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「天狗山荘」北アルプスの山小屋完全ガイド

登山者にとって快適な山歩きを楽しむための心強い味方、山小屋。館内施設や食事、成り立ちや売店メニューなど、山小屋の膨大な情報を集約しているので、山行計画に役立つこと間違いなし!

小さくて家庭的な山小屋

白馬岳と唐松岳のちょうど中間点に位置する天狗山荘。小屋から唐松岳へ向かう場合は、後立山連峰のなかでも1、2を争う難関「不帰ノ嶮」が待ち構えている。そのため白馬岳から白馬三山を縦走し唐松へぬける場合は、白馬三山を通過した時点で時間が遅かったり、不帰ノ嶮で天候が崩れそうな場合は、天狗山荘で1泊するのがオススメだ。

小屋の前には「天狗池」という池があり、周辺はコマクサやウルップソウなど高山植物の宝庫でもある。

小屋のこだわりはなんといっても食事。名物「天狗鍋」はやさしいお味で疲れた体もあたたまる。立地上通過することも多いが、小さな小屋ならではの魅力がたっぷり詰まっている。なるほど、リピーターが多いというのもうなずける。

館内施設

自慢の「天狗文庫」

廊下には「天狗文庫」と名づけられた書棚があり、文庫がズラリ。部屋には持ち込み禁止だ。

小さな乾燥室

部屋は小さいが、中央に設置されたストーブで充分にあたためられるので、乾きが早い。

食堂ホール

食堂兼談話室。売店もこちらにある。木目調のあたたかな食堂は居心地がよく、夕食が終わったあともつい長居してしまう。

食事

朝食

焼き鮭、卵焼き、ハム、漬物、 食堂ホールのり、ご飯、味噌汁。どれもちょうどいいボリュームで山小屋のスタンダードな朝食。

夕食

天狗鍋をメインに焼魚、煮物類、サラダ、あたたかいそうめん、ご飯。どれも家庭的でやさしいお味です。

お土産・売店

売店には、お菓子類が多く、行動食の補給が可能。

お土産には天狗山荘オリジナルタオルが人気だ。

部屋

廊下を奥まで進むと、全室かいこ部屋の客室がある。各部屋にはカーテンがつけられているため、着替えのときなどに便利だ。

テント場

場所がら少しゴロゴロした岩が多いので、整地された場所を選んで設営しよう。

DATA
設営数:50張
利用料:1,000円/人
水場:小屋
トイレ:あり
地面:石
小屋からの時間:1分

夕食は名物「天狗鍋」

夕食には天狗山荘の名物、天狗鍋が。お魚のだしがでていて食べるとほっと落ち着く、家庭的なやさしいお味。

「天狗山荘(てんぐさんそう)」の基本情報

設備

テント場:あり
水場:あり
個室:なし
自炊室:あり
乾燥室:あり
お風呂:なし
生ビール:あり

営業期間

休業中のため要問合わせ

電話・電波

ドコモ:通話困難な場合が多い
au:通話困難な場合が多い
ソフトバンク:通話不可
公衆電話:なし

収容人数

200人

標高

2,730m

宿泊料金

1泊2食:9,800円~
素泊まり:6,800円~
お弁当:1,100円

連絡先

0261-75-3788
https://yamagoya.hakubakousha.com/

※2018年2月現在の情報です。営業時間や定休日などは変更となる場合がございますので、お出かけ前にご確認ください。

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PROFILE

PEAKS 編集部

PEAKS 編集部

装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。

PEAKS 編集部の記事一覧

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