ:51×76mm
ゴトク直径:109mm
最高出力:2,519kcal/h
重量:95g
問:モンベル https://www.montbell.jp

高効率のクッカー&バーナー一体型調理器具で知られるジェットボイルが初めて開発した、クッカーなしのシングルバーナー。ただでさえ大火力なのに、サーモレギュレーターを搭載して厳寒の山でも安定した炎に。同社の製品はもちろん、さまざまなクッカーといっしょに使える

SOTO/アミカス

シンプルな作りで初心者でも楽に使える
¥4,800
収納サイズ:40×43×75mm
ゴトク直径:106mm
最高出力:2,600kcal/h
重量:81g
問:新富士バーナー http://www.shinfuji.co.jp

直径が小さくても安定感が高い4本ゴトクは、収納時の状態から上下に半回転させて固定する方式。非常に無駄がないデザインで直感的に使用でき、価格も控えめだ。これが初めてのバーナーだという初心者にも向いている。バーナーヘッドはすり鉢状で、とても耐風性が高い

プリムス/2243バーナー

発売からすでに30年以上。細部まで完成された名品
¥7,500
収納サイズ:107×107×59mm
ゴトク直径:120mm
最高出力:3,600kcal/h
重量:253g
問:イワタニ・プリムス https://www.iwatani-primus.co.jp

現在発売中のガスバーナーのなかでも大型で重いのに、根強いファンを持つ大定番。1980年代に発売されてから細かなリニューアルはあったものの、基本形は当時と同じだ。人気の理由は風防を兼ねたX型ゴトクの安定感と火力の強さ、そして武骨なルックス。質実剛健な逸品だ

ガス高効率型

熱効率を高めたクッカーとのコンビであっという間にお湯が沸く。この分野はジェットボイル社の独壇場だ。

ジェットボイル/フラッシュ

¥14,800
収納サイズ:104×180mm
最高出力:2,269kcal/h
重量:440g
問:モンベル https://www.montbell.jp

同社の顔ともいうべき名器が、今期パワーアップ。500mlの水が以前の約2/3の時間である約100秒で沸く。コーヒーを飲む程度の量ならば、もはや瞬間といいたくなるすばやさだ。サイドには沸騰すると色が変わるインジケーターのパネルが付く

ジェットボイル/ミニモ

¥19,500
収納サイズ:127×152mm
最高出力:1,512kcal/h
重量:500g
問:モンベル https://www.montbell.jp

同社のクッカーの大半は縦長。携行性はいいが、口径が狭くて調理がしにくい面もあった。だがこのモデルは横に広く、とろ火もできるので調理に向いている。低温でも火力が低下しにくくなるサーモレギュレーターがついているのも大きなポイントだ

ガス分離型

プリムス/ウルトラスパイダーストーブ

大きなクッカーこそ得意。これ以上ない安定感
¥12,800
収納サイズ:93×100×35mm
ゴトク直径:168mm
最高出力:3,000kcal/h
重量:167g
問:イワタニ・プリムス https://www.iwatani-primus.co.jp

とても大きなゴトクとワイドに広がる足で安定感が高く、同時に強烈な火力を誇るモデル。重心も低くなるので大きなクッカーでの調理に向いており、グループ山行のときに使用すると便利だ。バーナーヘッドにはプレヒートパイプが延び、火力の安定に貢献している

EPI/SPLITストーブ

どんなバーナーにも似ていない完全オリジナルなデザイン
¥15,000
収納サイズ:120×85×121mm
ゴトク直径:144mm
最高出力:4,200kcal/h
重量:234g
問:ユニバーサルトレーディング https://www.universal-trading.jp

それぞれ高さを調整できる3本の足で不整地でも完全な水平をとることができ、クッカーの安定感は他のバーナーとは比べ物にならないほど。丸いリングはチタン製のゴトクがずれないようにするパーツで、これもまたクッカーを安全に使う工夫のひとつになっている

スノーピーク/ヤエン ストーブ レギ

2本の足とカートリッジで不整地でも安定しやすい
¥8,980
収納サイズ:70×126×59mm
ゴトク直径:180mm
最高出力:2,900kcal/h
重量:220g
問:スノーピーク https://www.snowpeak.co.jp

バーナーヘッドに取り付けられた2本の足は簡単に伸び縮みさせられ、ゴトクを水平に保つことができる。その結果、大きめのクッカーを置いても安定しやすく、調理は安全。収納時は小型化のために器具栓はヘッドから取り外せる。着火装置のイグナイターも付属

カセットガス

アウトドア用のバーナーといえば、半球形のカートリッジがイメージ。だがカセットガスも状況によっては便利だ。

SOTO/レギュレーターストーブFUSION

¥9,000
収納サイズ:150×75×90mm
ゴトク直径:165mm / 最高出力:2,200kcal/h
重量:250g
問:新富士バーナー http://www.shinfuji.co.jp

ありそうでなかったカセットガスバーナーの“軽量”モデル。カセットガスは低温で気圧が低い高山では使いにくいが、低山ならば十分な火力を得られ、燃料自体も安価でどこでも手に入る。もっと積極的に利用してもいい

液体燃料

MSR/ドラゴンフライ

ガソリンだけじゃない! マルチフューエルタイプ
¥21,000
収納サイズ:180×120×90mm
ゴトク直径:190mm
最高出力:2,192kcal/h
重量:412g(ストーブ+燃料ポンプ)
問:モチヅキ https://www.e-mot.co.jp

