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「蓼科山荘」日本山小屋完全ガイド

登山者にとって快適な山歩きを楽しむための心強い味方、山小屋。館内施設や食事、成り立ちや売店メニューなど、山小屋の膨大な情報を集約しているので、山行計画に役立つこと間違いなし!

スタミナばっちり手づくり料理

蓼科山の北北東に位置し、山頂から下って徒歩約30分の距離。ちょうど蓼科山と前掛山を結ぶ登山道と、御泉水自然園と天祥寺原を結ぶ登山道が十字に交差する、将軍平に建つ。要衝にある山荘では薪ストーブの周りで情報交換をしたり、談笑する人たちの笑顔に心もなごむ。

好評なのが食事。自家栽培した旬の野菜をはじめ長イモ、長野県産干し杏、魚沼産のコシヒカリなどを使った手作り料理。栄養価の高い長イモはスタミナ補給と滋養強壮の効果があるので疲れた登山客の身体にぴったり。朝食にはとろろご飯として提供、山登りの朝にもってこいの一品だ。味噌汁も手抜きなし。春に大豆と麹、塩だけで仕込んで熟成させた添加物なしの味噌を使い、椀に仕立てている。水場や風呂場はないが、ハイカーの体力保持を思う温かいもてなしは心に沁みる。

山小屋の定番、薪ストーブを設けており、対流熱でぽかぽかに。

入り日が流れる雲を微妙な色合いに染めていく。技術は日進月歩というけれどこんな色合いを造りだせるのは大自然だけ。

通常の大部屋が主。混雑する時期は譲り合いの精神で臨みたい。宿泊者限定でお湯を無料で分けてくれるので助かる。

女神の山とも呼び親しまれる蓼科山と山荘、太陽の輝きをモチーフにしたステンドグラス。小屋がパッと華やぐ。

「蓼科山荘(たてしなさんそう)」の基本情報

設備

テン場:なし
水場:なし
個室:あり
自炊室:なし
乾燥室:なし
お風呂:なし
生ビール:あり

営業期間

4月下旬〜11月上旬

電話・電波

ドコモ:良好
au:不安定
ソフトバンク:通話不可
公衆電話:なし

収容人数

50人

標高

2,350m

宿泊料金

1泊2食:7,500円
素泊まり:4,000円
お弁当:700円

連絡先

0266-76-5620
http://www7a.biglobe.ne.jp/~g-factory/tateshinalodge/yama.html

アクセス

蓼科牧場バス停から3時間。蓼科山から30分。

※2015年3月現在の情報です。営業時間や定休日などは変更となる場合がございますので、お出かけ前にご確認ください。

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PROFILE

PEAKS 編集部

PEAKS 編集部

装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。

PEAKS 編集部の記事一覧

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