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登山中の困った!を解決する道具の応急処置Q&A

フィールドでは、自然現象からくるアクシデントのほかに、道具のアクシデントも発生する可能性がある。道具のアクシデントは、往々にして「道具に関する知識不足」と「事前の道具チェック不足」「事後の道具メンテナンス不足」の3つからくることが多い。今回は、もしもフィールドで起きてしまった道具のアクシデントの応急処置方法と、未然にそれらを防ぐための方法をお伝えしていきたい。また、今回紹介したのはあくまでも“応急処置”の方法で、アクシデント前と同じパフォーマンスを発揮できるものではない。道具のパフォーマンス低下によって命の危険に関わる場合もあるので、山行を継続するためではなく安全に下山するためのつなぎであることを理解したうえで実践しよう。

ブーツ

Q.シューレースが切れてしまった!

A.切れたシューレース同士を結ぶか、代わりのもので代用しよう

シューレースがなくなったブーツで登山を継続すれば、最終的に足のアクシデントに見舞われてしまう。切れたシューレース同士を結び繋げられる場合はそのまま使い、もしも難しい場合はシューレースの代わりになるものを探して代用しよう。

テントやツエルトの張り綱、緊急用に持っている細引きなどがシューレースとして活用しやすい。出発前にシューレースのチェックは必ずしておこう。

クランポン

Q.雪が固着してクランポンやスノーシューを外せないときは?

A.ストックやアックスでたたき落とそう

底部に雪が固着すると、爪が地面に食いつきにくくなる。また、側面や、シューズとの間に固着した場合は、シューズから外せなくなってしまうことも。

フィールドで対処するには、ストックやアイスアックスでたたき落とすのがいちばん早く確実な方法となる。

未然に防ぐにはプラスチック製などの雪が固着しにくい仕組みのパーツを装着するのがいい。このパーツはメーカーによって付属と別売りの場合がある。

マット

Q.エアー式のマットに穴が空いてしまったときは?

A.補修キット、あるいは粘着力が強く空気を通さないテープで穴を塞ごう

エアー式のマットは、穴が空いてしまえば空気の層を失い最大限の能力を発揮できなくなる。もしも穴が空いてしまったら、まず穴の場所を探そう。破損箇所が見つかったら、補修キットが付属していればそれを使用する。

なければ粘着力が強く空気を通さないテープを使い、穴よりも1.5㎝程度大きい円形型に切り、しっかりと貼り付けよう。おすすめのテープは、ダクトテープと呼ばれる銀色のテープか、ビニールハウス補修用のテープ。これを常にフィールドに持ち込んでおくといい。

Q.マットを忘れてしまった!

A.マットの代わりとなるものを探して下に敷こう

マットの効果は、地面のデコボコを緩和し、地面からの冷気を防ぐことにある。もしもマットを忘れてしまったら、その代わりになるものを探せばいい。落ち葉があればテントの下にたくさん敷いたり、マット代わりにウエアやバックパックを敷くなど工夫をしよう。

ただし、マットと同等の効果を得られるわけではない。多少のデコボコなどは我慢してその日を凌ぐしかない。

ウエア

Q.ウエアが破けてしまった!

A.破けたウエア、箇所により、問題がある場合は粘着テープで対処を

ウエアの破けは転倒や岩場での擦れ、枝に引っかかるなど、さまざまな要因で起きやすい。問題は「破けたウエアがなにか?」だろう。

トレッキングパンツやTシャツ、フリース程度であれば、下山までほうっておいても問題ないだろう。ただ、破けた場所から寒風が入って低体温症の恐れがあるなどの場合は、粘着テープでその場しのぎとして貼っておけばいい。帰宅後はメーカーなどに出すなどし、しっかりとリペアしよう。

Q.レインウエアのジッパーが壊れてしまった!

A.最低限雨が入らないようにテープなどで蓋をしよう

レインウエアの破損は、その後の山行に大きな影響を及ぼしてしまう可能性が高い。メインジッパーの破損であれば、最低限雨が入らないように蓋をするようにしなければならない。

方法はなんでもよいが、たとえば止水ジッパー部分なら横に長めに何カ所かテープを貼り付け、その後縦にしっかりと目止めをする。通常のジッパーの場合は、フラップがあるのでフラップごと縦にテープ止めしてしまってもいい。山に行く前にはジッパーのスライダーなどの破損がないか滑らせて確認しておこう。

Q.ダウンジャケットの羽毛が飛び出してきた!

A.いち早く穴を塞ぐことに努めよう

ダウンジャケットの羽毛が出てしまったら、保温能力の低下に繋がるのでいち早く穴を塞ぎ、羽毛の飛び出しを防ぐことに努めよう。方法は簡単で、穴をテープで塞げばいいだけだ。塞ぐものはどんなテープでもいい。

小さい穴なら絆創膏で、ちょっと大きければテーピングで、もっと大きければテーピングなどを何枚か貼り合わせる。下山後にはしっかりリペアに出すこと。登山前は小さな穴や切り傷のチェックをし、破損のおそれがあれば事前にテープを貼っておくのも手だ。

テント

Q.テントポールが折れてしまったら?

