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「八方池山荘」北アルプスの山小屋完全ガイド

登山者にとって快適な山歩きを楽しむための心強い味方、山小屋。館内施設や食事、成り立ちや売店メニューなど、山小屋の膨大な情報を集約しているので、山行計画に役立つこと間違いなし!

スキー場トップが登山口

北アルプス入門向けの山、唐松岳の登山口に立つ山小屋で、リフトの終点に建つ。山麓の八方からはゴンドラとリフト2本を乗り継いで約30分だ。

冬はスキー場利用でのアクセスも可能なため、年間を通して利用客があり、通年営業している。夏はハイカーが、冬は写真愛好家が多くなる傾向にある。

部屋は和室で6〜12畳が基本だが、スキーヤーズベッドと呼ばれる2段式のベッドの部屋もある。水は八方尾根上付近の沢から引いていて、この水でいれたコーヒーは美味しい。食堂には開放的なテラス席もある。

登山口にある小屋なので休憩や昼食利用が中心だが、好評なのは風呂があること。夏の八方尾根は現在、唐松岳まで登る登山者のほかに、八方池まで往復する日帰りハイカーの利用も多く、ハイキングツアーなどで大変にぎわっている。

夏のハイシーズンには外にある別建物の売店もオープンし、ここで販売されるソフトクリームは300円とリーズナブルながら本格派な味で、ハイカーから人気があり、多い日は1日1000個も売れるという。

北アルプス初心者の玄関口

八方尾根は、北アルプス初心者がよく訪れる唐松岳のメインとなる登山口。ゴンドラとリフトを乗り継げば、唐松岳の山頂まで標高差約800m。その間の登山道も危険な箇所はとくになく、比較的簡単に後立山連峰の主稜線までたどり着けるのだから、初心者人気が高いのもうなずける。

八方池山荘が建っているのは、八方尾根を登る登山者が歩き出す、まさに登山口となる場所。登り出す前にここで腹ごしらえをしていくのもいい。登山届を書きながら、これから歩くコースの状況を山荘スタッフに尋ねるのもいいだろう。

手軽に北アルプスの高山ムードを楽しめるとあって、八方池山荘周辺は観光客やハイカーも多く訪れる。歩いて1時間ほどの八方池まではそんな人たちでにぎわっているが、そこから先は登山者の世界。いくつも立つ大きなケルンを見ながらさらに3時間ほどで唐松岳山頂に着く。ゴンドラやリフトが使えることから、雪山登山の入門コースとしてもよく使われている。

リフトでらくらくアプローチ

八方池山荘へのアプローチはリフト。最後のリフトから見た八方尾根。リフト山頂駅の右側に立つのが八方池山荘だ。冬はスキーヤーや写真愛好家、夏もハイカーや登山者でにぎわう。山麓の町からは約30分だ。

道具や資料も充実

帽子や雨具、ザックカバーなどの登山用具も置いてあり、急な雨のときなどに売れるという。植物図鑑やガイドブックも充実。この小屋で働いていたイラストレーターの鈴木みきさんの本も。

登山届ポストあります

登山者カードの記入、受付所も兼ねている。八方池までの日帰りハイカーは提出しない人がほとんどだが、八方池から先に登る登山者は、登山届の提出を忘れないようにしよう。

館内施設

後立山の眺望をどうぞ

開放的なオープンテラス席。八方尾根上部と五竜岳、鹿島槍ヶ岳が見渡せる。この景色を見ながら飲むドリップコーヒーは格別。

ここでひと休み

食堂兼ロビー。デジタル地上波のテレビの感度も良い。奧には本棚があり、蔵書も豊富だ。菓子類の販売もある。

山小屋界一?の蔵書

図書コーナーの蔵書はかなり多く、なかでも漫画本の取りそろえは、数ある山小屋のなかでも1、2位を争うほどだ。

濡れ物はここで

乾燥室を兼ねたボイラー室。レインウエア、バックパック、靴などの乾燥にも配慮されている。

食事

朝食

煮魚、がんもどき、ソーセージ、せん切りキャベツ、目玉焼き、のり、味噌汁、ご飯という献立。山小屋としては充分なメニューだ。

夕食

メニューは日替わりで提供される。この日は煮魚、ミートボール、天ぷら、野菜サラダという献立。宿泊客が多い際はバイキングスタイルに。

お土産・売店

場所柄、観光客の立ち寄りも多く、山道具やガイドブック、絵葉書などのほか、八方尾根や白馬にちなんだキーホルダーやバッジ、ベルなどのお土産の取りそろえも豊富だ。

部屋

畳敷きの部屋。布団も大きくゆったりと過ごせる。

スキーヤーズベットと呼ばれる上下2段式の部屋。この部屋は白馬三山の眺めが良い。

風呂

下水道工事、トイレ改装と同時に作られた風呂。登山口とはいえ標高2,000m近い尾根の上にある山小屋として、快適な風呂の存在はやはりありがたいところ。

洗面所・トイレ

下界の民宿等と変わらない洗面所。下水道が来ているため石けんも使用可能。

標高1,850mの山中とは思えないほど快適なトイレはウォシュレットも完備する。

「八方池山荘(はっぽういけさんそう)」の基本情報

設備

テント場:なし
水場:なし
個室:なし
自炊室:なし
乾燥室:あり
お風呂:あり
生ビール:あり

営業期間

通年

電話・電波

ドコモ:良好
au:不安定
ソフトバンク:不安定
公衆電話:なし

収容人数

70人

標高

1,850m

宿泊料金

1泊2食:9,800円
素泊まり:6,800円
お弁当:1,100円

連絡先

0261-72-2855
https://yamagoya.hakubakousha.com/

※2018年2月現在の情報です。営業時間や定休日などは変更となる場合がございますので、お出かけ前にご確認ください。

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PEAKS 編集部

PEAKS 編集部

装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。

PEAKS 編集部の記事一覧

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