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「涸沢ヒュッテ」登山者の聖地・涸沢の中心に立つ。|北アルプス山小屋大全

涸沢ヒュッテは、涸沢カールの底の部分にあたる、小高い台地(モレーン)に立つ。雪崩の通り道といえる立地だが、登山者の利便性や穂高連峰を美しく見渡せるロケーションを優先して建てられた。開設当初こそ倒壊したこともあるが、建物を地下に埋める、緩やかな傾斜の屋根をかけるなどの雪対策を重ねながら、本館、別館、新館と建設して現在の形になった。

多くの人が憧れを抱く「登山者の聖地」といわれる涸沢で、その中心に建つヒュッテの役割は大きい。登山道整備の指揮、長野県警の常駐隊と連携して山岳相談も受ける。現地で必要なものはすべて手に入りそうな品数の売店も、安全登山に寄与するものだ。聖地・涸沢の気分を上げるヒュッテ限定グッズの開発にも力を入れ、実用的なアイテムもあるので探してみては。

\スタッフボイス/

夜明けに穂高の稜線が赤く染まるようすは、宿泊されるみなさんにぜひ見ていただきたい一押しの景色です。初夏のお花畑、錦秋の涸沢カールもすばらしいですよ。

インフォメーション

テント場 個室 自炊室 乾燥室 お風呂 生ビール
ドコモ au ソフトバンク 楽天 公衆電話
×

■連絡先
090-9002-2534
https://karasawa-hyutte.com/
0263-26-3212(営業期間外)

■営業時間
4月下旬~11月上旬

■収容人数
140人

■標高
2,300m

■宿泊料金
1泊2食:¥14,000~¥16,000
1泊夕食:¥12,500~¥14,500
1泊朝食:¥11,500~¥13,500
素泊まり ¥10,000~¥12,000
※小学生以下は、上記-3,000円
お弁当 ¥1,500(宿泊またはテントレンタルの方)

■水
無料

館内施設

1.山小屋とは思えない豪奢な食堂

受付のある新館の奥、吹き抜け階段を下ったところに食堂がある。年月を感じる深い色合いの重厚な柱や梁には、シャンデリア風の照明や装飾品が飾られる。

2.総合受付は展望テラスの下

上高地から登ってくるとヒュッテの木のテラスが見える。建物が大きくて全体像を把握しづらいが、テラスのある建物が受付のある新館で、側面に入口がある。

3.小屋の情報が集まる土間エリア

玄関は広い土間になっている。受付はつきあたり。小屋の利用案内や登山情報などが掲示され、公衆電話もこちらに。携帯の電波の増幅器も土間付近にある。

4.食堂近くの図書コーナー

滞在中に読書をしたいときは、食堂入口の本棚で借りられる。近年出た北アルプス関連書籍や雑誌、マンガもある。自室への持ち出しも可。

5.充電は部屋のコンセントも使える

充電コーナーは土間にあるが(宿泊客無料、外来客1回¥100)、各館の部屋にコンセントがあったらそれも使用可。自室にあればラッキー。譲り合って使おう。

食事

【夕食】肉と魚の主菜二品に、多種の付け合わせを添えた豪華な夕食。ハンバーグ、サバの煮つけ、エビフライ、ちくわ天、ポテトサラダ、野菜サラダ、漬物、煮物、味噌汁などが食べられる。

写真提供:涸沢ヒュッテ

【朝食】卵料理と魚を主菜に取り入れた献立にしている。付け合わせは、煮物、黒豆、さつまいもの甘露煮、昆布巻き、焼き海苔、切り干し大根、味噌汁など。ごはんが進みそうだ。

写真提供:涸沢ヒュッテ

部屋

追加料金が必要な個室はないが、館内はもともと大部屋というよりも壁でしっかり区切った構造の部屋が多い。グループごとにその小空間を利用させてもらえることもあるので、プライベート感は強い。ある意味お得だ。

トイレ

トイレは2カ所あり、数も十分だが、それでも混雑のピーク時は行列して待ち時間が発生することも。

洗面所

広く使いやすい洗面所が展望テラスの一角にある。飲用は可能で、通過する人も水を汲める。

お土産・売店

登山用品店並みの登山グッズ、お土産、食料などがある。現金決済のみなので、財布を忘れずに!

涸沢カールの中心で飲む生ビールは最高!

涸沢ヒュッテといえば、おでんと生ビール。それをいただく広々としたテラス席と、そこから望む穂高連峰の雄姿も涸沢名物だ。野営場から近いので、多くの人が行き交うちょっとした「居酒屋」になっている。夜明けのモルゲンロートも、テラスのやや高くなった席からよく見える。

▲生ビール、おでん、涸あげを注文。現社長のこだわりで「アサヒプレミアム生ビール熟撰」というワンランク上のビールが飲める。なお、生ビールは宿泊者の夕食時に限り、マムート特製ジョッキで出してもらえる。
▲紅葉シーズン最盛期のにぎわい。毎日ここまで混雑するわけではないのでご安心を。(写真提供:涸沢ヒュッテ)
▲缶やペットボトル飲料もある。
▲テラス中心にある涸沢パノラマ売店テラス中心にある涸沢パノラマ売店。

 

「涸沢ヒュッテ」公式HPをご確認ください。

 

※この記事はPEAKS[2024年9月号 No.167]からの転載であり、記載の内容は誌面掲載時のままとなっております。
※最新の情報を直接ご確認の上ご計画ください。

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PEAKS 編集部

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装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。

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