大型クッカーが乗せられる巨大なゴトクと、とろ火にも調整できる使い勝手のよさで、アウトドア料理に凝る人からの支持が厚いバーナー。ホワイトガソリン以外に無鉛ガソリン、灯油などが使えるマルチフューエルタイプだ。燃焼時の轟音は好き嫌いが分かれる

オプティマス/NOVAストーブ

どこか心惹かれる機能的で美しいルックス
¥23,500
収納サイズ:80×140m
ゴトク直径:145mm
最高出力:2,850kcal/h
重量:460g
問:スター商事 https://www.star-corp.co.jp

ゴトクを広げると大きめの足で安定し、収納時には丸みを帯びたゴトクがヘッド部分に沿い、きれいにまとまって小型化。機能美を感じるバーナーだ。ガソリン、灯油、軽油などが使えるマルチフューエルタイプで、火力調整のツマミが長く、調整時に手が熱くならない

SOTO/MUKAストーブ

プレヒートが必要なく、すばやく着火が完了
¥15,500
収納サイズ:80×65×80mm
ゴトク直径:150mm
最高出力:4,000kcal/h
重量:163g
問:新富士バーナー http://www.shinfuji.co.jp

モデル名の「MUKA」を漢字にすれば「霧化」。一般の液体燃料系バーナーは、着火前にバーナーを温める「プレヒート」作業に手間と時間がかかるが、これは特殊構造で燃料を「霧化」させ、プレヒートなしでスピーディに着火する。消火もダイヤルを押すだけだ

ハイブリット型

ガスでもガソリンでも使えるバーナーがあれば……そんな願いを叶えてくれるのが、こんなモデル。しかも有用な工夫もプラスされている。

SOTO/ストームブレイカー

¥21,000
収納サイズ:65×65×90mm / ゴトク直径:170mm
最高出力:3,000kcal/h / 重量:225g
問:新富士バーナー http://www.shinfuji.co.jp

ガソリンとガスが使えるだけでなく、ガスの場合はカートリッジを反対にして使う「液出し」式。ガスが液体のままバーナーヘッドに送られ、長時間使用しても火力が低下しにくい。ガソリン使用時は右ページのMUKAストーブ同様、 プレヒート不用だ

アルコール/固形燃料

エスビット/チタニウムストーブ

必要最低限のパーツのみで13gという驚異的な軽さを実現
¥1,900
収納サイズ:74×29×50mm
重量:13g
問:飯塚カンパニー http://iizukaco.co.jp

固形燃料を置く台から3本の足が延び、クッカーを支える。名称通りのチタン製で、 重量はわずか13g。これだけで調理が可能なほどの火を扱うことができるとはスゴいことだ。収納時は3本の足をまとめることができ、ますますコンパクトに。ミニマルな装備で山を歩きたい人には、こんなストーブがよさそうである

エスビット/ポケットストーブスタンダード

あらかじめ固形燃料も付いた頑丈なボックス型
¥1,700
収納サイズ:98×77×23mm
重量:170g
問:飯塚カンパニー http://iizukaco.co.jp

ゴトク部分を折りたたむと完全な箱の状態になり、その内部には固形燃料を収納できる。ちなみに販売時に付属している燃料は、ひとつ4gのタブレットが20個。これだけの燃料を破損させずにいっしょに持ち運べるのは、じつに機能的である。求める火力に応じて、タブレットはいくつかいっしょに燃やしてもよい

バーゴ/チタニウムトライアド マルチフューエルストーブ

足とゴトクを立てて使うマルチなストーブ
¥4,600
収納サイズ:86×27mm
重量:30g
問:ケンコー社 http://www.kenkosya.com

いくつかの燃料を使える小型タイプで、アルコールを利用するときは写真のような状態で燃料を入れ、固形燃料や燃料ジェルの際はこれを裏返して燃料を置いて燃やす。アルコールの場合、44mlの燃料を使え、約20分連続燃焼。500mmの水は5~6分で沸く

エバニュー/チタンアルコールストーブ
エバニュー/チタンゴトクtriveTi

組み合わせて使っても、なんと50g以下

エバニュー/チタンアルコールストーブ
¥3,800
サイズ:71×42mm
重量:34g

エバニュー/チタンゴトクtriveTi
¥1,200
サイズ:81×40mm
重量:13g
問:エバニュー https://www.evernew.co.jp


軽量な金属・チタンを使った製品で知られるメーカーの製品だけあって、アルコールストーブもゴトクも超軽量。どこにでも持っていきたくなる。ストーブの性能は、30mlのアルコールで約5分燃焼し、その間に約400mlのお湯を沸かせる、というものだ

トランギア/アルコールバーナー
トランギア/トライアングルグリッドⅡ

真鍮の温かな雰囲気がいいバーナーとプレートを組み合わせるゴトク

トランギア/アルコールバーナー
¥2,500
収納サイズ:75×45mm
重量:110g

トランギア/トライアングルグリッドⅡ
¥1,900
重量:58g
問:イワタニ・プリムス https://www.iwatani-primus.co.jp

バーナーのタンクに入るアルコールは100ml。十分に燃料を入れておけば、30分程度は火を使える。これに組み合わせたゴトクは肉抜きされた3枚のステンレスを組み合わせて使うタイプ。分解すれば薄いプレートになり、収納するときに場所をとらない

※価格はすべて税別表記、2019年3月現在の価格となります。

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PEAKS 編集部

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装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。

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