A.付属の補修キットやV字のペグで補修する。複数の場合はツエルトのように張る

テントポールの破損は、よく耳にするアクシデントだ。もしも折れたポールが1本の場合は、付属の補修キットや常備する予備ポール(ひと関節分)で補修をするのがいい。あるいは、V字のペグ2本で挟み込んでテープで止めるなどの方法をとってもいい。

もしもポールの折れが複数、または補修できない場合は、樹林帯に入りツエルトのようにストックやロープを使ってひと晩すごせるようにするのも手だ。山行前に、ポールのヒビや極端な曲がりがないかチェックするのも忘れずに。

Q.テントポールを忘れてしまった!

A.下山する、または山小屋に泊まろう

家の柱ともいうべきテントのポールを忘れた場合は、下山できるようであれば下山、または山小屋がある場合はそこに宿泊をすることをおすすめしたい。

もしもそのような環境でなければ、ポールの破損の最終手段同様に、樹林帯に入りツエルトのようにストックやロープを使って設営できるかを検討してみる。当然のことだが、出発前の装備確認を怠らないことで防げるだろう。

Q.ペグを忘れてしまったときは?

A.重めの石、枝など、その場の環境にあるものを使おう

ペグを忘れた、または足りないといった程度であればいかようにもリカバリーできる。ペグの役割は、テントを地面にしっかりと固定して風に負けないようにするためのもの。つまり目的達成するための代わりを探せばいいだけだ。

重めの石があればそれに張り綱を巻き込めばいい。木の枝があれば、それをペグの代わりにしてもいい。フォークでも、スプーンでも、なんでも、その場の環境で使えるものをペグにすればいいのだ。

Q.テントの中がびしょ濡れになってしまった……

A.テントの設営方法に問題が。正しい張り方を理解しよう

テントがたくさん張られているようなテント場では、必ずといっていいほど見かけるアクシデントだ。この原因はテントの設営方法に問題があることが多い。

なかでもいちばんよく見かけるのは、テントの張り綱をテンションをかけて張らずに、インナーとフライがぴったりとくっついてしまっているケースだ。フライと本体の隙間がテント内部への水の浸入と結露を防いでくれることを理解し、インナーとフライがくっつかないように張り縄をしっかりと張ることが大切だ。

グローブ

Q.オーバーグローブが片方飛ばされてしまった!

A.ビニール袋をかぶせるなどし、濡れや冷えを可能な限り防ごう

冬山において、これだけは絶対に避けたいアクシデントだ。うまくリカバリーしないと指先の冷えから凍傷になり、最悪の場合、切断という可能性も起こりえるだろう。まずは事前準備で必ず予備のグローブを持つことを忘れないこと。

フィールドでの対処法は、レインジャケットの袖の中に手を隠したり、ビニール袋をかぶせるなど、極力指先を冷やさないようにする。リカバリーのポイントは、風や雪、汗などによる濡れ、冷えを可能な限り防ぐことだ。ただしこの方法は〝その場しのぎ〞なので、素早く下山、もしくは山小屋に避難するか、山小屋で販売があれば迷わずオーバーグローブを購入しよう。

スリーピングバッグ

Q.スリーピングバッグはあるけど思ったよりも寒くて寝られない……

A.地面からの冷気を防ぎ、着られる服はすべて着よう

歩いて数分で山小屋がある場合は、そこに避難して就寝するのもひとつの手だ。そうもいかない状況下では、とにかく暖かくなる方法をとるようにする。

ポイントは、地面からの冷気を防ぐことと、スリーピングバッグの保温効果を上げることの2点になる。持っているものでマットの厚みを足し、体を締め付けずに着られる服はすべて着るなどして凌ごう。バックパックを履いてしまう、ボトルにお湯を入れて湯たんぽにするのも有効だ。

トレッキングポール

Q.トレッキングポールのロックが効かなくなってしまった!

A.テーピングを使って長さを固定してしまう

トレッキングポールのロックが効かなくなってしまうと、その役割をまったく果たさなくなる。長さ調整はできなくなってしまうが、ひとまず簡単に補修する方法がある。

伸縮式の場合は、調整した長さで関節部分の細いほうにテーピングなどを何重にも巻き、これ以上短くならないようにする。さらにポールが抜けないように、関節部分のポールの太いほうと細いほうをいっしょにテープで巻いて固定する。

トレッキングポールはどんなタイプであっても調整金具部分の破損が命取りになる。出発前にスムーズに機能するかどうか確認して持っておこう。

ヘッドランプ

Q.ヘッドランプのバッテリーが切れた!

