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筆とまなざし#155「久しぶりに名古屋の街へ。PCの修理と、山道具の新調を」

パソコンの不具合。修理のために久しぶりの街へ。

昨日は久しぶりに名古屋の街へ行ってきました。普段はめったに街には下らないのですが、パソコンの調子が悪くなってしまい、やむなくアップルストアへ行ってきたのです。バッテリーに不具合があるようでそのまま修理へ。原稿を書くのに困ったものですが、いま、この原稿はiPhoneに折り畳み式のキーボードをBluetoothで繋げて書いています。旅先でも書きやすいようにと以前購入しておいたものが役に立ちました。

愛用ウエアの新調も。併せて山道具店へ。

せっかく名古屋に行ったので、友人が務めるザ・ノース・フェイスのお店に立ち寄りました。愛用していたアンダーウエアが使いすぎで伸び伸びになってしまっていたことを思い出し、この機会に新調することにしたのです。ロングスリーブウォームクルーという長袖のもので、同じモデルをもう4、5年着続けています。気に入っているのは薄手で軽量なのにとても温かいこと。身体にぴったりフィットするのにストレッチ性が高くてとても動きやすいこと。そして決め手は丈が長いこと。アンダーウエアはパンツにインすることが多いので、丈が短いと背中が出てしまいます。とくにクライミングのときは丈が短いと裾がチョークバッグのベルトの上に乗っかってチョークアップが非常にしにくくなるので、この点は自分にとってとても重要な選択基準です。たくさんのアンダーウエアを試したわけではないけれど、普段愛用しているのはこのザ・ノース・フェイスのものとパタゴニアのキャプリーン各種。今年はすでに新しくなったキャプリーンミッドウェイトもゲットしていて、こちらは汗の抜けが良さそうなので一生懸命歩くときに使いたいと思っています。友人といろいろ話してお店をあとにし、ついでに近くの登山用品店に立ち寄ってみました。

使い込んできたバックパックの新調も……気になる最新モデルもチェック。

店内をぐるぐる歩いているとバックパックコーナーに着きました。そうだ、いつも使っているクライミングパックがボロボロで穴も空いていたことを思い出しました。縦走用は大きめのしっかりとしたバックパックを使っているけれど、もっともよく使うのは50〜60ℓのクライミングパックです。多いときはほとんど毎日使っています。これまで、オスプレーやブラックダイヤモンド、グレゴリー、そしてザ・ノース・フェイスのパックを使ってきました。いま使っているのはザ・ノース・フェイスのコブラというモデルで、こちらも4年以上は使っているでしょう。ボトムに穴が空いていたりストラップがヨレヨレで千切れそうだったり。実際、その前に使っていたモデルはストラップを引っ張った瞬間ブチ切れてしまったっけ……。

いろいろ見ていてあるパックが目に止まりました。雑誌でしか見たことのなかった、カリマーのアルティメイト60というモデル。アルパインクライマーでありガイドでもある友人の成田くんが開発に携わったというもので、切り詰めすぎないまでも、クライミングパックとしての潔さがビシビシ感じられます。本体生地は張りがあって丈夫そう。裏面に耐水加工がされているのがおもしろい。時間の経過でラミネートがどうなるのかが気になりますが、水分を含みにくそうだし雪も付きにくそう。軽量でありながら背負い心地もよく、山で映える鮮やかなカラーリングも気に入りました。そろそろ冬山のシーズンだし、フリークライミングでも毎日のように使うパックなので新調してもいいタイミングでしょうけれど、値札を見ると税込36300円……うーん、高いなぁ。何度か背負ってお店をあとにし、帰路についたのでした。

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PROFILE

成瀬洋平

PEAKS / ライター・絵描き

成瀬洋平

1982年岐阜県生まれ。山でのできごとを絵や文章で表現することをライフワークとする。自作の小屋で制作に取り組みながら地元の笠置山クライミングエリアでは整備やイベント企画にも携わる

成瀬洋平の記事一覧

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