「上高地」松本エリア｜登山口スポット【登山口】

PEAKS 編集部

2016年09月30日

せっかく遠くの山へ行くのだから、山行計画が“山登り”だけで終わってしまってはもったいない！下山後に入る気持ちのいい温泉や、地元の名物を肴に飲む一杯の地酒など「下山後」がもっと充実する登山口周辺のスポットを紹介しよう。

松本エリア｜登山口スポット【登山口】一覧

北アルプス登山の中心基地

登山客以外の観光客でも賑わう。ターミナル近くには登山用品を扱うインフォメーションセンターもあって便利

北アルプスでもっとも賑わう登山口といえば、やはり上高地だろう。

北アルプスの名だたる名峰への玄関口となる立地のよさに加え、設備やアクセスの充実度でこの登山口の右に出るものはない。上高地へのアクセスは、バスかタクシーのみ。マイカーは沢渡周辺の駐車場（600円／ 1日）に止めよう。タクシーは定額料金で、沢渡から大正池までは3,500円、上高地観光センターまでだと4,200円となっている。シャトルバスは大正池、上高地観光センターまでともに片道1,250円。往復なら割引があり、1名で購入すると2,050円だが、2名4,100円、3名6,150円、4名7,400円となり、バスの方がタクシーより少し得になる料金設定がとられている。交通機関が使えるのは、4月中旬から11月15日まで。冬場は釜トンネルから歩いてのアクセスのみとなる。

上高地には郵便局もある。その歴史は古く、開局は1930年。ここから手紙を出すと、大正池と穂高連峰の風景が入った記念日付きスタンプが押印される。記念切手や絵はがきもあるので、旅の思い出を投函しよう

タクシーは観光センターの脇が乗り場となっている。どのタクシーに乗っても、料金は変わらず定額料金（片道4,200円。沢渡まで）。行きに乗ったドライバーに下山時間を伝えておくと車を回してくれるので便利

バスは通常30分間隔で発車している。観光シーズンには10～20分間隔で運行する日もある。料金を考えると3～4人で乗るならば、タクシーを利用するのも選択肢だろう

マイカー利用者は沢渡でバスかタクシーに乗り換える。利用すると入浴料が割引になる駐車場もあるので、下山後のプラン次第で賢く利用してみよう

松本のB級グルメとして話題の山賊焼きもバスターミナルで販売されている。名前の由来は開発者が山賊のような風貌だったからだとか

上高地

最寄り駅：アルピコ交通上高地線新島々駅
登山口までのバス会社：沢渡方面からは松本電気鉄道（アルピコ交通）。岐阜県側の平湯から乗り換えてくる場合は濃飛バスを利用
アクセスできる主な山域：槍ヶ岳、穂高連峰
閉鎖期間：あり　※釜トンネルから先が通行できるのは4月中旬～11月15日まで。冬期は徒歩ならアクセス可
水場：あり
トイレ：あり
テント場：あり
チェーン：一般車通行止め
https://www.kamikochi.or.jp/