A.バッテリーや電池の交換を。予備を持っていくことを忘れずに!

ヘッドランプのバッテリーが切れた場合はバッテリーを変えればいい。電池式の場合は電池を。超小型ヘッドランプを予備で持っておくのもアリだ。ただし、予備の電池やバッテリーを持っていくのを忘れずに。

また、山行のときは必ず新しい、またはフル充電のバッテリーに交換し、点灯チェックを忘れずに。

バックパック

Q.バックパックのショルダーハーネスがちぎれたときは?

A.細引きなどで結び繋げよう

ショルダーハーネスの破損は絶対に避けたいので、山行前に本体とハーネス部分のつなぎ目や、ほかの部分もしっかりと強度をかけて切れそうな箇所がないかどうか確認しておこう。

破損部分によって応急処置方法は異なるが、パッド部分が根元からちぎれてしまった場合は細引きなどで結び繋げてその場を凌ごう。下部のベルトが切れた場合はその部分を結んでおけばいい。ただし、長時間利用は難しいので下山も視野に入れること。

Q.バックパックのバックルが割れてしまった!

A.壊れたバックルを外し、ナイロンベルトを結び合わせて対処しよう

バックパックのチェスト部分やウエスト部分などのバックルが破損してしまった場合に対応できる、簡単な処置方法がある。長さ調整がしにくくなる点はあるが、壊れてしまったパーツを取り外し(破損していて外しにくい場合は割って壊してしまってもいい)、ナイロンベルトをそのまま結び合わせる。

トラブルを未然に防ぐには、出発前にバックル類のプラスチックパーツにひび割れがないかなどチェックをしておくようにしよう。

バーナー

Q.寒さのせいでバーナーの火が大きくならない。

A.ガス缶を人肌で温めよう。環境に合ったガス缶の使用を

低温下でのガスバーナーの利用によく起きる現象だ。まずはガスカートリッジには通常用、寒冷地用と大きく分けて2種類あるので後者を使うようにする。また、ガス缶を人肌程度に温めてあげることで火力を取り戻すことができる。

そのほか、寒冷地下でも強い燃料として、ホワイトガソリンがある。寒冷地へ行く際は、最近使い勝手もかなり向上されたガソリンバーナーの利用も視野に入れるといいだろう。

Q.パッキン部分が燃料漏れを起こしてしまったら?

A.速やかに使用を停止し、修理に出そう

もしもシングルバーナーの本体、またはガスカートリッジにガス漏れがあった場合は、速やかに使用を停止しメーカーのリペアが終わるまでは使用しないようにしよう。

ただし、別のガスカートリッジを装着してバーナーが機能した場合はガス側の破損が原因となる。どちらにしても、ガス漏れは中毒や爆発につながるので、しっかり修理を完了させてから使用するようにしよう。出発前のチェックは本体、ガス側にあるゴム製のOリングの状態を確認し、少しでも疑わしい場合は使用しないこと。

Q.雪山で気づいたら燃料のガス残量が少なくなっていた

A.行動食で食事を摂るなど、極力燃料を使わずに保管しよう

雪山では、バーナーによるガスの使用量は夏山と比べて多くなることが多い。飲み水を雪から作るとなればなおさらだ。こうなってしまったら、行動食で食事を摂る、残った水に雪を少ずつ入れて溶かしながら水を作るなどし、もしものためにバーナーの燃料は極力使わずに保管しておこう。

こうしたアクシデントを防ぐために事前にできることは、いつもより多めの予備燃料の用意をする、余ったお湯の保管ができる保温ボトルを携行するなどだ。

ナイフ

Q.ツールナイフ(フォールディングナイフ)が硬くて開かない。

A.お湯に浸し、可動部分に固着した汚れを柔らかくして落とす

ナイフの可動部分が動かなくなる原因は、汚れや油などが詰まり、可動部分に固着し硬くなってしまっているケースが多い。解消方法は、クッカーなどの容器に60℃程度のお湯を張り、そこにナイフを入れる。数分浸けてすすぐように振ると、固着したものが柔らかくなって可動部分が元どおりに機能してくれるようになる。

錆などが原因の場合は、調理用のオリーブオイルなど、どんな脂分でもいいので可動部分に垂らし、少しずつ開閉を繰り返して開いていく。

ワカン

Q.ワカンのベルトがはずれた、破損してなくなってしまったら?

A.細引きやテープでブーツとワカンをしっかりと固定させる

あまり使っていないワカンに起こりえるアクシデントといえるだろう。それだけに山行前のベルトの破損や劣化のチェックは、普段よく使うアイテムの通常チェックよりも念入りに行なっておこう。

それでも破損した場合の対処法としては、細引きやテープなどでブーツとワカンをしっかりと結びつける。装着や解除は面倒だが、ワカンとして機能はしてくれる。足の可動性も確保できればさらにいい。

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PEAKS 編集部

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装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。

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